■
kiiteru
- アーティスト: toe
- 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
- 発売日: 2009/12/09
- メディア: CD
- 購入: 7人 クリック: 141回
- この商品を含むブログ (98件) を見る
yomu
- 作者: 河合隼雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1977/09/22
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 41回
- この商品を含むブログ (41件) を見る
- 作者: 向田邦子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1982/08
- メディア: ?
- この商品を含むブログ (1件) を見る
■
yonda
- 作者: 養老孟司
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2005/12/01
- メディア: 文庫
- クリック: 14回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
モノをバラバラに壊すことのはじまりは、「ことばを使う」ことである
(...)
名前をつけることは、どういうことか。ものを「切ること」である。「境」ができてしまうのである。「境ができる」ということは、いままで切れていなかったものが「切れる」ということである。
ほうほう。
養老氏の文章はとてもいい。
■
耳で考える ――脳は名曲を欲する (角川oneテーマ21 A 105)
- 作者: 養老孟司,久石譲
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: 新書
- 購入: 2人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
養老×久石
すごく面白くて一気に読んだ。
いよいよドイツ行かねばと思うようになる。
意識を失った人が意識を取り戻す時も最初に耳が回復する。声が聞こえて、次に目が開くんです。死ぬ時もたぶんそうです。(養)
名物に旨いものなし、というけれど、その土地で飲む地酒が一番美味しい。土地の雰囲気自体がこちらの感性を変えてしまうでしょ。
個人の感性、感覚というのは、場所を変えるとズレる。(養)
「頭がこうなっています」ということを説明するためには、同じ仲間の同じ種類のほかの個体を見ていくとどうなっているか、ほかの個体には当てはまることは何で、当てはまらないことは何かということを全部知っていないといけないんですよ。つまり、何が書くに値するかということがわかるまでには、相当の種類、数を見ていないといけない。それが一番ベースにある。
頭が〜の文章で思ったのは、これはうまく言えないけど、すごく大切なことで、なんというか、同じ感覚でものを見たい、というかなんかそういうのがある。
別の何かでこのことを考えた記憶があるがしかし忘却。
あとこれは大変面白い↓↓↓養老さんがいうからともて面白い。悪いけどスピリチュアル系の人から聞くのとは違う。
「ホイヘンスの振り子時計」
石の家の壁に向かい合わせて同じ種類の振り子時計を吊るしておくと、初めは振り子が別々に動いているんですが、やがて同期する。さまざまなノイズは互いに干渉し合ってゼロになるんだけど、規則的に動いている振り子の振動だけが伝わって、長い時間をかけて二つの振り子時計はまったく周期を同じくする。
(...)
別に同期しよう、同期しようとして生きているわけではなくても、一緒に暮らしていくことで同期せざるを得ない。
この本では、「いい音楽とは何か」ということにも突っ込んで話されていてインタレスティン。
■
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: 文庫
- 購入: 30人 クリック: 347回
- この商品を含むブログ (111件) を見る
これはもうほんとうにおもしろい。
「人間の欲望は本質的に他人の欲望を模倣するものです。」
■
昔の話。
Clammbon
今年6月、NHKホールでクラムボンを見た。友人がチケット争奪戦を勝ち抜いてくれたおかげだ。東京でクラムボンや銀杏のライブチケットを取るのは、宝くじに当たるみたいに大変なことだ。本当にラッキー。深謝。
とても心に残る一日となった。待ち合わせしたときから家路に着くまで細かく覚えていて、再生ボタンを押せばいつでも頭の中で映像が蘇る。それから11月にはまた沖縄で見ることができたクラムボン。こんなバンドが本当にあるんだと思った。私はどこか疑っていたところがあったけど、もう疑う余地が全くない。とにかく「かっこいい」。森ガールがこぞって聞きそうな音楽というイメージがあるかもしれないが、そういう先入観がある人はライブに行くとびっくりするんじゃないだろうか。とにかくかっこいいと思った。あと、HNKホールと小さなライブハウスでの音の違いを体験した。ヘッドフォンを買い替えた。
■
toe
3回目のtoeのライブ。
「ライブを体験した」という言葉を誰かのブログで見たけど、そうだと思う、あれは体験。生々しさ。
言葉にならないものを表現したくて音楽が生まれて、それをこうやってまた言葉に、とはこれいかに。だがしかし大袈裟だけど、奇跡だと思った。
突き抜けてきた感情に合う言葉探したら、"everything in its right place"だった。 無数の音がまさに今という瞬間に信じられない鳴りをしているように感じた。幾重にも重なる偶然。こんなこと有り得ない。奇跡と言わずしてなんといえるか。音と音が全く同じ場所に一斉にいる、というか、なんかなー!!!さぶい何書いてるんだろって思うけど消さん。どうしてもどうにかしてあの気持ちを表現したい。すごく何かを特別なものを感じた。
ヤマザキさんは前回同様「童貞のみなさんこんにちは」みたいなこと言ってた。clammbonファンがひいてるのが肌でわかったわ。
言葉というそんなまどろっこしいものを抜いて、直接体にしみこんでくるのもがある。生々しい迫力。
■
- アーティスト: 高木正勝
- 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
- 発売日: 2007/05/03
- メディア: CD
- 購入: 1人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (85件) を見る
アートワークもとても好きで、このジャケをカラーコピーしてcreat my タンブラーしている。
■
- アーティスト: world’s end girlfriend,サントラ
- 出版社/メーカー: Human Highway Records
- 発売日: 2009/09/25
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 77回
- この商品を含むブログ (77件) を見る
hold you in.
フーファイの曲でこんな歌詞があって、わたしはこれにうっとりしてしまうんだけど、空気人形の、あの、彼がおへそから入れてくれる空気でふくらんで生きていられるっていう、あの設定がものすごくものすごくうわあっと揺さぶられるものがあった。へそからってのがまたいい。彼に空気を入れてもらった日の翌日、、彼女はきらきらまぶしい外の世界をみて、風と息を吹きかけようとしてはっとしてやめる。彼の息だから。へそから吹き込まれる空気、、入れて、抜いて、入れて、抜いて。光に息を吹きかけようとして、はっとしてやめる。私はあのシーンがすごく好きだ。
ぺ・ドゥナがかわいさやそのまっちろな目で世界をとらえるかわいさが印象深い。
あの女の子は、血を見たことがなかったんだなー、なんということだろう。見たことがない、ただの赤いとろりとした液体が腹部から流れる。それを見てもなんとも思わない。家の窓からいつもとかわらない街並みを眺めるのといっしょ。わからないんだもの。うん。いやー、そういうことなんだけどとてもなにかざわざわする。
あんなかわいい女の子。あのかわいさといったら。もう。人形みたいだし人間みたいだし。手足も長くすらりとしていて、どこか現実離れしている、けど人間ぽさもある。大きな鼻、特徴的な鼻をしている。大きなくるりとした目、小さなくちびる。
みんなそれぞれの事情があって、その中で現実を生きている。そういう人が映画で見れると、まるで自分のことも知っていてくれるかもしれないという気になる。孤独じゃなくなる。心は、他者との関係の中にうまれる、ある、といったような話をしていた監督。物事を考えるのは脳みそで、脳みそは物質で、心は、なんだ。英語では心臓も心も同じheart.日本語は違う。
吐き出しすぎて疲れた。
久々に長くネットした。
読んでくれてありがとう。