ラジオ番組The Connection終了に見る米国の保守化

本ブログで何度も触れているThe Connectionという米国のラジオ番組は2005年8月に唐突に終了してしまった。長く続き、また聴取者も多い番組だった。気に入った番組だったので残念に思っていたのだが、終了の経緯を調べてはいなかった。
調べてみたら、番組のパーソナリティであるディック・ゴードン氏が新聞に投稿した意見記事が見つかった。まったく突然の番組終了であることが分かる。ほぼ間違いなく保守化が著しい政治の圧力が加わったのであろう。
この番組は聴取者参加もある討論番組である。体制側の出演者が対抗勢力側の出演者にやりこめられる場面を何度も聞いた。しかし私には偏向とはまったく無縁に思えた。双方の指導的立場にある人物が登場しディック・ゴードン氏の司会やコメントは公正なものだった。
この番組が終了に追い込まれたことは私にとっては米国の保守化の非常に分かりやすい事例となった。