HPO機密日誌

自己をならふといふは、自己をわするるなり。

インナーワールドの拡大とリアルワールドの爆発的縮約

タイトルだけアップして、そのまま爆睡。もはや、私にはブログを書く資格ないのかも。

大連に行った。

デジカメで写真を撮った記憶はあるのだが、ブログを探ってみても記録はでてこない。ということは、少なくとも2004年よりは前。中国に多少慣れていたように想うので、友好都市交流に携わっていた2000年よりは後のはず。写真がないのがすごく残念。確か、大連郊外の家具工場を見学に行ったのだと想う。その頃の大連は、泊まったホテル以外には高層ビルは数本しかなかった。駅から大和ホテルまで歩いてきたが、ほとんどは中国風の低層の建物しかなかった。

そう、百年前の街並みがそのまま残っている感じだった。

それが約十年で全く変わったというのは、驚愕以外のなにものでもない。

一方、日本でも東京など、一部の国土・経済ハブでは、特に東京駅周辺では顕著な再開発が行われた。しかし、その他の日本では市街地再開発がうまくいっているとこは、非常に希だ。そして、まもなく「爆発的縮約」が顕著になる。

人口減少とはいえ、まだ1億人以上の人がここでくらしている。実際、世帯数はまだ伸び続けているほどだ。経済活動も世界で指折りの規模と内容を誇っている。では、その活動はどこへ消えたのか?

街を歩き、電車で移動していると、圧倒的に多くの人が携帯をいじっている。ブログを始めた頃、携帯で話している人はたまにいても、無言でただただスマホと化した端末に向かっている姿はまだ希であった。リアルワールドで使い切れなかったエネルギーはインナーワールドに消費されているのではないだろうか?

2004年にはもっとこの電脳インターワールドがリアルを変えると想っていた。だが、まだ徴候すらないように想う。残念だ。

私のこのブログがそうであるように、本記事のClayの言葉を借りれば「夕食のテーブルの会話」のように少数のごく親しい仲間の間でお互いにお互いのブログで語りあうこじんまりしたブログ群を形成することになる。あるいは、この「メディア」となるブログと「会話的」なブログの間に、多くのブログが位置することになる。そして、ブログが普及し、ベキ法則が支配的に観察されるようになるにつれ、以前よりもアクセス、リンクなどが減っていく。

[書評] べき乗則、ウェブログ、そして、不公平さ: HPO:個人的な意見 ココログ版

ま、たいがいのことは私がもうこれだけ時間が経過しても変化しないと想ってあきらめたあたりから変わり始める。逆に言えば、一気にリアルと電脳インナーワールドの力が逆転する日が近いのかもしれない。