Hatena::ブログ(Diary)

Dark Side Cave このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012/03/21/Wed どうしても長文を書きたくなったら このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

結局ここなのか。

ずーっとTwitterにいたよ。2009年からずっと。

でもちょっと、お笑いについて書いてたら長くなったので

こっちに書いておこうと思う。Twitterからの移植。

昨日のヒリヒリさせてよ発言もそうだし、死んだ目×有吉トーキングを垣間見せてもらって思ったんだけど、やっぱ私はお笑いには緊張感が必要だと思ってるんだな。ぬるい予定調和なんかいらないんだよ。

必要としている人もいるだろうからぬるいバラエティの存在までは否定しない。でも私は見ないし、見ても感想らしい感想は出ない。

「笑い=緊張の緩和」説を採る枝雀チルドレンとして思うのは、緊張度が高いほど、落差の笑いも大きいってこと。緊張の質が高いほど、笑いの質も高いってこと。

バカ見て笑うのではなく、脳がピチピチ跳ねるような笑い。想像力に翼が生えるような笑い。頭に「!」が浮かぶ笑い。私が求めているのはこれ。

(バカ笑いも嫌いじゃないけども)(時々でいいよね)(いつもバカだと食傷する)

千鳥大悟的な、暴力的に客と演者の間に緊張感を強いる方法を「緊張感」と言うわけではない。(それはそれで一つの方法ではあるが、であれば、落差としての「緩和」部分は子供みたいな下ネタじゃダメだ)

緊張感を高めるということは、客の期待を高めるということで、それは自らハードルを上げるということなんだし。上がったハードルを軽々飛び越えて見せてこそ芸人。そこが芸人のかっこ良さ。

(システムとして上質な緊張感を包含していたM-1を、だから私は惜しむ者なのです)

有吉は、ぬるい関係性やお約束を壊すトリックスター。距離感の魔術師。客観視の鬼。期待を高めて上げたハードルを時に軽々飛び越え、時に華麗にぶち壊す。

彼がスパイスにならないと味が締まらないし、逆にそういうだらしないところまでテレビは来ちゃってたってことなんだと思う。

予定調和ぶちこわし勢力。フロントマンとしては、有吉と、あとロンブー淳。淳はフロントマンでありフィクサーな感じもする。政治家にはならないで欲しい。

ちなみに、ぶちこわし組に見えるザキヤマさんは、どちらかというと「お約束」の文脈の中にいる人だと思う。爆発力が凄いという意味で有吉と並べ評されがちだけど、比べるタイプじゃない。

そんな有吉が愛しているのが、予定調和の権化、予定調和流の名取みたいな完成された所作を持つダチョウ倶楽部っていうところが面白いわ。

自分に無いところを持つ誰かに憧れ、好きになりすぎたら、好きになりすぎるか憎むしかない。有吉がダチョウ倶楽部を憎んでない(というよりあふれすぎる愛)のを見てると、やっぱ有吉は愛の人だと思う。

頭のおかしい愛だから、たぶん常人には受け止められないと思うけど。

そういう有吉の、ああ見えて実はいい人…に見えてその奥は…でも実は…、っていう洞窟みたいなところが好きだ。虚無を見ているような真っ黒の目をする時が好きだ。捉えたと思ったら残像でした。みたいな。

こんな人リアルで好きになったらえらい目に遭うと思う。気をつけよう。私は闇に惹かれる。

You don't know the power of the dark side...

結論。裏とか闇とか緊張感とかの無い笑いは、ただの反射としての笑いだ。スカーンと何も残らない「ただの笑い」も私は愛してるけど、今TVで見たいのは、心をひっかくような、脳を揺らすような笑いなのです。

番宣、接待、お約束。

通販、ステマ、タイアップ。

まるでただの営業ツール。

目的と手段が入れ替わってない?

ぬるいテレビには飽き飽きなんだ。

でも、自浄作用はまだあると信じたいんだ。

いくらネットにどっぷり浸かっていても、

テレビと決別していたた時期があっても、

私は結局テレビっ子なのです。

2009/06/30/Tue ヱヴァ:破 (ネタバレ) このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

序はねえ、何も期待していなかったの。

ていうか公開もよくわかんないうちにされてたの。

だから結局DVDで見た。


破は昨日レイトショーで観てきました。

最近映画はレイトか水曜日(レディースデー1000円)にしか

行ってなくて、レイト=ガラガラでのんびり、なイメージだったんだけど

いえいえ、混んでました。私のレイト史上いちばん混んでたような。


↓ここからネタバレです。気をつけてくださいませ!↓




































エヴァの感想を書こうと思ったら、自分のエヴァに対するスタンスが

必要になってくる気がして仕方がない。

私が最初にテレビシリーズを観たのは学生のころ。

本放送じゃなくて、多分96年の年末に一挙放送をやってたときだと思う。

それから映画版(シト新生)を観て、97年にあのEOEを観た。

なんじゃこりゃ!って思ってもう1回観た。

その後「同じ映画を劇場で二度以上観る」ことが

それほど特別じゃなくなっていった私だけれど、

そんなことをしたのは生まれて初めてのことだった。

あれからもう12年ですって。

私はあんまり成長してないなー。

でも、エヴァは成長してた。



「他者と分かり合おうとするレイ」(心の機微とか苦手だったじゃん!)

「他者を受け入れようとするアスカ」(孤高のオレ様が高じて病んだのに?)

もそうなんだけど、私が一番びっくりしたのはシンジ。

自分を持っているシンジ?


相変わらず逃げるし(じゃないとシンジじゃない!)、

父親ともぶつかるんだけど、なんつーか、少し大人になってるというか、

以前より意志が鮮明になってるというか。


あれ?あれあれ?なんかちょっとカッコよく見えるんですけど。

かつてあんなにイラッとさせられたシンジに?

EOEなんかホント正味気持ち悪いコイツと思ったシンジが?

と、ほんのり感じながら見てたんだけど、

使徒に取り込まれたレイに向かって

ATフィールドの壁を破りながら「来い!」と叫ぶシンジを見たとき確信に変った。

こいつ、やっぱりカッコよくなってるわ…。


「来い!」ですよ?「来い!」なんて言うキャラだった?

以前のキミなら「来てよ!(どうして来てくれないんだ!)」じゃない?

そんで誰も来てくれなくて泣きべそかいたりしなかった?

シンちゃん…大人になって…。



TV版やEOEに至る映画版の、とんでもなく負のパワーに満ちてて

思春期のニオイ(Smells Like Teen Spirit)がぷんぷんしてて

生と性と死がごたまぜになって、

思わず二度見するほどのバッドエンドで終わり散らかしたあの感じ、

あの感じもキライじゃなかった。

「みんな死んじゃえ!!」が、呪いと同時に祝福だった。あの感じ。

全ての命が、全ての個が、LCLの海と一体になり溶けていく…あの感じ…。



それがどうです!

今回は。



どうした庵野。やっぱりそうなの?

きちんと恋愛して、きちんと結婚して、真人間になったというの?

全て許して受け入れてくれる、ダメなボクが頼れる

唯一の母としてのレイ(ユイ)も、

大人の男(加持)とイチャイチャしくさったあげく

ダメ出しをしてくる叩くべきビッチ(脳内敵)としてのアスカも、

フツーに「個」に戻してあげれたの?

そうして、シンジは大人になれたの?



正統派アニメな感じ。

でもそれも決してイヤじゃない。

すくすくと、エヴァ。



次回作が楽しみです。





あ、ひとつだけ「あ〜あ」っていう演出があった。

使途に侵食された三号機と初号機が戦うシーンに

「今日の日はさようなら」がカブるのはどうかな〜。

私は好きじゃないな〜。


戦争やテロなんかの酸鼻を極める映像に、

たとえば「What a Wonderful World」みたいな人生賛歌を

のっける逆説的な演出は、うまく使えばカッコいいんだけど、

鼻に付くとほんと鼻につく。

今回は鼻についた。

ていうか、「あの曲」を使ってくださいよう〜あのシーンは!

あのカッコよくも怖い曲をよ〜!

そんで咆えさせてよ〜。


でも、最後の「翼をください」はアリだと思った。

シーン自体がオリジナルだからかな。

EOEの最後にかかった曲(Komm,susser Tod)と、曲の展開が似ていた。

わざとかな。

「翼をください」のシーンは、EOEで言うところの

人類補完計画発動で、みんながベチャッと吹っ飛んだ

あのシーンに相当すると、音楽は示唆しているのでしょうか。




そんなことを思ったので、ウチに帰ってから、

iTunesに入れることもしていなかった

「Komm,susser Tod」のシングルCD(持ってるんですよな〜)を

探して聞きました。


原詩は庵野氏↓。これはこれでいい。EOEの救いの無さが良く出ていて。

中二暗黒時代真っ只中な感じがして。


 不安なの。

 不安なの。

 みんなに嫌われるのが、怖い。

 自分が傷つくのが、怖い。

 でも、ヒトを傷つけるのが、もっと怖い。

 でも、傷つけてしまう。

 好きなヒトを傷つけてしまう。

 だから、ヒトを好きにならない。

 だから、自分を傷つけるの。


 嫌いだから。

 だいっキライだから。


 好きになっては、いけないの。

 だから、自分を傷つける。


 優しさはとても残酷

 心を委ねたら、私は壊れてしまう

 心が触れ合えば、あの人は傷つく


 だから、私は壊れるしかない

 無へと還るしかない


 無へと還ろう

 無へと還ろう

 それは、優しさに満ち満ちたところ

 そこは、真実の痛みのないところ

 心の揺らぎのないところ


 無へと還ろう

 無へと還ろう

 無へと還ろう

 無へと還ろう




でもそれはまた別の話。







次回作が楽しみです。

ありかわありかわ 2011/06/11 02:49 はじめまして。
ブログ、昔から楽しみにチェックしていたのですが、もう全然書かれていないんですね。
停滞し続ける自分の毎日と違い、どこへでも自由に行ってしまいそうで読んでいてとても楽しかったです。
また気が向いたら、お願いしまーす。

2008/09/25/Thu 飛び出す絵本はとっくに予約済みだぜ!

[]パコと魔法の絵本 2冊目 パコと魔法の絵本 2冊目を含むブックマーク パコと魔法の絵本 2冊目のブックマークコメント

仕事がらみのとある人の下の名前がじゅんぺーだったので 「パコを見に行きなさいな」と、会ったこともないのに、そして何故急にそんなことを言い出すのかという理由も言わずに勧めてみた。そしたら今日のメールの追伸に「久々に痛快な映画を見ました」と。私がパコを見れ!と言った理由もわかってくれた模様。ふふふ、皆パコを見るのだ〜。そして笑い、そして泣くがいい!

小学生くらいのころ、母親がベタなドラマで泣くのが不思議だった。「こんなつくり話でなに泣いてんの?」って思ってた。中学くらいになったら今度は、恥ずかしくて親の前でなんか泣けなかった。でも、今はわかるなーベタに泣いてしまう気持ち。何かでも読んだけど、年をとると涙もろくなるのは、経験を蓄積するからなんだそうだ。経験の分、共感できる範囲が広がってしまうのだ。役者に気持ちを重ねやすくなるのだ。そんでいろんな心の動きをうっかり拾ってしまって、涙腺がゆるむんだって。わかるなーそれ。年とっちゃったなー私。


そして今日、2回目のパコ行ってきた。1回目は娘づれのオヤジが隣の席で鼻をぐずぐずにしてたけど、今回は5歳くらいの女児が斜め後ろで号泣……。劇中劇のラスト近くから、すすり泣きなんてもんじゃない、ふええええ、って声あげてずっと泣いてた。

ちびのくせに感受性高いわね!って思いながらも、静かなシーンとかで彼女の「ふええええ」が響いて集中できずに困ったわw すごくいい、切ない、静か〜な泣きのシーンでね、映画見て「うぅ」っていうのと、その子の泣くのがうっとおしくも可愛いのとで、泣き笑いになっちゃいましたわ。それでもぼろぼろだったけど。2度目なのに。知ってるのに。

客電ついてからその子見つけたら、泣きはらした顔して、でも笑ってた。お母さんに「いっぱい泣いちゃったねー」って言われてた。

ああ、いい映画だなあ、って思ったんですよ。

彼女は大きくなってもこの映画のこと覚えてるんだろうな、きっと。

2008/09/01/Mon せぷてんばぁ 1年で一番好きな月がやってきた

[]すべての悲劇は、他人にとっては喜劇である すべての悲劇は、他人にとっては喜劇であるを含むブックマーク すべての悲劇は、他人にとっては喜劇であるのブックマークコメント

って言ったの誰だっけ。こういう感じのアフォリズムなかったっけ。チャップリン? はちょっと違う? まあいいや。

壮絶な人生を送った(送っている)人はすべからく作家になるべきだと最近思った。もちろん作家すべてがへヴィな生きざまを送る必要はないけれど、へヴィに生きる、または生きるのがへヴィな人すべてに文才があれば、世界はもっといびつな美しさを増すだろうに。

2008/08/28/Thu SW DMC SATC

[]『スターウォーズ 〜クローンの攻撃』『デトロイト・メタル・シティ』and more 『スターウォーズ 〜クローンの攻撃』『デトロイト・メタル・シティ』and moreを含むブックマーク 『スターウォーズ 〜クローンの攻撃』『デトロイト・メタル・シティ』and moreのブックマークコメント

さて水曜日。水曜日は映画をなるべく見る日。今日は『デトロイト・メタル・シティ』(以下DMC)と『スターウォーズ 〜クローンの攻撃』(以下SW)を二本立てで観てまいりました。

SWね。あのね、我々オールドファンをなめとんかと。どんだけSWが金になるんかと。ルーカスったらんもう! まずね、配給がワーナー。この時点でダメ。20世紀FOXの「ドラジャッタ!ドラジャッタ!ドゥールルルルジャッタ!」ってスネアドラムそして華麗なるファンファーレから始まらないとSWっぽくないのですよう! そして例の素晴らしいメインテーマも微妙にアレンジされてて、「あのSW」じゃないのよう!ジョン・ウィリアムスよ!主よ!!喜びよ!!

ほんでね、ストーリーもね、なんかタイムボカンみたいなの。壮大なスペースオペラじゃないの。「ドロンボーが悪だくみした」ってレベルの争いなの。スケール小さいの。ジャバ・ザ・ハットもただの親バカなの。バカなの。宇宙の犯罪王のくせに!! ドゥークー伯爵もさ、オメーはノーブルでしょ。ブルーブラッドでしょ。そんな小さな男じゃないでしょ!なんでボヤッキーなのさ!

んで、オールドファン的視点。C3POだけは、絶対オリジナルキャストなのですね、やっぱSWシリーズ唯一の統一キャラなんですね。今回も声だけでも。誰だっけ、あの、あのスーツアクター。あの人が意地でも声アテんのね。カウントドゥークーもオリジナルアクターでした。クリストファー・リーが声アテてました。Over80のおじいちゃんなのにね。そこらへんは評価したい! そこに関してはブラボー! あと、新しいパダワンちゃんの剣術が「座頭市」だったのも私としてはアリでした。でもやっぱ、悪だくみのレベルがドロンボーorショッカーなんだよなぁ…。ああ。


気を取り直してDMC。これは原作漫画が大好きなんだけど、ほんともう原作のオモシロさを忠実になぞってくれてました。バカバカしくて、私はこういうの大好き! 何よりも、松雪泰子のキレっぷりがステキ。あの美貌で「そんなんじゃ濡れねえんだよ!!」「ファック!!!」って言いまくってました。なるほどそれでPG12なのか。松ケンもイイ。クラウザーさんになりきってた(シャウト声は冠徹弥だけども)。あとね、大倉孝二(DMC信者役)がイイ。この人好きですわやっぱ。『ピンポン』のアクマ以来好きかもです。同い年です。


あとはねえ、映画はねえ、『セックス・アンド・ザ・シティ』(以下SATC)と『パコと魔法の絵本』(PME)と『少年メリケンサック』(SMS)が早く観たい!!! 『20世紀少年』(NSS)は次点。「アレの映画化」っていうのと、3部作ってところがどうも…ね。とにかく、来週はSATC観ます絶対。本日のTOHOシネマズではあっという間に完売になってて、やっぱ皆待ってたんだなーって、ちょっとジーンとしました。会いたいよサマンサに!(はすっぱでビッチなくせに思いのほか情が深い、サマンサが一番すき)