会計ソフト(青色申告版)の比較 第3回 会計詩青色申告 学研社
<第3回> 会計詩-青色申告
▽ 体験版取得時の個人情報の提供 → 一切なし。
▽ 定価 4,980円
0 仕 様
・ 不動産所得と事業所得が併用して処理できます。勿論、単独処理もOK。
・ 事業所設定なし、部門設定なし。
・ 青色申告に必要な基本的な帳簿はすべて網羅されています。
・ 固定資産台帳が実装されています。
・ 売上帳・仕入帳が実装されていません。
・ 掛元帳が実装されています。
但し、伝票の補助簿と言う程度で、取引を1件ごとに管理する本格的な元帳ではありません。
・ 手形記入帳が実装されていません。
・ 消費税関連の管理・帳票・申告書が実装されています。
・ 申込みにより新年度の決算書・確定申告書が入手できます。
1 導 入
導入ウイザード(案内に従って入力を促す仕組み)が用意されています。いきなりメニュー表
示では、何から入力すれば良いのか分かりませんが、ウイザードがあるので事前に登録して置く
べき銀行や顧客及び期首残高の情報が漏れなく設定できます。期首残高で表示される科目数が多
いので少し戸惑うかもしれません。無論、必要な科目だけ金額を入力すればよいのですが。
2 起 動
起動しても、弥生と異なり営業的なメッセージが執拗に表示されないところが良い。
3 メニュー
質問に答えるだけで自分専用のメニューを構築してくれるのが嬉しい。始めに遣るべき事と、
日常やること、決算時にやることがスッキリして分かりやすいメニュー画面が提供されます。
初心者にとっては非常に親切な設計だと思います。
4 初心者向けの入力
簡易の伝票入力画面が容易されています。 画面名:『簡易伝票入力』・『簡易伝票修正』
かなりフレンドリーです。実務の取引の流れが黒板(画面)に表示されており選択がしやすく
なっています。登録と同時に仕訳も表示されますので、簿記の勉強にもなります。また、伝票修
正までも仕訳を使わずに、取引ボタンなどの再選択で行えるので会計知識は全く不要といえます。
これは少し感動しました。従来のソフトは会計知識がいらないと誇張ばかりしていましたが、
一度登録した伝票を修正する際は、やはり仕訳を使わなければならず初心者向けとは言い難いも
のでした。さすが教育の学研社です。
5 HELP
操作中にヘルプをクリックすると作業中の画面に対応した説明が表示されます。登録・修正・
削除の手順が流れに沿って一つ一つアクション単位で書かれているので、初心者もヘルプ頼りで
操作を進めることができます。唯、丁寧すぎて少しシツコイ気がします。これは好き嫌いかもし
れませんが、できれば標準的な操作とその画面特有の操作を分けて解説してほしい。
6 伝票の起票
伝票NO・計上日・摘要欄・税区分・主科目・補助科目・金額など、通常どこにでもある構成
です。機能的にはどの会計ソフトを購入しても大差はありませんので、操作性をみていきます。
▽ 表示 切り替え操作により画面のサイズを変更できるようになっている。ここは自動化
してほしかった。尚、項目は弥生と同様で必要な項目だけの表示で見やすい。
▽ 入力 科目表示は驚いた。プルダウンではなくパレットと呼ばれる一覧表より選択でき
るようになっており、科目を探すのに行ったり来たりのスクロールがない。この
アイデアに特許がないなら是非拝借したい。
唯、EXCELのように項目を移動した際に空クリックが必要な場合があります。
▽ 修正 修正項目をクリックするだけで自在に修正可能。
▽ 特殊機能
『大福帳』と云う画面があり、これはもう従来の会計ソフトの概念を破壊したと
言っても過言ではありません。但し、監査のない青色申告ならではの機能です。
少々設定に手間がかかりますが、その後の伝票が金額入力だけで仕訳が自動的に
できていきます。小規模な商店なら一カ月分の伝票入力が1時間ぐらいで登録で
きてしまうでしょう。
7 仕訳の雛型
導入時から仕訳の雛型が殆どの伝票起票系・帳簿系の画面で使用できます。
引用できる仕訳パターンもかなり多く、初心者でも伝票起票系の画面が使えそうです。
しかし、この多さが逆に簿記の知識のあるユーザーにとっては鬱陶しい。事例の削除機能があ
ったのでガンガン削除してから使いました。
8 伝票の検索機能
月のバーやジャンプボタンなどが基本的に配置されており、さらに日だけの検索までありまし
た。これは経理実務を良く知っていると思いました。同一の取引は、毎月だいたい同じ日に発生
するものです。これまで日の指定で月跨ぎの検索がなかったこと自体が不思議です。
9 仕訳の互換性
仕訳は表示されている画面で修正したいもの。例えば、元帳を開いて一覧チェック中に、振替
伝票で入力した仕訳の間違いを発見したらその場で直し、チェック作業を継続できれば一番好ま
しい(元帳の場合の諸口は仕方がない)。このソフトにはその機能はありました。
10 補助簿
▽ 固定資産
固定資産全体の管理と減価償却資産の償却計算の機能があります。台帳から取得・売却等
を登録し自動仕訳をクリックすると仕訳が自動で作成されます。
しかし、自動仕訳を出力する際の必要項目の設定が随分と分かりづらい。始めは仕訳が出
力されないのでバグかと思いましたが、よくよくヘルプを読んでみると設定項目がたりない
と云うことに気づきました。必須項目はこれだけと言いつつ自動仕訳に必要な項目はこれも
では戸惑います。
唯、何回自動仕訳をクリックしてもソリマチや弥生のように、無限仕訳増殖にならないの
は良いでしょう。
▽ 仕入帳・売上帳・手形記入帳
実装されていません。
▽ 売掛元帳・買掛元帳
取引ごとの消し込みや一部入金及び出金など、債権の顛末を管理できるような仕様ではあ
りません。機能的には元帳と何ら変わりなく、出納帳のイメージで掛取引が入力できる程度
の補助簿です。
11 決算書
製品版のみについており、体験版にはついていないので、コメントできません。
12 決算書・申告書
製品版購入者だけに配布されますのでコメント出来ません。またサポート料は学研社のHPに
も記載がありませんので、不明です。
◇ 総合意見
かなり初心者向けです。これなら毎月の伝票起票だけなら税理士いらずで、出来そうです。
また、経験者も非常に変わった機能(パレット・大福帳・取引元帳)が多く、操作や検証の手
間が省けるソフトだと思います。
会計ソフト(青色申告版)の比較 第2回 みんなの青色申告 ソリマチ社
<第2回> みんなの青色申告
▽ 体験版取得時の個人情報の提供 → メールアドレス・氏名を通知しなければならない。
▽ 定価 9,800円
0 仕 様
・ 不動産所得と事業所得が併用して処理できます。勿論、単独処理もOK。
・ 事業所設定あり、部門設定あり。
・ 青色申告に必要な基本的な帳簿はすべて網羅されています。
・ 固定資産台帳が実装されています。
・ 売上帳・仕入帳が実装されていません。
・ 掛元帳が実装されています。
但し、伝票の補助簿と言う程度で、取引を1件ごとに管理する本格的な元帳で はありません。
・ 手形記入帳が実装されていません。
・ 消費税関連の管理・帳票・申告書が実装されています。
・ 申込みにより新年度の決算書・確定申告書が入手できます。
1 導 入
導入ウイザード(案内に従って入力を促す仕組み)はありません。かわりに「操作ナビ」によ
りはじめにすべきことを指示してくれます。一覧表から入力できるので、補助科目の登録や修正
も、弥生に比べてかなり入力はしやすい。
2 起 動
起動しても、弥生と異なり営業的なメッセージが執拗に表示されないところが良い。
3 メニュー
導入・帳簿・管理・集計・決算と経理の流れに合わせて画面が分類されており、すっきりとし
ていて、こちらが遣りたいことを探し易い構成になっています。また、日常で使用する画面につ
いて「操作ナビ」により誘導してくれるのも初心者にとっては親切な設計だと思います。
4 初心者向けの入力
簡易の伝票入力画面が容易されています。 画面名:『らくらく仕訳入力』
フレンドリーと言う点では弥生の方が上ですが、取引種類は10こに分類されていますので、
選択に悩むことがありませんし、ほぼ全取引が網羅されています。これならば決算まで、この画
面のみで伝票の起票ができます。
尚、不動産事業や製造業のための当該簡易入力機能も有しています。
5 HELP
操作中にヘルプをクリックしても作業中の画面に対応した説明が表示されず、ヘルプのメニュ
ーから必要な箇所をあれこれと捜さなくてはなりません。また、説明内容もこのブログのように
文章の羅列でかつ薄く、いくぶん不親切なヘルプと言えます。
登録・修正・削除の手順が流れに沿って一つ一つアクション単位で書かれていないのも弥生同
様で、初心者はヘルプ頼りで操作を進めることは無理でしょう。
6 伝票の起票
伝票NO・計上日・摘要欄・税区分・主科目・補助科目・金額など、通常どこにでもある構成
です。機能的にはどの会計ソフトを購入しても大差はありませんので、操作性をみていきます。
▽ 表示 機能性を追求した結果か、不要な項目が多過ぎて些か見づらい。また、個人事業
者は事業所(複数店舗の管理)は必要かもしれないが、部門までは必要なのか?
▽ 入力 キーボード入力とプルダウンによるクリック入力の切り替えがスムーズ。
項目の移動に空クリックが全く発生しない。よほど上手くプログラムを組んだの
でしょう。
▽ 修正 修正項目をクリックするだけで自在に修正可能。
7 仕訳の雛型
導入時から仕訳の雛型が引用できるのは振替伝票だけです。その他は自分で登録しなければ使
えません。日記帳・元帳なども引用する機能があります。
仕訳の分からない初心者に起票はハードルが高いと思いますが、仕訳をがりがり起票する会計
のプロには適しています。
初心者は正規の伝票入力系には手を出さず、「4初心者向けの入力」で解説した機能に徹するこ
とをお薦めします。
8 伝票の検索機能
月のバーやジャンプボタンなどが基本的に配置されており、さらに絞り込み検索や当日検索な
ど検索機能が充実しています。但し、弥生と違い連続した月の指定はできません。月の指定はあ
くまで単月のみです。
9 仕訳の互換性
仕訳は表示されている画面で修正したいもの。例えば、元帳を開いて一覧チェック中に、振替
伝票で入力した仕訳の間違いを発見したらその場で直し、チェック作業を継続できれば一番好ま
しい(元帳の場合の諸口は仕方がない)。このソフトにはその機能はなく、必ず仕訳を起票した画
面に戻って修正しなければなりません。オーダーメイドのソフトなら当たり前に実装している機
能です(経理承認以前のデータに対して)。非常に良いソフトなだけに残念です。
10 補助簿
▽ 固定資産
固定資産全体の管理はなく、減価償却資産に限り管理できます。台帳から取得・売却等を
登録し仕訳転送をクリックすると仕訳が自動で作成されます。唯、仕訳転送ボタンをクリッ
クするたびに無限に仕訳を作成していくので注意が必要です。
▽ 仕入帳・売上帳・手形記入帳
実装されていません。
▽ 売掛元帳・買掛元帳
取引ごとの消し込みや一部入金及び出金など、債権の顛末を管理できるような仕様ではあ
りません。機能的には元帳と何ら変わりなく、出納帳のイメージで掛取引が入力できる程度
の補助簿です。
11 決算書
決算書のP2・P3に記載する科目の内訳は、自分で集計しなければなりません。せっかく勘
定科目の補助科目として設定しても、転記は手作業となります。
12 決算書・申告書
次年度以降の決算書・申告書を入手するには、年会費6300円以上のサポート契約を結ぶ必
要があり、一度購入すると年間6300円以上の費用がかかります。唯、弥生の10000円よ
りは割安です。
毎年、税理士に納めている金額の一部だと思えば決して高い金額ではない、とも思うのですが。
判断はお任せします。
◇ 総合意見
弥生に比べかなり初心者向けです。これなら毎月の伝票起票だけなら税理士いらずで、出来そ
うです。
会計ソフト(青色申告版)の比較 第1回 やよいの青色申告 弥生社
はじめに
私はこれまで財務会計専門のSEとして、数多くのオーダーメイドの会計システムを立ち上げて
来ました。その知識を活かし、平等かつ中立の立場で市販の会計ソフトを評価していきたいと思い
ます。但し、悲しいかな予算がありませんので、体験版が無償で公開されているソフトを中心に取
扱います。
<第1回> やよいの青色申告
▽ 体験版取得時の個人情報の提供 → メールアドレスを通知しなければならない。
▽ 定価 10,500円
0 仕 様
・ 不動産所得と事業所得が併用して処理できます。勿論、単独処理もOK。
・ 事業所設定あり、部門設定なし。
・ 青色申告に必要な基本的な帳簿はすべて網羅されています。
・ 固定資産台帳が実装されています。
・ 売上帳・仕入帳が実装されていません。
・ 掛元帳が実装されています。
但し、伝票の補助簿と言う程度で、取引を1件ごとに管理する本格的な元帳ではありません。
・ 手形記入帳が実装されていません。
・ 消費税関連の管理・帳票・申告書が実装されています。
・ 申込みにより新年度の決算書・確定申告書が入手できます。
1 導 入
導入ウイザード(案内に従って入力を促す仕組み)が用意されています。いきなりメニュー表
示では、何から入力すれば良いのか分かりませんが、ウイザードがあるので事前に登録して置く
べき銀行や顧客及び期首残高の情報が漏れなく設定できます。ただ、些か入力しずらいかな。
2 起 動
起動すると、必ずユーザー登録を促す画面が、毎回執拗に表示されるのが鬱陶しいことです。
3 メニュー
決算の流れだけは、工夫された画面になっていますがその他のメニューは大括りの分類の下に
ボタンと名前が表示されていて一瞥して分かりにくい構成です。また、画面表示ボタンが分散さ
れており探すのに一苦労します。例えば、固定資産管理の表示ボタンがメニューには一切なく、
上部のツールバーの拡張機能の中に入っていたします。
会計知識がある程度なければ、どの画面から何を入力すれば良いのか戸惑います。初心者には
あまり親切ではありません。
4 初心者向けの入力
簡易の伝票入力画面が容易されています。 画面名:『簡単取引入力』
かなりフレンドリーな画面になっており、伝票起票に必要な計上日・摘要・取引内容・金額の
入力が分かりやすく配置されています。ただ、取引種類が4つしかなく、これでは8割ぐらいの
伝票しか処理できません。例えば科目間の振替や決算整理仕訳の入力には対応していません。も
っとも、この画面を使用するユーザーが起票できる仕訳ではないのですが。
尚、不動産事業や製造業のための当該簡易入力機能は皆無です。通常の伝票入力から起票する
ことになります。
5 HELP
操作中にヘルプをクリックすると作業中の画面に対応した説明が表示されます。厳密には、そ
の画面の系統に属するヘルプです。例えば「入力伝票」ならば、伝票系のヘルプとして説明され、
「入力伝票」に特化した説明ではありません。ですから、ある程度このソフトに慣れないと使い
こなすことができません。
登録・修正・削除の手順が流れに沿って一つ一つアクション単位で書かれていないので、初心
者はヘルプ頼りで操作を進めることは無理でしょう。
6 伝票の起票
伝票NO・計上日・摘要欄・税区分・主科目・補助科目・金額など、通常どこにでもある構成
です。機能的にはどの会計ソフトを購入しても大差はありませんので、操作性をみていきます。
▽ 表示 スッキリとして非常に見やすい。
唯、摘要欄が行末にあるので、手書きの帳簿に慣れた人には違和感があるかもし
れません。
▽ 入力 キーボード入力とプルダウンによるクリック入力の切り替えがスムーズ。
唯、EXCELのように項目を移動した際に空クリックが必要な場合があります。
▽ 修正 修正項目をクリックするだけで自在に修正可能。
7 仕訳の雛型
導入時から仕訳の雛型が引用できるのは振替伝票だけです。入金・出金伝票は自分で登録しな
ければ使えません。日記帳・元帳などは始めから引用する機能がありません。
仕訳の分からない初心者に起票はハードルが高いと思いますが、仕訳をがりがり起票する会計
のプロには適しています。
初心者は正規の伝票入力系には手を出さず、「4初心者向けの入力」で解説した機能に徹するこ
とをお薦めします。
8 伝票の検索機能
月のバーやジャンプボタンなどが基本的に配置されており、さらに絞り込み検索や当日検索な
ど検索機能が充実しています。
9 仕訳の互換性
仕訳は表示されている画面で修正したいもの。例えば、元帳を開いて一覧チェック中に、振替
伝票で入力した仕訳の間違いを発見したらその場で直し、チェック作業を継続できれば一番好ま
しい(元帳の場合の諸口は仕方がない)。このソフトにはその機能はなく、必ず仕訳を起票した画
面に戻って修正しなければなりません。オーダーメイドのソフトなら当たり前に実装している機
能です(経理承認以前のデータに対して)。概ね良いソフトなだけに残念です。
10 補助簿
▽ 固定資産
台帳から取得・売却等を登録しても仕訳は自動的に作成されず、あらためて伝票は別に起
票しなければなりません。また、減価償却の仕訳は当該ボタンをクリックするたびに無限に
仕訳を作成していくので注意が必要です。
▽ 仕入帳・売上帳・手形記入帳
実装されていません。
▽ 売掛元帳・買掛元帳
取引ごとの消し込みや一部入金及び出金など、債権の顛末を管理できるような仕様ではあ
りません。機能的には元帳と何ら変わりなく、出納帳のイメージで掛取引が入力できる程度
の補助簿です。
11 決算書
決算書のP2・P3に記載する科目の内訳は、自分で集計しなければなりません。せっかく勘
定科目の補助科目として設定しても、転記は手作業となります。
また、不動産所得と事業所得の貸借科目を分離して設定しても分けて表示する機能はなく、税
務署が推奨するよに「所得単位で貸借科目をわけるように」には対応していません。
12 決算書・申告書
次年度以降の決算書・申告書を入手するには、年会費10000円以上のサポート契約を結ぶ
必要があり、一度購入すると年間10000円以上の費用がかかります。
毎年、税理士に納めている金額の一部だと思えば決して高い金額ではない、とも思うのですが。
判断はお任せします。
◇ 総合意見
初心者向けと言うより、会計知識のある人向けのソフトです。税理士さんが使用するには好評
でしょう。 税理士費用を軽減するために伝票入力だけでもと考えている方は、「4初心者向け
の入力」に徹してこのソフトを使用すれば、ある程度の伝票は起票できるでしょう。
初心者で、できれば決算書まで作成したいとお考えの方は、契約社員程度の事業なら何とかで
きるかもしれませんが、売買や製造取引がある事業では苦しいのではと思います。
やよいの青色申告11
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