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2012-11-26

クィア学会総会で予算案が否決されました


 クィア学会の総会について、Twitterなどでも盛り上がっているようですね。

 規約無視による幹事会の民主主義の破壊行動は、総会では(いくつかの違和感の表明はあったものの)厳しい批判を受けることはありませんでした。幹事会に「お知らせ」を撤回させることはできましたが、私の力及ばず、いかなる謝罪も反省も得られませんでした。

 また、クィア学会の来期予算案は、総会で採決の結果、賛成多数、反対1人で、参加者の総意が得られなかったので、規約通り否決されました。時間がなく、採決に至った議案は予算案だけでした。(これまでクィア学会の総会では、過去の予算案は全て出席者の総意を得て可決してきました。しかし、幹事会の活動報告と決算は、総意を得られず否決されてきました。予算が否決されたのは今回が初めてです。)

 議長のお二人もいろんなご意見をお持ちだったとは思うのですが、議長としての責務を誠実に果たされたことに、敬意と感謝を申し上げます。「議長の仕事は、議案を可決させることではない」と議長が発言せざるを得ない雰囲気が総会にあり、そしてそういった発言をするには勇気を必要とし、またその発言が驚きを持って迎えられる、そんな総会の場だったからです。

 多くの総会参加者が、幹事会の民主主義破壊行為を容認し、それどころか幹事会を擁護する発言が相次いだことを、とても残念に思います。また、特に元現幹事会経験者などが党派的な立ち周りをし、参加者の総意を形成するための努力(意見が異なる者との合意を形成するための努力)を行わなかったことは、厳しく批判されねばなりません。

 また、予算案が否決されたことの主たる原因と責任は、幹事会にあります。総会で可決される内容の予算案を提案することができなかった/出さなかったのが、幹事会だからです。改めて言うことではないと思いますが、クィア学会の組織としての公式かつ正式な立場は、幹事会提案の予算案を否決する、というものです。幹事会は、自身の提案した予算案が総会で否決されたというクィア学会の公式かつ正式な決定に従い、その決定の意味をまじめに受け止めて下さい。なお、規約無視の「お知らせ」を行った幹事には、私は改めて、幹事の辞任を求めます。

 Twitterには後でお返事して行こうと思いますが、とりあえず私が配布した資料を、以下に載せておきます。PDFなどでリンク、そしてその後にテキストで掲載しています。


クィア学会(2012)での配布資料


クィア学会(2012)での配布資料のテキスト

議長の条件

 総会議長は規約に基づいて総会を運営する必要がある。従って、以下に同意できない者は議長になる資格が無い。

ア:本日の総会の議決の可決要件は「総意」つまり全会一致である。明示的な反対者が一人でもいれば、議案は否決される。

イ:規約やその解釈の変更には総会での可決が必要である。議長の判断で規約やその解釈を変更することはできない。

ウ:幹事会には、規約の解釈を変更する権限がないので、「規約について解釈変更のお知らせ」は無効である。

議長の責務

 一昨年の総会では、以下のような問題行動があった。

(1)総会において、穏便かつ適切に自身の意見を述べていた一会員に対して、その発言中に、その発言を妨害しようと大声を発しながら迫り来て邪魔する行為(行為者は総会出席者)

(2)ロビーにおいて、自身とは意見が異なる会員に対して、大声で声を荒げて威圧し、一方的に罵倒する行為(行為者は第1期の幹事でもある会員)

 このような行為は、被行為者に対する不当な暴力行為であり、また会内の少数意見への攻撃でもあり、更に話し合いで合意を形成して運営するという基本的な学会のルールを侵害するものである。

 このような問題行動に対しては、議長の責任でそれを制止し、またそのような問題行動を許さないという立場で司会進行に当たるのが、議長としての責務であると考えます。


(ひびの まこと  hip@barairo.net  http://barairo.net/  090-1156-3039)


第4回 (2012) クィア学会総会 資料

ひびの まこと  http://barairo.net/  hip@barairo.net  090-1156-3039

 以下のとおり、書面の形で、総会における発言を行います。

  (ただし、以下のうち時間の許す限りにおいて、部分的に直接議場で発言します)

  (幾つかの項目は、これまでの総会で確認済みのものですが、備忘録を兼ねて再掲載しています)

 幹事会は、同意できないものについては、必ず明示的にその旨を理由を添えて明らかにしてください。


■A■運営上の確認事項

【0】意見:多数の議案と、沢山の話しあうべきことがあるにもかかわらず、総会の時間を90分しか確保しなかったのは幹事会自身である。従って、総会の時間が足らないことに起因する全ての不都合は、幹事会の責任であり、幹事会が一方的に責任を負うべきである。

【1】意見:本資料の作成費は、学会予算から支出されるべきである。

【2】確認:総会においては、各幹事も会員としての議決権・投票権を持つ。(その権利を行使するかどうかは各幹事の判断)

【3】確認:各年度の総会議事録は、幹事会が作成したものに過ぎない。それは、その作成をした該当期の幹事会を拘束するが、クィア学会としての公式な記録ではない。会員は拘束されない。

→前々回の総会の議事録は、総会で実際に問題となった点を詳しく記載しておらず、決定的に不十分。ひびのの見解では少なくとも (ア)配布資料の形でひびのが「発言」した内容が全く無視されている (イ)「越権行為」も問題をスルー (ウ)風間孝代表幹事の差別発言を不記載 といった問題があった。

→前回の総会の議事録は、少なくとも (エ)「日本語要件を設ける合意は形成されなかったこと」「幹事会の判断では日本語要件を設ける権限がないこと(発表/要旨共に)」「今後あり方を検討する」という、総会での話し合いの経緯と結果を不記載 という決定的な不備がある。

【4】意見:総会で議案が否決されているにも関わらず、幹事会作成の議事録では「1名からの承認が得られなかった」と表記されるなど、否決という事態の重要性を軽視する態度が見られる。「否決」がクィア学会としての意志であり、否決されたという事実に向きあって対応するのが幹事会の責務である。

【5】確認:これまでの総会では、第1期から第3期までの全ての幹事会の活動報告が、いずれも公式に否決されている。(※昨年の総会で確認済み・備忘録)

【6】確認:第1期幹事会の活動報告が総会で否決された直後に、第1期幹事会が総会の場での再提案を約束した新たな活動報告は、現在までのところ、総会には提案されていない。

【7】確認:「査読」という用語を用いること、及びそもそも「査読」を行なうことについて、総会に案として提案されて可決されたことは、これまでにはない。(※昨年の総会で確認済み・備忘録)


■B■大会シンポジウム(幹事会の越権行為)

【1】確認:今期だけではなく、これまで開催された大会シンポジウムは全て、あくまでも該当期の幹事会が独自に主催したものであり、それらはクィア学会の見解ではない(※昨年の総会で確認済み・備忘録)

【2】質問:昨年度の総会で、大会シンポジウムについても個人発表と同様の「おことわり」をプログラムに記載するとの合意を得ているにもかかわらず、記載されていない。なぜか。またこの幹事会による総会軽視の行動こそ、学会発足以来批判され続けている権威主義と越権行為に他ならないが、あえてそれを実践する意図は何か。

◯クィア学会2011年総会議事録

*プログラムについて、個人発表には「プログラムの報告要旨に個人・パネル名で記載された内容は、あくまでもその個人・パネル構成員の見解であり、クィア学会の見解ではないことをご了解ください。」と記載されているのに、幹事会主催のシンポジウムにはその記載がないことが指摘され、来年度からはシンポジウムについても同じ記載をすることになった。


■C■国際シンポジウム「異性装とパロディー」の後援(幹事会の越権行為)

確認:ポスターを見ると、会員の事前の合意がないのに、クィア学会が他団体の企画を後援したことになっている。この記載は誤りであり、後援をしたのはクィア学会ではなく「クィア学会第4期幹事会」に過ぎないことの確認を求める。

ポスター http://www.sustain.hokudai.ac.jp/sw/jp/2012/files/2011/10/gender1.jpg

◯クィア学会第4期幹事会第5回議事録

*北海道大学で10月20日に開催される国際シンポジウム「異性装とパロディー」を後援することで合意した。


■D■要旨の日本語要件(幹事会の越権行為)

【1】質問:要旨の日本語要件を設けることに賛成した幹事は誰か。反対した幹事は誰か。

【2】質問:ひびのの要旨を受理することに反対した幹事(4人)は誰か。賛成した幹事(6人)は誰か。(池田、菅野、黒岩、佐倉、鹿野、長島、野田、前川、溝口、向井)

【3】確認:発表と要旨に日本語要件を設けてよいという合意は、クィア学会には存在しない。

【4】確認:幹事会が必要であると判断しても、総会における事前の承認がない限り、発表と要旨に日本語要件を設ける事はできない。

【5】昨年度の総会での話し合いの経過と総会合意を無視した幹事会のメンバーには、幹事の資格が無いので、幹事の辞職を求めます。


■E■規約について解釈変更のお知らせ(幹事会の越権行為)

【1】質問:「規約について解釈変更のお知らせ」の、幹事会における提案者は誰ですか。

【2】質問:「規約について解釈変更のお知らせ」への各幹事の賛否を明らかにして下さい。

【3】意見:「緊急:クィア学会の存続が危ういです!」(別紙)

【4】命令:規約を無視し会内民主主義を破壊することに手を貸した幹事には、幹事の資格がありません。学会の主権者の1人として、幹事の辞職を命じます。

【5 重要】「規約について解釈変更のお知らせ」は、幹事会によるひびのに対するハラスメントであり、不当な暴力です。総会として対応することを求めます。


■F■第1期幹事会に関連する問題

【1】確認:「会員の意見公開基準に関する第1期幹事会判断」は、総会に提案されて可決されたものではない。従ってそれは第1期幹事会の判断でしかなく、クィア学会としての意思ではない。

【2】第1期幹事会への質問:仮に、「知見共有や意見交換の場を会員に平等に保障する」という学会の原則を危うく危険があると幹事会が全会一致で判断した場合に、各会員の学問上の見解およびその発表の様式について幹事会が制限を加えることはできるか?可能であると考えるなら、その権限が与えられている規約条文を示して下さい。

【3】第1期幹事会への質問:仮に「他者の人権を侵害するので学会発表を認めるべきではない/プログラムに要旨を掲載すべきではない」という判断を幹事会が(過半数の議決で)行った場合には、幹事会はどうすべきだと考えるか。

【4】確認:一昨年の総会において、「学会発表や発表要旨について『日本語であること』という条件を幹事会の判断で課すことは可能か。可能であると考えるなら、その権限が与えられている規約条文を示して下さい」との会員の質問に対して、風間孝代表幹事は「本学会は...日本におけるクィア・スタディーズの確立・発展に寄与しようとするものである」旨の記述が「趣意文」にあることを挙げて、幹事会には日本語要件を決める権限がある、との主張を行った。この事実関係の確認を求めます。

【5】質問:「趣意文」は、その内容が「案」として学会の総会に提案されたことがありますか?あるとしたら提案者は誰で、それはいつ可決されましたか?またその時にはどんな意見が出されましたか?

【6】質問:この風間代表幹事の発言は、典型的な日本人中心主義に基づくものであり、差別発言であると私は考えます。第4期幹事会は、この発言についてどう思いますか。また幹事会として、この差別発言を検討、また何らかの取り組みをしましたか。


■今後に向けて■

【現状】

 昨年の総会でも、入会時の「承認」の文言についての幹事会による総会無視が明らかになりました。

 今年度幹事会は、「プログラムへの『おことわり』の不記載」「他団体企画への無断後援」「独自判断による『要旨の日本語要件』の設定」「規約について解釈変更のお知らせ」など、総会無視・権威主義・越権行為のオンパレードです。

 これまでの総会で継続して出されている幹事会への主な意見(要するに、総会が長引く理由)は、クィア学会や幹事会の権威主義的な体質への批判や、幹事会による越権行為への批判でした。しかしこれまで一度たりとも、幹事会はその意見と積極的に向き合って来ませんでした。むしろ「一名が反対」(に過ぎない、と言外に言っている)などのように、「そのような意見に向き合う必要はないのだ」という態度をとり続けて行きました。まさにそのような形で権威主義が実践されていたのです。

 このような状態には終止符を打つ必要があります。


【方向性】

 まずは、当たり前ですが、規約に基いて学会が運営される必要があります。幹事会は「提案機関」「草案作成機関」でしかなく、決定を行うのは総会であるという規約通りの運営が必要です。またその当然の帰結として、幹事会には、独自の判断では発表・要旨ともに「日本語要件」を設ける権限がないこと(これまでの幹事会の行動は越権行為であったこと)が確認されないといけません。過去の幹事会の越権行為の処罰までは求めませんが、幹事会の越権行為を様々な理由で会員が黙認してきたことが今の事態を招いていることを考えると、幹事会にはそもそも権限がないことの確認は不可欠です。

 それを踏まえた上で、実際にこれまで総会の場で出されてきた意見をちゃんと取り上げ、学会全体で検討し話し合うこと(そうして来なかったことを謝罪することも含めて)が必要です。どんな少数意見でも、たった一人からの意見であっても、ちゃんと取り上げてみんなで話し合い、総意をつくり上げるために会員がコストと責任を引き受けることができる、そんな文化と作風をクィア学会の場で作ることが必要です。

 またそもそも、制度化された学問世界や、学会という存在そのものが、権威主義の場という面がある。そういう「そもそも」の問題に対して積極的に対抗していく取り組みがなされない限り、そこは必ず権威主義的な場になります。ただ単に「今期幹事会がたまたま規約無視しただけ」と考えるべきではなく、そもそも学会のあり方(「クィア学会」という名称のことも含め)や、制度化された学問世界で「当たり前」になっていることの不当性についてまで考える必要があると思います。


【今後に向けて】

 以上の趣旨を踏まえ、今後に向けての私の意見です。

1:ひびのの要旨を受理することに反対した幹事、及び「規約について解釈変更のお知らせ」に賛成した幹事は、(真摯な謝罪と自己批判があった場合を除き)幹事を辞任する。

2:現時点では、発表と要旨に日本語要件を設けてよいという合意はクィア学会には存在しないこと、並びに、幹事会が必要であると判断しても、総会における事前の承認がない限り、発表と要旨に日本語要件を設ける事はできない事を、総会で明確にする。

3:発表と要旨に言語的な要件を設けることについては、今後会内で話し合いをすすめ合意形成を目指す。その際、初代代表幹事風間さんの総会における発言がレイシズムであるとの意見についても、会内でちゃんと検討する。

4:これまで総会で出され、幹事会が無視してきた意見を、改めてちゃんと取り上げる。それには、ひびのの書面による発言や、「権威主義」「越権行為」という論点について優先的に取り組むことを含む。これらの課題に取り組むことこそが、幹事会の果たすべき責務である事を確認する。

5:来年の大会シンポジウムで「権威主義」「越権行為」「日本語要件という人種主義」をテーマにするのはどうか。外から人を呼んでもいいし、意見が異なる会員同士の公開討論をしてもいい。

6:来年の研究大会は、学会のあり方を根本的に問い直すための場にする。拡大幹事会を開催したり、総会時間を数時間とって2日間総会を開催するなど、少数意見を尊重した会内の合意形成のためにこそ、優先的に時間とコストを割く。

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