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himascoのアニメ備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2011-08-24

「ゆるゆり」は多段式ヒットアニメである

嬉しいことにゆるゆりが人気らしいので、俺もなんで人気になったのか少し考えてみた
後半は多段式ヒットアニメについて

まずはゆるゆりが人気な理由を考えてるブログ記事を引用すると、

 ゆるゆりが“来る”と感じられた理由は、これはもうこれまでの蓄積による総合判断と言うほかないのだが、敢えてそれを言語化して列記すると、例えば以下が挙げられるだろう。

  • キャラクター原画の良さ
  • 作画の丁寧さ
  • キャラクター・ダイバーシティの適切さ
  • 各キャラクターの設定のうまさ
  • 適切な声優の起用

 『ゆるゆり』は、似たような日常系ジャンルのヒット作である『けいおん』や『らき☆すた』との対比で、その特徴を語られてもよい。すると、上記のポイントは、『けいおん』や『らき☆すた』が等しく備えていた特徴でもあることに気づくだろう。
「ゆるゆり」ここに来てようやくブレイクの予感 - エリート・ノベルゲーマーの憂鬱より

こんな感じに理由は5つ挙げられてる
でもなんだか根本は少し違う気がするんだよね


さっきの記事のどこに疑問を持ったかというと、「ゆるゆり」と「けいおん」、「らき☆すた」を「似たような日常系ジャンル」で括る所
これはもう感覚的な話だけど、ゆるゆりは恐らく「日常系」じゃない
正確に言えば、ゆるゆり」は日常系かもしれないが、「がちゆり」は日常系じゃない

今期放送中の「がちゆり」では百合同士の恋愛要素が間違いなく話の主軸で、恋愛要素は「みなみけ」の何倍も濃い
けいおん」や「らき☆すた」が百合要素を一部だけ見せて二次創作に後を任せたのに対し、「がちゆり」はそのタイトル通り完全百合アニメなんだよね


でも新手のものとはいえ、ただの日常系っぽい百合アニメじゃここまでの人気は出ない
そこで注目されたのが\アッカリーン/のインパクトだ
1話当時では空気キャラネタを初っ端から使うことに違和感を覚えた人も多かったようだが、
公式は徹底して\アッカリーン/推し(※「あかり推し」とは似て非なるものである)を続けて、
それにつられて各地のアニメショップや、絵師など二次創作をする人達は皆、\アッカリーン/ネタを多用した
これが「ゆるゆり」の一段階目でのヒットである

そして二段階目のヒットは、もちろん5話、「あかりとかミンミンゼミとかなく頃に」のラストだ
あの話で「ゆるゆり」が「がちゆり」に進化したことは言うまでもないだろう
「あかりは犠牲になったのだ・・・」は、あかりがゆるゆり人気の犠牲になったことを的確に表した、的を射まくってる表現なのである


最近の人気なアニメには、段階を分けてヒットが出る、いわば「多段式ヒットアニメ」が多い
例えば「まどか」は、QBのあくどさやそのセリフ、そして3話でのマミが一段階目のヒットを生み、視聴者が集まった所でさやかが発狂して、終盤は息を飲むような展開が続いた
「あの花」は、そもそもノイタミナであることや「あなる」が一段階目だった 二段階目は女装ゆきあつ
「虎兎」だって当てはめようと思えば当てはめられる 企業のロゴが出てきて「なんぞこれwww」が一段階目で、BL人気によるヒットが二段階目だ

これは、これもまたゆるゆり人気について言及している他ブログの記事、コピペブログと人気アニメの密接な関係にも繋がる部分は大きい
一段階目で人を集め、二段階目の人気を拡散するのに、コピペブログの影響が大きいのは確かである


抽象化してまとめると、
一段階目のネタ→2ちゃんねる等で話題に→コピペブログで紹介、拡散→二段階目のネタ→話題に→拡散→…
が、最近の人気アニメの辿ってきた道だ

ネタの広がるアニメよりも、普通に面白いアニメが人気になって欲しいなぁと思うのは、神ドや猫神が好きな俺だけじゃないはず
でもゆるゆりが人気なのはとても嬉しいことなので、今は、ゆっりゆららららゆるゆり大事件!!!!!!!!!!!1

chekisorachekisora 2011/08/26 16:18 はじめまして。

多段式ヒットアニメという概念は面白いと思います。
読んでて一つ付け加えるなら「サブキャラの魅力」を中盤で掘り下げる意味合いもあるのではないかと。
「まどか」におけるマミさんやさやか、「あの花」におけるゆきあつですね。

ゆるゆり5話は「レイプ目あかりん」が引き合いにされますが、同時に「がちゆりちなつ」のキャラ付けにもなってるんじゃないかと思うのです。
あかりんを牽引役としていて、実際にあかりんはすごく可愛らしい女の子として描かれてますしね。
ただその辺の「あかりん以外の関係性」をどこまで持っていけるのかが、ゆるゆりの長期的ヒットに繋がるんじゃないかとも思ってます。

こうして見ると最初に主人公を描いて、そこからサブキャラの魅力を掘り下げていくのが「多段式ヒットアニメ」ではないかと思います。
神ドは僕も好きなんですが、「日々乃のおっぱい」「詩緒の可愛い顔芸」は1話からずっと続いていて変化が無いのが難しい所なのかも。詩緒は可愛くて好きなんですけどね。

himascohimasco 2011/08/26 18:07 >chekisoraさん

はじめまして
興味深いコメントありがとうございます

はじめに、恐らくchekisoraさんの言うのは、「私(himasco)の定義する多段式ヒットアニメ」ではありません
その考え方でいくと、「虎兎」のヒットはまた別の傾向にあると言えてしまいますからね
タイガーもバニーも回が進むにつれてサブキャラ以上に掘り下げられています
主人公が牽引しているというより、主人公もサブキャラも事件に巻き込まれている印象を受けますから、あなたの定義には当てはまりません

ですが、最近ヒットしたアニメが「サブキャラの魅力」を掘り下げた物が多いという意見それ自体には大いに同意します
「神ドは周りのキャラの魅力の掘り下げが少ないから人気が出にくい」という意見と受け取りましたが、それは全くその通りだと思います


ここからは私の意見となりますが
私はそのようなアニメの人気が出ないのはとても勿体ないと思います
確かに神ドの「日々乃のおっぱい」「詩緒の可愛い顔芸」は1話からずっと続いていますが、アニメ本来の面白さはそことは全く別の所にあります
どちらかと言えば神ドは、「主人公やサブキャラが変わって行く」ではなく、根っことしては「どのキャラクターも、村や都会といった舞台も、何も変われない」という話だと思います
神ドのようなシリアスなアニメでは「日々乃のおっぱい」は息抜きのようなもので、ストーリーに深く関わりません(キャラのエロさや可愛さが伏線になっていたら困る)

「日々乃のおっぱい」だけで他の燃料が無く、そのせいで人気が出ないという分析には、大多数の人がキャラクターの細かな心情や世界観に注目せずにアニメを観ていることが現れていると思います
それはアニメ業界にとっても、視聴者にとっても、とても勿体ないと思うのです

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