次はヒロミツ&タケシじゃあ!どこにおるんじゃあ!

痺れるほどカッコイイ男ってヤツにひっさしぶりに会えたぜっ!

福本ファンの二次創作サイトを巡っていて、管理人さんがたまたま石川賢のファンでもあった関係でイラストや漫画をUPしてあったんだけど、これがめちゃくちゃ良いのよ!もう漢気全開でどえらい破天荒キャラでそれでもってキュンキュン萌える!これはもう読むしかないでしょってことで、石川先生の名前を知ってから半月の間に買いあさったコミック32冊。のめりこみ過ぎ。いやでもあの魅力は絶対癖になるって!もー極道兵器おもしろ過ぎだって!将造カッコ良過ぎだって!ズルイわーほんと。

極道兵器 3 (SPコミックス)

極道兵器 3 (SPコミックス)

でもYOUTUBEは必要。

最近、調べ物をするのにネットを使う人が増えていて、本などの資料を紐解く能力の低下が心配されているのだとか。


確かに、ウィキペディアやグーグルを使えば大抵の調べ物は事足りるし何より簡単だ。


例えば、「麻雀」について調べるとする。文書で調べようとすると、まずどこからとっかかりを見つければいいのかさっそく悩むことになる。ギャンブル関連の書籍か。ゲームとしてとらえるべきか。「麻雀」の何を調べたいかによっても、選ぶ書籍は分かれる。ルール遊び方を知りたいのか。その戦法か。麻雀小説か。現在の麻雀業界についてか、実際に遊べる雀荘の情報か。知りたい情報を明確にしないと、たどり着けない。それも、なかなか一発ツモとはいかないのが常だ。あちらの本こちらの文献と拾い集めなくてはならない。


ところがネットでは、検索窓に「麻雀」クリック。これだけ。これだけで、家に居ながら簡単に膨大な量の資料を閲覧することができる。(しかもタダ!)そりゃ使うなっていうほうが無理だよね。同じ答えにたどり着くのなら簡単便利な方がいいに決まってる。


決まってるんだけど、ねえ。
なかなか素直にうなずけないのも本音な訳で。遠回りも空振りも、それはそれで悪くないんじゃないの、と年寄り臭くもつぶやきたくなるんすよ。ええこの年にもなるとね。


確かに、本っていうのは玉石混合、むしろクソみたいな(失礼)本のが多いと思う。扇情的な煽り文句ばかしで中身なんてぺらんぺらんの薄っぺらい本とか、にかく泣けます、みたいな、すっかり目標を見誤ってる勘違い本とか、一度売れたらどれだけクオリティ下がろうと出し続けるシリーズ本とか、ひどいやつ、いっぱいある。


でも、でもね、だからこそ本当に素晴らしい1冊に巡り合えた時の喜びは何物にも代えがたい大きな感動となって心に残るわけですよ。ありふれた言葉かも知れないけど、ね。


それに本探しにもスキルってのがあって、経験値がモノをいう。最初のうちはジャケ買いも外ればかしでむきーってなること多しだけどそのうち、ふっとわかるようになる。あ、この本、面白そうなニオイがするって。お気に入りの作家ができればしめたもの、あとは芋づる式にズルズルと...。


そんなして集めた「お気に入り人」、私の中でのランク付が3段階ありまして。

Aランク:新作が出たら即買う。

Bランク:文庫が出たら即買う。

Cランク:古本屋で見たら即買う。


この3段階。そして、Aランクの作家は同時にB、Cの条件を満たし、Bランクの作家はCの条件も満たす、という具合。そしてもちろん、このランク付は小説だけでなくマンガにもあてはまる。むしろマンガの方がよりシビアかも知れない。入れ替わり激しいし。


そしてそして、現在Cランクでありながら私の心をがっちり掴んで離さない、トンガリアゴの憎い奴。今更ながらの赤丸急上昇中であります。

目指せAランク。もうすぐ命日。

京都に行きたくなる人もあり

恋の予感。


もともと、言葉を美しく使える人に強い憧れを抱く傾向にあるのだ。
美しい言葉は、それだけでわたしの心を揺さぶり目を潤ませる。


かつては、田辺聖子さんの小説に出てくる、炊き立てご飯のような
あたたかな言葉にはらはらと感動の涙を落し、
このような人にきっとなる、決してみだりにはやり言葉など駆使して
安っぽい受け狙いの会話に終始する大人にだけはなるまいぞと
こころに誓ったはずなのに。


人は安きに流れる。悲しいことに。


使わない言葉は忘れられていきます。
聞いたことのない言葉をちゃんと受け止めるのは至難の技。

でも、美しい言葉には力があります。
決して力ずくではない、静かな力が。
そして、誰でも、その美しさを感じることができます。
誰でもきっと。

そして、魅せられた言葉と、その使い手に
心を寄せてゆくのです。フォーリンラーヴ。


勉強になるのにおもしろいって、すごい。

あー、ずいぶんごぶさたしてしまいました。

さて、最近のマイブームはなんと麻雀。
いいですねえ、おもしろいですねえ麻雀。

麻雀強い人って、本当に賢く見えます。
だって、考える時間短すぎでしょあれ。
それでなくても回転遅くて長考気味の私。
フリー雀荘なんて怖くて行けません。

でもいつか、いつの日にか一度でいいから
行ってみたい雀荘があるんですよねえ。

そう、この方の店。

私もこんなシショー欲しいです。

夏場は大変そうだけど

下妻物語」を先に読んでいたのですでに下地はできていたものの、
こんなにすっかりやられてまうとは。うーん。

街で見かけるロリータファッションの女の子達は、
好奇の視線をものともせず、みんな真直ぐ前をみて歩いている。
・・・ような気がする。この本を読んだあとは特に。

思いを伝えること。
伝わる、伝わらないが大切なんじゃない。
伝え続けることが大事なのだ。
そして、心は必ず何かを感じることができる。
だからこそ、自分の心に嘘をついてはいけないのだ。

お洋服に対する愛。
自分の感性に対する信頼。
そしてそれを表現する勇気。
どれをとっても今の自分にはないものだなあ。

批判するのは簡単だけど、それじゃ何も生まれない。
理解は出来ないまでも認め合うことはできるはずだよね。
桃子とイチゴのように。


[rakuten:book:12012161:detail]


同時収録の「ハネ」がまた、良いのだ。
最初、「ロリヰタ」の後日譚と思い込んでいたため
のっけから彼らの悲しい未来を想像して号泣する用意完了。
実際には全然別のお話だったのだけれどね。

もっと、彼の作品を読みたくなりました。

友よ!

心の動き、それも激しい動揺だけでなく
ちょっとした心情の変化や、なんとなく、という程度の心の移ろいを
とても丁寧に描く人だなと思う。
それがとても心地よくて、ああもっと読み続けたいなあと思うのに
夢中でページを繰ってあっという間に読み終えてしまう。
読書というのは本当に、贅沢なものだなあ。


村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)

村田エフェンディ滞土録 (角川文庫)


「家守綺譚」の水底のような静けさと比べると、こちらは随分とにぎやかだ。
さまざまな匂いがあり、音がある。
街の喧騒と埃の匂い。珍しい果実や初めて味わう異国の料理の味。
いろんな国の人間がそれぞれの言葉で語るそれぞれの国の暮らし。


雑多な物や雑多な人々と一緒に暮らすうちに、少しずつ
自分や周りの人間に変化が現れる。
迎合したり服従したりするのではなく、お互いを認め合う変化。
相手のことを大事に思い、尊重する気持ち。そして
同じように自分自身を大事にする気持ち。矜持。


久しぶりに、「あらまほしい」という言葉が浮かんだ。
日本人の、あらまほしい姿。
私自身もこうありたい、と心から思った。

弱さを知る。弱さと知る。

いきつけのBarで、いつもの酒を頼む。
いつもと変わらぬうまい酒を、いつもおんなじ顔のマスターが
いつものように目の前に置いてくれる。
長いながい時間のあとで、やっと私が手にした場所。
それも、いつなくしてしまうかも知れない危うい蜃気楼のようなオアシスだ。

適度な酒、というのができない。
なぜ記憶をなくすまで飲み続けるのか、自分でもどうしてもわからない。
それほど酒に強い訳でもないのに勢いで飲み続けるうちに、体のほうが先に音を上げてしまう。
胃の中に何もない状態になっても吐き気がおさまらず、涙を流しながら胃液を吐く。
どの店でいつまで飲んでいたのか、ちゃんと代金を払ったのかもわからぬまま
気がつけば自分の部屋の天井を見上げている。どうやって家にたどり着いたのか思い出せない。
ああ、またやってしまった。
途切れ途切れの記憶から昨夕の己の姿を探る時の、絶望的な気分。
それでもまた日は暮れて、限りない一杯との時間が始まる。

なぜ、と思う。
こんなにつらい思いをしてまで、なぜ飲んでしまうんだろう。
酒を飲む理由は人それぞれ違う。

旨いから。
気分が良くなるから。
楽しい気分を盛り上げたいから。
つらいから。
寂しいから。
いやなことを忘れたいから。
それぞれの理由があって、人はみな酒を飲む。

けれど、そうでない人もいる。
ただ、飲む。あれば飲む。なくても探して飲む。
飲んで飲んで飲んで、まだ飲む。
自分をなくし、周りをなくし、世界をなくしても、飲み続ける。

何がそんなに苦しいのか。何があなたを苦しめているのか。
自分が、自分を取り巻く世界がどんな風にその目に映っているのか、感じているのか。
それはいつか終わりがくるのか。

もう一度、あたたかく心地よい自分の居場所に、たどり着くことができたのか。
もう誰も彼に聞くことはできない。

けれど、この本の帯にもあるようにきっと、幸せであったろうと思う。
幸せであって欲しいのだね、皆きっと、ね。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。