INSTINCT MACHINEGUN

ポケモン好きのサンガサポ。夫はセレッソサポのパンダ氏。ゆるすぎる観戦記やら旅行記やら。

「ジャンケットバンク」電子書籍のストア別購入特典まとめ(2023/8/18追記あり)

気づけば1年ぶりのブログ更新!

 

最近、田中一行先生の「ジャンケットバンク」という漫画にハマっているのですが、どうやらこの漫画、巻によっては電子書籍を購入すると、購入ストア限定のおまけイラストがついているらしいということを知りました。

 

え、そんなんおまけイラスト全部見たいんだが??

 

・・・と思ったものの、どのストアのどの巻におまけがついてるのか、という情報がまとまっているものを見つけることができず(すでにあったらすみません)、自分で田中先生のTwitterを遡ったりして調べました。

同じように将来、「おまけイラストがついてる電子書籍全部買いたいけどどこにあるのかわからないオタク」の人が現れるかもしれないので、ここに情報をまとめておきます。

抜けとかあったらすみません。というかむしろ教えてほしい。買うから!!

 

※12巻発売時点の情報です。

(2023/8/18更新)

 

・ebookjapan
 2巻、3巻、4巻、9巻

 

・コミックシーモア
 2巻、3巻、4巻

 

・LINEマンガ
 3巻

 

・マンガボックス

 5巻

 

・DMM
 9巻

 

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(2023/8/18追記)

12巻は紙版の帯にアクリルスタンドプレゼント企画がついており、アクスタ用の描き下ろしイラストが以下の電子ストアでの12巻購入特典になっています。

 

LINEマンガ:真経津晨

ebookjapan:獅子神敬一

DMMブックス:村雨礼二

BOOK★WALKER:叶黎明

 

イラストサンプルが以下のヤンジャン編集部公式Twitter(X)で見れます↓

https://twitter.com/young_jump/status/1692197574634303693?t=Ra4zHF-kY8xv3H38B2wygA&s=19

 

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同じ巻でもストアによって異なるイラストがついています。

たいてい巻の一番最後のページ(裏表紙よりさらに後のページ)にあります。

(裏表紙より前にあるイラストは、どの巻にもついている通常のおまけイラストです。)

 

さっそく全部買いましたが、いわゆる「お礼イラスト」のような感じの一枚絵です。

でも、真経津さんだけなのかな?と思ってたら意外とそうではなかったので、売上にもつながりますし、金銭的余裕がある人はぜひ購入してみてください。

私も普段は紙の本派だけど、今回人生で初めて電子書籍買ったよ!

 

とりあえず、獅子神さんのオタクは今すぐebookjapanで9巻買って!!

今すぐ!!!後悔はさせないから!!!!!

ロッキーホラーショー大阪初日を観に行った話@森ノ宮ピロティホール

今更ですが1月にロッキーホラーショーの大阪初日に行ってきました。

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内容が何書いてもネタバレになるんじゃないか!?って感じだったので、無事に千秋楽を迎えたこのタイミングで観劇レポを載せます。
(つまり千秋楽に初日の感想のせてるという状況)

 

ロッキーホラーショー、元々は神奈川公演からスタートのはずだったんですが、コロナで神奈川全公演と、大阪初日がまさかの中止になり、私がチケットを買っていた1月21日の公演が全体の初日になるという展開に。
しかも昼公演だったのが夜開催になった!
元々有休とって行くつもりだったけど、夜公演になったので旦那さんに娘のお迎え&お世話をお願いして行くことに。
夜にひとりで遠出するなんて娘が生まれてから初めてだった。
観劇そのものも3年ぶりくらいで、コロナ禍になってからは初めて。

 

座席はまさかの最後列だったんですが、チケット完売で立ち見も出てるはずなのに後方はけっこう空席ありました。
やっぱりコロナで自粛した人とか、開演時間変わって来れなくなった人も多いみたい。

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ロッキーホラーショーは初めてなので、とりあえず様子見ということでグッズはパンフレットだけ買いました。
これがカレンダーにもなる仕様で豪華でよかった。

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音の出るグッズ使ってる人はやっぱり前の方の席に多かったなぁ。

 

そして開演。「感染対策に余念がないぞセブン」(バックダンサーの方々)による前説が始まる。
てか前説があるミュージカルってなんなんだw
途中、前回公演に出演されてたソニンちゃんと中村倫也さんのナレーションが入ってびっくりした!まさかのサプライズである。
そして「健全な変態」というパワーワードが生まれていた。
途中で撮影タイムがあって、「感染対策に余念がないぞセブン」の皆さんを手持ちのカメラで撮影できるんだけど、前知識なくて知らんかったからすでにスマホの電源を落としてしまってて間に合わなかった……つらい……。
「タイムワープ」の振付のレクチャーもあって、その後はコール&レスポンス(※ただし今回は声は出せない)で幕が上がるという、冷静に振り返るとこの時点ですでにだいぶ異色の出だしであった。

 

今回観劇にきた目的の8割くらいが「人生で一度くらい生のROLLYを見てみたい」だったんだけど、幕が完全に上がる前、バンドメンバーがシルエットで映るんだけど、その立ち姿だけで「ROLLYだ!!」ってなってめちゃくちゃテンション上がった。
ステージの上段でバンドメンバーが生演奏して、下段でお芝居が繰り広げられるので、上と下どっち見たらいいかわからなくなった。てか最初の方ずっと上段見ててお芝居あまり見てなくてすみませんw

 

あとけっこう前半の方で「タイムワープ」が出てくるので、まだこの作品の世界に入りきれてないときに立ち上がって踊る感じになってしまって、ちょっと不完全燃焼だった。
いや、逆にこのタイミングでみんなで踊っとくからこそ、この先の物語に入りやすくなるのかもしれない。

 

以下、役者さんに対する雑多な感想。

 

ブラッド役の小池徹平くん相変わらずかわいかった。この可愛らしさがあるからこそ後半でフランクの世界に染まっていく過程が最高なんだよなぁ……。

 

昆夏美さんも一度生で観劇してみたいとずっと思ってたのでよかった。てかよくこんな作品に出演してくれたなw
下着姿になるシーンの「貧乳万歳!」には笑った。前回ジャネット演じたソニンちゃん、おっぱい大きかったもんね……w

 

ISSAがすごく声高くてびっくりした。でもよく考えるとDA PUMPは声高かった。ISSAをなんだと思ってたんだ自分w

 

マジェンダとコロンビア、最初はどっちをどっちの役者さん(フランク莉奈さんと峯岸みなみさん)が演じてるのかわからなかったんだけど、コロンビアが途中でフランクから「また坊主にするわよ!!」って言われててやっとどっちかわかったw
てか峯岸みなみさん、すごいアニメ声だったんだけど元から?それとも声作ってるのかな?

 

フランク役の古田新太さんはもう、さすがとしか言いようがなかった。本当にこれで卒業してしまうん?もったいなさすぎる……!

 

ところでフランクが出てきたあたりで、ROLLYがスッとギター置いてどこかに消えたのでなんだろうと思ってたんだけど、フランクが人造人間ロッキーをみんなにお披露目する場面で登場したロッキーがまさかの!ROLLYであった!!

 

元々ロッキー役でキャスティングされてるのは武田真治さんで、ここでのROLLY登場はたぶん今回公演最大のサプライズなんだと思うけど、初見ということもあって私はよく理解できなくて「コロナの影響で役者さん足りなくなって、役をスライドしたのかな」と真剣に思っていたw
冒頭で武田真治さんがサックス奏者役で出演してたので、武田真治さんはロッキー役降りたんだと途中までガチで信じていたw
ロッキー役なのでROLLYは当然のことながらパンイチ(正しくはブーツも履いてる)で、上半身裸での登場。
なにこれ??ROLLYがギター弾いたり歌ってる姿を見れたらいいなと思って軽い気持ちで来たのに、なぜかROLLYの乳首まで拝めたんだが???(混乱)
そしてフランクからは「ガリガリのおじいちゃんの裸」と散々な言われ方しててワロタw

 

最後、筋トレしたロッキー(ROLLY)が武田真治さんのムキムキロッキーと入れ替わったところで、やっとこれは代役ではなくそういう演出だったんだと理解した(笑)
てかさすが武田真治さん……筋肉体操すげえ!!!という感想しか出てこないムキムキぶり。前回公演でなんでロッキーやらなかったんだ?ってレベルである。
途中で「(ROLLYに比べて)背が縮んだ?」ってイジられてたし、前回はロッキーにしては身長が足りないのが問題だったのか……?それを今回は筋肉が上回ってキャスティングされたのかなぁ。

 

ROLLYは他にも、岡本健一さんがスコット博士になった後はナレーターの代役を務めたりと、いろいろ見所があってよかった。

 

物語は後半になるにつれボルテージが上がるというか、エロもドラッグもSFもごった煮にして、どんどんB級っぽさが増していく。
突然の宇宙人展開に「なんなん?www」ってなったし宇宙人の服装が絶妙にダサくて笑った(たぶんわざと絶妙にダサくしている)
あとこの作品に足りないB級要素ってサメくらいじゃないのかなぁ。

 

後半も武田真治さんがいい味を出していた。
去年コロナから回復した1日後にインフルになって、その日の都内の感染者7名だった話とかマジで面白かったし、ベッドシーンで腰振りながらサックス吹いてる人初めて見たわwwww
フランク(古田新太さん)をお姫様抱っこする場面もよかった……!さすが筋肉体操である。さすがに重いらしく「すみません」って途中で下ろす演出もよかった。

 

あとフランクがショーで突然「紅白の小林幸子か!??」って感じの大がかりな衣装で登場したの笑った。カオスが極まってた。

 

最後の方、光線銃のシーンは音の出るグッズあったら楽しかっただろうなーと思った。てか前回公演では光線銃のペンライト売ってたんだよね……なにそれ絶対に楽しいやつやん……。
踊ったりとか、作品のB級ノリとかあらゆるものに対する照れとか戸惑いがようやく取っ払われたころに舞台が終わってしまうのでちょっと寂しかった。
終わり方も最後に向けて盛り下がっていくというか、しんみりした感じだしね……。

 

なので最後にカーテンコールがあってめちゃくちゃよかったなと思った。
カテコは終始ノリノリな感じで、本編最後のしんみりさを吹き飛ばして思う存分楽しめて非常に最高であった。
岡本健一さんが以前演じていたリフラフの格好で出てきて、ISSAと合わせてリフラフが2人になるサプライズも!!
アンコールでもう悔いはないくらいバンドの演奏にノリノリになれて、照れが消えうせた状態で思う存分「タイムワープ」を踊れて本当によかった。

 

アンコールでタイムワープ踊ってるとき、なんだか突然「あぁ、コロナ禍だけどこの作品を見に来れて本当によかった。今日上演してもらって本当に幸せだった。こんなに楽しい気持ちになったの久しぶりだ」という思いが溢れて、涙がどんどんこみあげてきた。気づけばタイムワープ踊りながら号泣している変な人になっていた。でも本当に、言葉にできないくらい楽しくて感動して感極まった。本当に幸せな時間だった。


まじでDVD化してほしいけど、「オミクロン株と尾身会長」とか、渡部の多目的トイレの話とかきわどいネタも多かったのでたぶん無理やろなw


いやーしかし完全にロキホラ沼にハマったし、次は野外フェス好きな旦那さんも絶対に連れてきたいと思った!絶対ハマる!!
観劇して1か月くらい経つのにいまだにロキホラ動画見てしまう。
古田さん卒業してしまうの本当に残念だけど、また再演されるなら絶対観に行きたいです。

ヨドコウスタジアムのキッズプレイルームを利用してみた

2年ぶり?のブログ更新ですがサンガではなくセレッソのことを書きます(笑)

 

うちは夫がセレサポなので、この前セレッソvs名古屋の試合を観に行ったのですが、問題は「サッカー観戦は好きだけど集中力が90分もたない」という4歳のうちの娘。
サンガスタジアムに行ってもハーフタイム頃に必ず「(かめきたサンガ広場の)公園に行きたい」とごね始めて離脱するのですが(夫が公園に連れてってくれて私一人が観戦する感じになる)、長居でも同じ現象が起きるのでは!? という懸念がありました。

そんなとき、ヨドコウスタジアムには冷暖房完備のキッズルーム(毎試合限定10組)があると知り、娘にぴったりじゃん!とチケットを購入。
(※有料なのでチケットが必要です。当日受付も3組限定であるようですが。)

しかし実際に行く前にネット上の口コミを探してみたのですが、あまり見当たらなかったので自分で書いてみることにしました。

ちなみに、通常の座席チケットを購入していないとキッズルームを利用できません。
(試合中ずっとキッズルームにいるつもりでも、です。)

また、今回はホーム側サポーターということでキッズルームを利用させてもらいましたが、アウェイサポが利用できるかは不明です。

 

キッズルームの概要はこんな感じ↓

www.cerezo.jp

 

料金は土日は1組1000円です。平日開催だったり、セレッソのファンクラブ会員だと割引があるみたいです。

室内に常駐のスタッフさんはおらず、入口外の廊下にセレッソのボランティアスタッフ?さんが座っているのみです。(たまにこの方が換気しに来たりする。)
なので子どもは自己責任で見る必要があります。

 

入口で靴を脱いで入場。
中はほぼ公式サイトに載っているイメージ図どおりなのですが、壁にセレッソの装飾が描かれています。

まずは入ってすぐの部屋。

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この部屋ともう一部屋が短い廊下でつながっています。

こちらにあるのは、滑り台、大量のクッション(なぜかECC)、スポンジブロック、英語パズル、壁のクライミングポールです。床は人工芝。

DAZNで試合が見れるようになっていますが、よく止まるうえに2分近く遅れてました(笑)

写真には写ってませんが、空気清浄機みたいなのも置いてありました。

コロナの影響でドアが開け放たれてるのでちょっと寒かった。

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↑英字パズルはこんなの。

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↑クライミング。けっこうポール同士の幅があって小さい子には難しい。年中年長くらいにならないと一人では無理かも。
(ちゃんと娘にピンクの服を着せてあげてる私えらい)

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陽キャなクッション。

 

そして廊下の先には大きな窓のある部屋があります。

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この部屋からはこんな感じで試合の様子が見られます。

窓から陽の光がさしてポカポカでした。

写真には写っていませんが、セレッソのホームページのとおり、人工芝の坂の上に座って試合を観戦できる感じです。ちなみに窓の外側の両サイドは車いす用のスペースになってました。

しかし、ここにじっと座って試合を見ている子はほとんどいませんでした(笑)
そりゃそうだ。じっと試合見とけるならそもそもキッズルームに来てないよ!w

セレママたちは子どもたちをあの手この手で窓際に連れてこようと必死だった。

 

ホームページのイメージ図と違って、この部屋にはブロックはないです。代わりにビーズクッションで出来たぬいぐるみがたくさんいた。

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バナナも2匹(2本?)いてけっこう人気だった。

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他には、イメージ図にもある謎のポール(台座に乗ってくるくる回れる)がありました。

あと、壁に英語ポスターが貼ってあったのと、水でお絵描きできるボードがありました。

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娘は前半途中からキッズルームにきて、試合そっちのけで遊びまくっていました(笑)

客層はやっぱりセレッソ大好きそうなお母さんが多かった。子どももユニ着てる(というか年齢的に着せられてる)子が多かったなぁ。でも「サッカー全然興味ないけどついてきたおじいちゃん」みたいな人もいました。

 

あとキッズルーム内にトイレがあったのがよかった。

公式サイトのイメージ図に、部屋と部屋の間にドアのついた謎の空間があると思いますが、あそこがトイレになっています。

ただ、大人用トイレしかありません。

この部屋は元々貴賓室だったのを改造したそうで、おそらく貴賓室のトイレがそのまま設置されている感じです。便座がやけに豪華(笑)

あと手洗いからお湯も出ます。すごい。

でもトイレのタンクの水がたまりにくいようで、流れにくいのが大変だった。ここは改修してほしいな・・・。

あと子供用の補助便座があったらいいんじゃないかと思ったけど、貴賓室仕様で便座が特殊な形状をしているので、補助便座置けなさそうな気もしました。

ちなみに授乳室、おむつ替え室はいったん外に出た廊下の向かい側にあります。

 

ということで今シーズンは終わってしまいましたが、来シーズン、誰かの参考になれば幸いです。

我が家もまた利用したいな~と思ってます!

J1でセレッソと対戦できるの楽しみだ~

2019年J2第41節 京都サンガ × ジェフ千葉@西京極ラストゲーム

サンガにも在籍した佐藤勇人が引退すると聞いて、当時のゲーフラ持参で出産後初めて(約2年半ぶりに)西京極に試合を観に行った!

出産前しばらくはSB民だったんだけど、ゲーフラ持参だし昔のようにゴール裏に行こうと思い立って、たぶん9年ぶり?くらいにサポシへ行きました。
サポシが今の場所(塔がある側)になってから初めてである。
 
ということでこのブログも久々に更新だー!!
「俺も行きたかったわ」と言いつつ快く送り出してくれた夫(セレサポ)と、私が出かけるのが嫌で「ママー!」と泣きながらも最後は機嫌を直して「きをつけてね❤」と2歳児とは思えない気遣いで送り出してくれた娘に感謝である。
勇人がサンガにいたころはまさか将来セレサポと結婚して娘が生まれているなんて思いもしなかったよ私

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午前中に娘の保育園イベントがあったから、けっこうギリギリでキックオフ15分前に西京極駅に着いたんだけど、これはスタグルを予習したのが完全に無駄になったかと思いつつフレンズスクエア通ったら、ちょうど和菓子屋の萬屋琳宨さんに誰も並んでなかったので、ダッシュで和菓子を買った!

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茶団子とさつまいも大福!
どっちもおいしかったけど、特にさつまいも大福がおいしくて、さつまいも好きにはたまらなかった。
袋も紫のに入れてくれたよ!
 
その後、いつもの勢いでauゲートに行ったらそこからはゴール裏入れなくて迷子になりました。選手入場間に合わないかとおもた。

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ここ2年くらいだぞーんの試合中継すらろくに見れてなかったので、正直選手も誰が何番なのやらという感じだったし、そんな状態でゴール裏に突入するのは自分でも無謀かと思ったけど、昔取った杵柄とやらでなんとかなった。
ゴール裏上段に向けて「京都慕情」の歌詞を出してくれてたのがすごくありがたかった!メロディはわかるけど歌詞全然覚えてなかったので、めちゃくちゃ助かりました(ただみんなのタオマフで半分くらい見えなかったw)
 
いやーでも久々にゴール裏で観戦したけど、やっぱり楽しいなーと思った。
まず生で試合観戦するのって中継とはやっぱり全然違う。中継の方が圧倒的に見やすいのに、臨場感がそれを上回っている。
ゴール裏だとその臨場感や一体感がさらに増すのでほんといいな……と思った。みんなで肩組んで飛び跳ねたりとか、忘れていた感覚を思い出したという感じ。
仙頭のゴール決まったときに全然知らない人たちとハイタッチしたの楽しかった
 
ただめちゃくちゃしんどくて、自分の体力と筋力の低下を痛感した……!これが……約10年の歳月……!!
帰宅後も疲れすぎて寝落ちしてしまったので、もうゴール裏は体力的に無理かも……と思ったりもした……
(自分ひとりなら帰宅後倒れててもいいけど、今は娘の世話があるしね)
 
あと改修されて綺麗になった西京極のトイレにも行けて感動した。異世界かと思った

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試合はどうなるかと思ったけど、無事に勝てて最終節につなぐことができてよかったー。
そして最後に佐藤勇人がサンガのゴール裏に挨拶に来てくれた!しかもトラメガで喋った!
退団した時のビジョン騒動とか、「あきらめない勇気」でサンガについて書いてたことももちろん知ってたので、試合後も挨拶来るかどうかわからないなぁと思ってただけに、嬉しすぎて泣いてしまった。
まさか自分が泣くなんて思ってなかったから自分でもびっくりした…。10年前の自分に戻った感じだった。

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ラスト西京極の夕日。
本当に今日の西京極ラストゲーム行けてよかったなぁ。
最後はゴール裏みんなで「西京極!ありがとう!!」と叫んで終了しました。

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最後に勇人が挨拶に来た時に掲げてた、当時のゲーフラ
勇人本当におつかれさま!

そして西京極ありがとう!!

亀岡にはぜひ娘も連れて行きたいです

「ワンワンといっしょ! 夢のキャラクター大集合」大阪公演2019へ行ってきた

2019年2月9日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市中央体育館)で行われた「ワンワンといっしょ! 夢のキャラクター大集合」というNHKのイベントへ行ってきたので感想を書こうと思います。

思いっきりネタバレしているので、明日行く予定の人や横浜公演へ行く人は注意してください。

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私たちが行ったのは1回目の10:30の回。

私と夫、1歳半の娘で行きました。行きの電車はちびっこでいっぱい。

10時ごろに会場へ着きましたが、物販もスムーズで、トイレも一般的なコンサートに比べるとあまり混んでいませんでした。

入り口のすぐ外に軽食の販売コーナーもあって、パパはそこで入場前に肉まんを食べていました(笑)

 

座席は2階席の上段でした。

ステージから一番遠い席ですが、会場がそこまで広くないのでステージはよく見えます。

でもやっぱり、アリーナ席に比べると劣りますね。

アリーナ席は花道がたくさん作ってあって、キャラクターが近くに来ることも多くて、いいなーと思っていました。

カート(ゴンドラ?)に乗って、キャラクターたちが1階席の外周(2階席の目の前)を通過してくれる場面もありますが、2階席下段の人は楽しめると思うけど、会場の構造的なこともあり、上段からは遠いことには変わりなく・・・。

キャラクターが2階席から登場することもありますが、それも自分の席の近くから出てきてきてくれるかは運しだい。

 

でもでも、すっごく楽しめました!

まず会場でもらったプログラムがこちら。

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今回は「みんなで ゆめのももたろう」というサブタイトルがついています。

このプログラム、桃の形に切り取れるようになってる!

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出演者とあらすじ。

ワンワン、ジャンジャン、ジャンコ(ジャンジャンの双子の妹らしい。いつそんな設定できたんや)、かぞえてんぐ(だいすけお兄さんですよ!)、ミーニャ(はじめて見たけど可愛かった)、「おとうさんといっしょ」のみなさん、オフロスキー、クックルンのみんな。

映像でコッシーとサボさんも登場しました。

娘とパパが知ってるのはワンワンとジャンジャンだけで(オフロスキーも見かけたことはあると思う)、私はミーニャは未見、かぞえてんぐと「おとうさんといっしょ」はファミリーコンサート的な特番で一度だけ見たことある感じ、「みいつけた」はあまり見たことないけど概要は知ってる(そしてオフロスキーは大好き)、ワンワンジャンジャンとクックルンは大好き、という前知識です。

そもそもこれに行こうと思ったのも、娘にワンワン見せたいのが半分と、私がオフロスキーとクックルン見たかったのが半分なんだ・・・オタクですまない・・・。

あらすじのとおり、今回はゆめちゃんが主人公という感じでした、で、オフロスキーが進行役。

ゆめちゃんメインで、シュッシュとポッポもそこそこ出てくるけど、たいせいくんはあまり出番がなくて、同じ番組なのに、お兄さんとお姉さんでこんなに格差つけていいのか・・・?と思ってしまった・・・。

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そして今回の曲目ですが、プログラム見ただけで「えっこれ神回・・・?」と思いました。

ネットでの前評判で「曲数が少ない」というのをよく見ていて、

ワンワンといっしょ!夢のキャラクター大集合 - Wikipedia

を見てもらってもわかるように、去年は8曲、一昨年は11曲だったのに、今年はなんと17曲も・・・!

しかも「わ~お!」が!ある!!

「いないいないばぁっ!」からは「タオルでマンボ」とか、私が大好きな「おにぎり ぽん!」があって、これだけでテンションが上がりました。

「だいすきの木」もあるし、もしかして内容的に「わんわんワンダーランド」に寄せてきた・・・?ネットの口コミチェックしてテコ入れしたのかな?

前評判見てあまり期待していかなった分、期待値がうなぎ上りに。

 

いざ開演して、ワンワンやオフロスキーが現れたとき、感激のあまり泣いてしまいましたよ・・・私が(笑)

娘もどうやら本物のワンワンやジャンジャンが出てきたのがわかったようで、「わんわん!!!」と何度も指をさしながら言っていました。

オープニングで出てきたのは、ワンワンチーム、おとうさんといっしょチーム、みいつけた!チームのみ。

しかしオフロスキー、自分の持ち歌じゃない曲でも動きとかダンスがもう、いかにもオフロスキーの動きでめっちゃよかった・・・よかった・・・(かみしめてる)

 

あらすじにもあるように、ゆめちゃんの緊張をほぐすために、オフロスキーの提案で「ももたろう」のお芝居をやることに。監督と進行はオフロスキー。

で、桃太郎役が発表されたんだけど、白羽の矢が立ったのはゆめちゃん!

このとき自分が選ばれなかったショックで倒れたワンワンを見て、オフロスキーが「座礁したクジラがいる」って言ってたのがこのコンサートの中で最高に笑った場面でしたwwww座礁したクジラwwwwwこれアドリブかな?

オフロスキー、他にもけっこうこれアドリブかな?と思うのをちょくちょく言ってて(てかワンワンとか他のみんなもそう?)盛り上がりそうな場面で客席の反応がイマイチだったときに「なんだこれ」って言ってたり、オフロスキーのアドリブ普通に面白かった・・・!

 

おじいさん、おばあさん役は、かぞえてんぐとミーニャがやることになり、ここで初めてこの2人が登場。

いやー、かぞえてんぐさんはやっぱりカリスマですね・・・。会場の盛り上がりがすごかったし、舞台慣れしていた。

ステージ中央に来た時にかぞえてんぐが「懐かしいな~この感じ」と言ってたんだけど、ミーニャが「かぞえてんぐさんはこれまで何してたの?」って聞かれたかぞえてんぐが「旅に出てたんだよ(も、もちろん)」みたいなちょっと取り繕うような反応を(たぶんわざと)してて、これ大人に向けて笑いとりにいってるやんwwwってなったw

で、おじいさんおばあさん役をやると聞いて、なんだか急に初々しい反応を見せ始める2人。

さらに、おじいさんおばあさんの衣装に着替える時に、舞台のうえにたくさんハートの風船が出てきて、なんかやらしい・・・やらしいぞ・・・!!(演出が)

しかも着替え終わった後に急に2人が「なんだか寒くなってきた」と言いだして、オフロスキーのバスタブが登場するという。えっまだ午前中なのにこの演出大丈夫??(深読みしすぎ)

そこでオフロスキーの「おふろタイム」の歌になるんだけど、ここでオフロスキーの「よんだ?」が生で聞けてめちゃくちゃ感動した・・・!

 

で、桃が流れてくるんだけど、大道具係のワンワンのミスで、大量の桃が流れてきます(笑)

桃を拾うのを忘れてハイテンションで桃を数え始めるかぞえてんぐさん、ブレない!

しかし、かぞえてんぐを見るとセサミストリートカウント伯爵を思い出す。ちびっこって数を数えるのが好きなのは万国共通、昔から変わらないのね。

 

一方、ワンワン、ジャンジャン、ジャンコは3人とも犬なので、桃太郎の犬の役をめぐって、「犬のポーズ対決」をすることに。

ジャンジャン、おまえ犬だったのか・・・(なんだと思ってたんだ)

結局犬役はジャンコになって、またもショックを受けるワンワン(笑)

 

ここで桃太郎がきびだんごを忘れるというハプニングが!

しかしそれを助けにきたのはクックルン

3人はこのシーンが初登場だったけど、みんなほんとに可愛かったー!茶太郎がほんとに小さくてびっくり・・・!

その後はゆめちゃんの「星に願いを」の独唱や、サボさんのコーナーがあって、いよいよ鬼が登場。

 

鬼役は、たいせいくんと、犬役に漏れたワンワン、ジャンジャン。

あっ説明忘れてたけど、猿と雉はポッポとシュッシュでした。

「おにのパンツ」を歌いながら入場してくるんだけど、たいせいくん、オープニング以降やっとまともな出番がきたのってここで(他の場面でもガヤでいた気もするけど目立ってなかった)、ゆめちゃんとの差・・・!ってなった・・・!

 

桃太郎チームと鬼チームは、オフロスキー監督の提案で玉入れで対決することに。
鬼チームは一人少ないので、オフロスキーが助っ人に入ってました。
そして終了の笛が鳴っても投げ続けるキャラクター達(笑)
オフロスキーが「終わり!終わりって言ってんだろ!💢」って止めてて、普段の幼児番組では絶対に聞けないであろう台詞で笑ったwww

 

そして玉の数をカウントするのは、もちろんかぞえてんぐ!!
結果は桃太郎チームの勝利。
オフロスキーが「桃太郎チームが勝ってよかったね!これで鬼が勝ってたらなんか変なことになってたしね」って言ってたけど、これって鬼チームが勝たないように玉の数とか操作してるのかな?

 

その後、お腹がすいたみんなのためにクックルンが再び登場して、「おにぎり ポン!」を歌いました。この歌好きだからほんとに嬉しかった!
続く「青空のゴーサイン」ではゆめちゃんが早着替えを披露してました。

おとうさんといっしょ」のエンディング曲も入れてるってことはやっぱり定番曲は必ず入れるようにコンサートの構成見直したのかなぁ。

 

そしてついに「わ〜お!」時間!
まさかまさか、本物のワンワンと一緒に「わ〜お!」が踊れる日が来るなんて!
途中ちょっとダレてバルーンのタグをひたすら触って遊んで娘も、「わ〜お!」は張り切ってほんとに上手に踊ってました!
個人的にはオフロスキーが踊る「わ〜お!」が見れたのが最高だった……。オフロスキーは「わ〜お!」踊っても動きがオフロスキーであった……。

 

あっというまにフィナーレで、「いないいないばあっ!」っでも定番の「だいすきの木」をみんなで。
その後はアンコールもなく、ご挨拶してキャラクターたちが順番に退場。
ワンワンが関西弁で「おおきに」って言ってくれました!
娘、退場していくキャラクターたちにずっと「バイバイ、バイバイ!」って手を振ってました。
終わったら寂しがって泣くかな?と思ったけど、あっさり帰宅モードになりました。

 

帰りは地下鉄で何駅か行ったところで昼ご飯を食べて帰る予定だったのですが(会場付近にロイホとかありますが混んでそうだったし)、娘が寝てしまったのでそのまま家に帰りました。

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買ったグッズはこちら!

うーたん出てないのに、私がうーたん好きなこともあってグッズいろいろ買ってしまった!

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うーたんバルーンはコンサートの途中、娘がずっと振っていました。

ワンワンとジャンジャンのバルーンは、本人たちしかついてないシンプルな感じだけど、うーたんはリボンやハートがついててなんかめっちゃお得感ある・・・!

娘は特にゴットンのぬいぐるみが気に入ったみたいで、帰宅してからさっそく家じゅうを爆走させてました。

袋も「いないいないばぁっ!」の袋だしほんとに可愛い・・・!

 

1時間があっというまで、次もあったらまた行きたいなぁと思える内容でした。

来年になったら娘ももう少し「本物のワンワンに会えた」ということが理解できるかな・・・?

 

洛中高岡屋でおじゃみ座布団のリフォームをしてみた

気づけば1年半ぶりの更新になってしまった。

これまで使っていたはてなダイアリーがサービス停止になったので、はてなブログへ移転して最初の記事である。

 

タイトルのとおりなんですが、

洛中高岡屋で売ってる「おじゃみ座布団」というのがありまして、床に座るときも正座をくずしたみたいな感じで座れてとても楽だし、椅子に座るときの腰当てにもなって便利で、ずっと愛用してきました。

でもさすがに10年くらい使っててだいぶボロくなったので、買い替えようかなと思っていたのですが、洛中高岡屋のウェブサイトを見ていると、アフターメンテナンスとして有料のリフォームをしてくれるとのことだったので、こちらを利用してみました。

 

www.takaoka-kyoto.jp

 メンテナンスに出す前の座布団たちがこちら。

 

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シミもあるし、出す前は気づかなかったけど、ちょっと敗れている部分もありました。

左の座布団は実家暮らしの頃から使っているし、娘の授乳時に、娘の頭を少し高くするのにもずっと使い続けていたのですごく愛着がある・・・。

 

有料ですが、中綿の詰め替えだけでなく、側生地の新調もできて、しかも今とは違うデザインにもできるとのこと。

(さらに柄の組み合わせは自分で選べる)

で、私、側生地っていうのがなんなのかわからなかったんだけど、つまり座布団の外側の布全体ってことらしい!「側」とか書いてあるから「横ってどこやねん」と悩んだんだけど。

ちなみに、この「側生地」について悩んでいるときにリフォーム体験ブログみたいなのを探したんだけど、あまり出てこなかったのが、今回自分がこのブログを書こうと思った動機である。

 

「中わた詰め替え&側生地の新調」をネットから注文して、備考欄に新しく変えてほしいデザインを書いて、メールで送られてくるお店の住所へ座布団を送りました。

(送料は、お客さん(自分)→お店は客負担。リフォーム後のお店→お客さんはお店負担でした。)

 

で、しばらくたって届いたリフォーム後の座布団たちがこちら、

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お、同じ座布団とは思えない・・・!!

側生地のデザインを完全に変更したので、まるでふっくら別人のようになって帰ってきました。

(無地の部分も似た色だからわかりづらいけど、別の色指定して変更しています。)

まるで新品同様!!

 

ひとつ3800円でリフォームできました。

新品買うとひとつ5000円だと考えたら、送料込みで考えてもだいぶお得なのでは・・・?

座布団きれいになっておうちが華やかになったし、1歳の娘が腰かけるのにどうもぴったりなサイズのようで、ニコニコしながら座ってます。ありがたいー

 

ちなみに、新品でさらに2個追加で買ったのでオマケとして載せておく。

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また大切に使っていきたいなと思います!

盛岡のキヅールと鳥栖の値段のないチケットの話

だいぶブログを放置してしまった。
出産前にできるだけ西京極に行ってブログを書こう、と思ってたのですが、前回のブログに書いた山雅戦の後に切迫早産で自宅安静になってしまい(汗)西京極どころか仕事へも行けない事態に…。
試合はずっとダゾーンで見てます……。


出産後はさらにブログを放置することになると思うので、今のうちに何か書いておこうと思った。
ということでサンガの話ではないのですが、最近思うことなどをつらつらと。


この前、グルージャ盛岡クラウドファンディングに参加しました。
そうです、キヅールを立体化して着ぐるみを作るというあの企画です。

挑戦! グルージャ盛岡 公式クラブマスコット「キヅール」立体化プロジェクト


私はリターンとしてぬいぐるみを選択しました。
「20cmサイズ」と書いてあるのを信じて選択したけど、グルージャ公式ツイッターに「縦幅20cm・横幅40cm」と書いてあって震えている……!!


このクラウドファンディングはキヅール人気もあって、当初の目標額もすでに超えて好評みたいですね。
この企画を見ていて、ひとつ思い出した企画がありました。


けっこう前のことになるけど、鳥栖の「金額のないチケット」という企画。

ホームでは絶対に負けられない! 5/27(土)vs北海道コンサドーレ札幌 第1弾 一夜限りの『値段のないスタジアム』チケット販売のお知らせ

購入の際にチケット代はいただきません。
試合内容、サガン鳥栖選手の姿にご満足いただいた方は、
お帰りの際にあなたの満足したお値段を入場口の
【ボックス】にてお支払いください。

このチケットの値段を決めるのは『あなた』です。


で、その実施結果がこちら。

「値段のないスタジアム」1人平均812円支払い 集客に効果、第2弾準備も サガン鳥栖

サッカー・J1サガン鳥栖が、本拠地ベストアメニティスタジアム鳥栖市)で5月27日に行った集客イベント「値段のないスタジアム」の結果を公表した。試合の満足度に応じて観戦料を後払いしてもらう企画で、1人当たりの平均支払額は812円だった。

イベントはJ1クラブでは初の試み。A自由席など4券種(前売り2千円〜3700円)の席が対象で、5620人が利用し、出口に設置された料金箱には456万8215円が集まった。

この日はコンサドーレ札幌戦で、年間パスポートの利用者らを含めて1万4416人が来場。ドイツ1部・Eフランクフルトへの移籍が決まったMF鎌田大地選手がゴールを決め、鳥栖が1:0で勝利した。


これはある種の実験だったと思うので、失敗、と言うのはちょっと違うと思うけど、勝利した試合で平均支払額812円というのはなかなか衝撃的な結果だと思う。
でもこの結果から、本当に鳥栖のこの試合は812円の価値しかなかったと判断するのは早計で、私はそもそもこの企画には大きな欠点がいくつかあるんじゃないかなと思ってた。箇条書きにしてみると、


(1)「試合内容」のみを支払額の判断根拠にしている


そもそもJリーグのチケット代って、純粋に「90分間の試合」の対価として値段設定されているわけではない。
キックオフ前からスタジアムで行われてる(スタグル含めた)イベントの運営費、スタッフの雇用費、スタジアムそのものの使用料etc……。
これらをすべて含めた料金が「チケット代」(通常の前売り価格である2千円〜3700円)であるはず。


ところが、今回お客さんに支払ってもらう前提条件として「試合内容、サガン鳥栖選手の姿」への満足度のみを設定してしまったから、話がおかしくなってるような気がするし、通常の前売り価格と単純に比較するのはおかしい、というか比較できないはずだよね。
この前提条件があったら、たとえ試合前のイベントが楽しかったり、対応してくれたスタッフが親切だったりしても、「試合」そのものの満足度でしかお金は支払われない。


逆に、この結果を利用して、試合単体に対する評価額が800円程度なわけだから、前売価格との差額を埋めるために、その他の部分(スタグルとかイベントとかスタッフ対応とか)で付加価値をどんどんつけていかなければならない、という考え方に至るのであれば、それはひとつの収穫だと思う。


(2)人間の「自分に甘い部分」が考慮されない


あと、人間ってどうしても自分に甘くなってしまう生き物だと思う。
だから、自分で金額を決めさせると、どうしても甘さというか、「このくらいの金額でいいかな」って部分が出てしまうと思う。たとえコアサポであっても。


たとえばクラブの懐事情が変わったりして、スタジアム全体のチケット代が値上げするとする。
たぶんコアサポと呼ばれる人達は「えー」と一瞬不満を感じるとは思うけど、やっぱり自分が応援してるチームが好きだから、値上げしてもスタジアムには来ると思う。
でもそれは「他者」が値段を決めて、それを受け入れるか受け入れないか、という判断になるから、結果的に、自分のチーム愛と比較して、受け入れられるんだと思う。


しかし、これが自分で金額を決めるとなれば別だと思う。
きっと、決定権がすべて自分に委ねられてしまったら、どうしても甘くなってしまって、「自分が実際に抱いているチームへの愛、試合への満足度」よりも、「金銭として支払う金額」は低くなってしまうんじゃないだろうか。
もしかしたらこの試合の対価としてに5000円とか支払った人もいるかもしれないけど、そういう人は、きっともっと高い金額を要求されても出せるような人じゃないかな。


意識の高いコアサポじゃなかったら余計にそうで、「チケット代払わなくても試合が見れる!やったね!勝っても負けてもお金払わないぞ!」って考える人も一定数いただろうし。
そういう「ハナから払う気のない人たち」が支払った(というか支払わなかった)分を除去する仕組みがこのシステムだとないよね。


(3)「すでに結果がでたもの」への対価は低くなる


通常、試合の観戦チケットって前払いだけど、今回は完全に試合結果が出た後の「後払い」になってる。
物品を買うときはまた別だと思うけれど、イベント関係で人間の購入意欲というものを考えたときに、
「結果がどうなるかわからない」というギャンブル性ってけっこう重要だと思うんだよね。


たとえば、スマホゲームのガチャとか、AKB総選挙での投票とかもそうだと思うけど、
「良い結果がでるかどうかは全くわからない」けど、「良い結果を見たい」という「期待値」からどんどん課金してしまう心理ってあると思う。
逆に、いったん結果が出てしまったもの、手に入ってしまったものに対しては、たとえその結果が良いものであっても、金銭的評価は「結果が未知数」の頃と比べて下がるんじゃないだろうか。


AKBの総選挙とかでも、推しのメンバーが何位になれるかわからない(=未知の結果に対する前払い)から、投票権のためにお金を払ってCD買おうという気になるわけで。
たとえばこの選挙が、投票そのものはタダで、結果発表後に「おひねり」として対価を支払うものであったと仮定して、
選挙後に指原さんが「わたし1位になったので、ファンの皆さんはお祝いにCDを○枚買ってください」って言ったとしても、絶対に投票前ほどは売れないと思う。
ファンにとってはもう「1位になった」って結果が先に出てて、「期待値」がなくなってしまっているから。


ここでキヅールの話に戻るんだけど、クラウドファンディングも基本この「期待値」の心理を利用したもので、
今回のような「着ぐるみを作る」に限らず、たとえば研究者の研究資金を支援するものとか、様々なジャンルがあるけど、
みんな「本当に作れるかどうかわからない」からこそ、支援したい、って気持ちになるんだと思うんだよね。
これでもうすでにキヅールの着ぐるみが完成していて、「立体化に300万円かかったので寄付をお願いします」って流れになっていたら、果たしてここまでの支援が集まっていたかどうか。


つまるところ、「前払い」である通常のチケット代と、今回の「後払い」の結果を比較してもあまり有意義なものにはならないと思う。
でもここから学ぶことがあるとすれば、結局はどれだけ「Jリーグをスタジアムで観戦する」ことへの「付加価値」と「期待値」を上げられるかが重要、ってことじゃないかなぁ。
実際に試合を観戦して、そこに感じる対価が800円程度なのだとしても。
スタジアムをもっと楽しい場所にして、試合以外の部分に800円以上の付加価値を持たせればいいし、
スタグルとかでもなんでもいいから、広報活動やら何やらで「スタジアムへ来ること」への期待値がグッと上がるようにすればいい。
要は「試合の満足度」だけにチケットの売り上げを依存してたらダメだってこと。
それこそ負けが続く弱小チームとかは、試合結果だけだとチケットを売ることができないもんね。


余談だけど、甲子園の売り子をやっている妹から聞いたところによると、阪神が勝っている試合展開のときには、ビールの売り上げが通常よりも上がるらしい。
ビールもスタグルの一種だと思うけど、チケット代にダイレクトに反映されてなくても、何か別のものの売り上げに試合結果が反映されていることもあると思う。


なんだかまとまりのない文章になってしまったー。
とにかく「812円」という事実にそこまでがっかりする必要はないんじゃないか?という話。今更の話題だけどね。