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真面目に作れ。
只今(pm25:00)帰宅。ヤケクソという名の執念で更新します。とは言え、何の準備もしてないので、いつもの如く、読み貯めた「マリみて」のレビューでお茶を濁させて下さい。
『妹オーディション』
マリア様がみてる 20 妹(スール)オーディション (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/04/01
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最大のイベント学園祭も終了し、平穏退屈な日々の戻ってきた山百合会。11月に入っても、妹を作る気配の無い由乃・祐巳に痺れを切らした紅薔薇さまは、由乃が戯れに提案した「妹オーディション」を山百合会と一般生徒の交流の名目で開催する。由乃は江利子さまとの賭けに勝てるのか?そして、可南子の降りた祐巳の妹候補に新しい人材は登場するのか?
妹オーディション自体は退屈かつ救いの無い展開でしたが、蔦子×笙子(事実上)・真美×日出実・由乃×菜々(予定)の三組の姉妹誕生の顛末は非常に美しく心躍る展開です。美味しいとこどりが一番いい楽しみ方ではないでしょうか。ついでに、久しぶりに揃い踏みの旧三薔薇もいい味出してます。
『イン ライブラリー』
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/12/25
- メディア: 文庫
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「静かなる夜のまぼろし」
「もう、答えは出ているんじゃないの?」by「佐藤聖」
ずっと憧れていた白薔薇さま。誰も妹にはしないと信じていたのに、何故あの人の傍には藤堂志摩子がいるのだろう。こんなことなら、あの時勇気を出して想いを告げればよかった。捨てきれぬ想いを胸に彼女蟹名静は決意する。ロサ・カニーナとして、山百合会の敵として、佐藤聖の前に立つことを。そう自分の存在を彼女の胸に刻み込むために。
ロサ・カニーナ誕生秘話。告白もしないままド派手な失恋喰らった静さまの煩悶が非常に印象的な一編。自分も似た経験をした事があるので、身につまされます。
「ジョアナ」
この人は何を言っているのかしらby松平瞳子
ささいなことで演劇部の先輩と衝突し、部を出奔した瞳子。彼女の前に祐巳が現れ、帰参を勧める。不器用な彼女の説得に瞳子の心はかき乱され。
こっそり珍しい瞳子視点のショートショート。後知恵で見れば、これこそが瞳子が祐巳に心惹かれる契機になった事件なのではないでしょうか。
「チョコレートコート」
「やっぱり、やさしい性格で、素直な子がいいわ。それでいて、連れていてちょっと鼻が高いくらいの可愛い容姿。」by花苗
心密かに想っていた相手にようやく告白してOKをもらえた後で、人違いだと気付いてしまった挙句、本当の想い人と再会し、しかも、その相手も自分を憎からず思っていた悲劇。
どろどろ恋愛劇。背筋の凍りそうになる救いのない結末にあなたは耐えられるか。
「桜組伝説」
すみません。読み飛ばしました。
「図書館の本」
「所詮、我らは十把一絡げの一ファン。ファンの強みはね、いつでも別のスターに鞍替えできるという点なの。」by安美
憧れの上級生さーこさま、手の届くはずのない高嶺の花と偶然お近づきになれたみき。一つだけお願いを聞いてくれると言うさーこさまにみきが願ったのは・・・
祐巳×祥子の親子二代に亙る因縁。キャラが薄いのは短編の宿命ですが、ほのぼのしたいい話です。
『薔薇のミルフィーユ』
マリア様がみてる 21 薔薇のミルフィーユ (コバルト文庫)
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/07/01
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『未来の白地図』
- 作者: 今野緒雪,ひびき玲音
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