青春ゾンビ

ポップカルチャーととんかつ

ポップマエストロ RAG FAIR


RAG FAIRを覚えていますか。ハモネプブームを牽引していたコーラスグループ。まったく関心を抱いていなかったのですが、ふとTVで流れる「あさってはSunday」を聴いて、すっかり心を射抜かれてしまった。彼らは実に優れたポップグループなのだ。

デビューシングル「ラブラブなカップル フリフリでチュー」もタイトルに騙されるなかれ。恋することの多幸感を歌わせることに関しては、土屋礼央小沢健二の後継者と言ってしまっていい。

また、メンバー5人のホモソーシャル感、弾けたソウル風歌謡は嵐に先駆けていると言えなくもない。


その作曲能力は過小評価され過ぎている。能地祐子だけが、「化ければ、筒美恭平や大滝鋭一に連なる作曲センスの持ち主のはず」と褒めていたらしい。最近リリースされた曲もいい。

アカペラグループみたいな縛りかはとうに開放されて色々音を入れてアッパーソウルなポップソングを歌っている。思いっきりジャクソン5RAG FAIR!再びチャートに戻ってきてくれ。