和泉・猪方計画〜都道114号線探検part1〜

 前回の続きです。六郷用水跡を歩いた後、狛江市役所回りで田中橋に行きました。この間にも、暗渠と思われる路地が数か所ありましたが、なぜか写真を撮りませんでした・・・
 新道建設で忘れさられてしまいそうな都道114号線狛江地区を探検しました。インターネットで調べたところ、2012年3月に2つの新道が完成するそうです。建設中なのは今だけ!! しかも、明治時代初期の六郷用水の公式資料に描かれた分水がこの都道の一部になっています。

今回の地図です。

より大きな地図で 都道114号線 を表示





 この写真はみなさんご存知の田中橋の親柱。田中橋交差点(中和泉3-28)から始まります。新道の入り口は分かりやすいところにありますが、兎道区間の入り口は非常に分かりにくく、「何これ」と思わず言ってしまいそうな道でした。都道はこの裏にあります。

これでも天下の東京都道。一方通行、制限速度が20km、平日の7:30〜8:30まで歩行者天国です。ローカル臭が漂います。

曲がります。

 謎の鎌倉橋。これの正体は、田中橋の南の用水に鎌倉橋という橋が架かっていたと言います。狛江市のホームページ、語り継ぐむかしによれば、鎌倉道の伝承に基づいて名付けられたものであろうとしています。鎌倉道より抜粋。ひょっとしたら、この後特集する狛江分水(仮)のことかもしれません。字の書き方が逆なので戦前に造られたものと思われます。
 このとき、通りがかった初老の婦人に「なに、あの人…」みたいな視線を送られてしまいました。別に変なことはしていないのに…


九十九折りのようにグネグネしています。太陽のせいで見難くてすみません。

ぐねぐね。

天下の都道の証拠。

曲がり角 いつもの危険が 隠れてる

右手には畑が、左手には新興住宅が。

 しばらく直進し、左折します。桜並木の暗渠歩道があります。この時14:36分
この後も続きますが、狛江分水(仮)の区間と重なるので一緒に紹介します。

振り向くと、暗渠がありました。

覗き込むと、空堀が。

続きます。

導入 
第1回 都道114号線探検part1,part2  
第2回 狛江分水(仮)part1,part2
第3回 都道114号線新道
第4回 猪方の名無しの橋
第5回 町田川
第6回 町田川から野川へ