やっぱり『やもり通信』

海外生活一区切り。これからは日本の生活メインの内容になりそうだけど、タイトルはやっぱり『やもり通信』・・・で、いいかなっと。

行ってみたガーナ <ガーナで吊り橋体験> 2012.3.18

 
 負の遺産の【エルミナ城】を見学した私たちは、今度は「カクム国立公園」へ。
 これまた初めて聞く名前。
 ここでの目的は【吊り橋体験】


 エルミナ城から1時間と少しで「カクム国立公園」に到着しました。
そろそろ昼時ですが、まずは【吊り橋】ということで、入園料と吊り橋体験料金を払っていざ!
 国立公園への入園料は3セディ(≒140円弱)で、吊り橋体験料金は30セディ(≒1400円弱)。これ、大人一人分の料金だったのか(子どもは無料だったのか)、母子3人分でこの料金だったのかは忘れてしまいましたが、吊り橋歩くだけで1400円って決して安くは無いですよね?

 でもここの吊り橋、このあたりでは有名な吊り橋らしく、
なんと、『死ぬまでに一度は行ってみたい場所』という気合の入ったネーミング(そしてその中身もすごい!)のブログにしっかり登場している場所なのです。 
 =『死ぬまでに一度は行ってみたい場所』http://bit.ly/HuHebQより=
高いところでは地上45mのところを、揺られながら歩くというこの吊り橋。地上45m・・・東京駅の駅舎の一番高いところ(46.1m)と同じくらい。ガンダム2つ分よりも余裕で高いってことになります。
こんなのが7つも続いていて、全長およそ330mというのが、ガーナ、カクム国立公園の吊り橋なのでした。


 そんなわけで観光客もそれなりにたくさん。


 ガイドさんがいないとこの先へは進めないそうです。
 こらこら、そこの子ども。 勝手に一人で歩いて行かない・・・。


 いよいよこの先に吊り橋が・・・というところでは、レンジャーさんからの注意事項をしっかり聞いて
(でも、このあと結構歩いた記憶が)


 そうそう。
途中にこんなお店が。
 手前がカカオの実、向こう側がココナッツの実。ココナッツはジュース用でしょうが、カカオは? 真ん中に並んでいるのははちみつらしいです。
 こちらは「Palm Wine」(ヤシ酒)。

 そして、吊り橋。
 やっぱりちょっと腰が引けちゃう?(今回の旅行に同行してくれたS家のAちゃん)

 もうすぐ2歳になるO家のSくんも橋の袂に置いて行くこともできず(そりゃそうだ)・・・パパ、ママのたゆまぬ努力と華麗なるコンビネーションで、無事みんなと一緒に7つの吊り橋を渡りきることができたのでした。ぱちぱち!
 静止画なのでわからないとは思いますが、吊り橋ですから常に揺れています。
 途中、こんなふうにも歩かせてみたようですが、母は子供の手しかつかむことができないので非常に揺れが激しくなり・・・えらいしんどかったそうな。いや、お疲れさまです。

 
 みどりと草太もがんだるまのおかげで(?)無事、すべての橋を渡り終えました。

 それでは、みどりさんの感想:
  さいしょはこわかったけど、のこりの二本目ぐらいからなれてきました。汗だくになったのであとのひるごはんがとてもおいしかったです。レストランのアイスクリームの名前が「タカイ」でした。

 ※メニュー表に「Ice cream Takai」という不思議な名前のものがあったので、そのことを言っているようです。一応注文してみました。なんだか不思議な味のするソースのかかったバニラアイスクリームでした。高かったかどうかは記憶にありません。(母による脚注)


 で、全長330m、7つの吊り橋を渡り終えての私の感想ですが、
いくら地上45mって言われても、下は鬱蒼とした熱帯雨林が広がっていてほとんど「高さ」が感じられず、
いくら吊り橋がゆらりゆらりしても、なぜか「落ちるわけないし」としか思えない私は、いわゆる「スリル」というものはほとんど(“全く”に近いかも)感じることができませんでした。なんか、すごく損した感じ。
 ただ、「ここでカメラを落としたらこれまでの写真も全部パァ・・・」という恐怖心は常に私の中をグルグルしており、ほとんど写真が撮れなかったことが今となっては悔やまれます。


  吊り橋を全て渡り終え、国立公園の入り口付近に戻ってくるまで所要時間約1時間。
  お腹もかなり空いてきました。
  公園内で遅めのランチをとることにしたのですが、これがまた注文したものが待てど暮らせど出てこない。

  でも、おかげでおみやげ屋さんをゆっくりたっぷり物色することができました。
   


 母(北海道在住の私の母です)が喜びそうなお面たち

 ちょっと色が派手すぎるんだけど・・・と思っていたのに、この中からカバンをひとつ買ってしまった。

 茶系の2枚は麻袋のような生地。なんだか暑そう。右の青いのは全く同じようなデザインのものをどこか(ほかの国)で見たんだけど・・・どこでだったか思い出せず。

 あれれ?北海道の実家のストーブの上に飾ってあるのと同じ人形が。

 これまた母が好きそうなお面たち。でもたぶんあんまりカラフルに色付けされてない方が母の好みかな。
 真ん中に並んでいるマークには、それぞれ「神」「愛」「富」などの意味がある、と売り子のお姉さんが言っていました。



 バティック(ろうけつ染め)の服やカバン、道端で売られていたヤシの実やヤシ酒、そして鬱蒼と茂る熱帯雨林。
 このむわっとした暑さ。
 車で走っている時も、窓から見えるのがナツメヤシではなくアブラムヤシだったり、ホテルの庭に生えているのがココヤシだったり・・・・。

 エジプトでよく見るナツメヤシ
(てぷこだんブログhttp://bit.ly/HJD4Izより)

 こちらがアブラヤシ
(Kids環境ECOワード http://bit.ly/HihzRhより)

 そしてこちらがココヤシ
(今回のエルミナで1泊した『ココナッツグローブホテル』の庭)


 なんだかかつて住んでいたインドネシアやマレイシアを思い出させてくれる小物や風景、気候や雰囲気にたくさん出会ったガーナ。


 そういえば、マレイシアでも以前「熱帯雨林の中の吊り橋」というのを体験したことがあるのを思い出しました。
確かあれはキナバル・パーク

 コタキナバル「キナバル公園ポーリン温泉」http://bit.ly/HnDpaGより
 なんだか吊り橋のデザインや構造が、ガーナで見たそれと非常によく似ている気がするのですが、
マレイシアのサバ州にあるキナバル国立公園内のこちらの吊り橋は、地上からの高さが41m。橋の長さは合計して約170m。ということで、今回のカクム国立公園の吊り橋の半分の長さだったんですねー。この時は初めての熱帯雨林吊り橋体験だったので、結構スリルがあった気がするんですけど。


 首都アクラから北西(内陸)に向かって160kmほど進んだ場所にある「カクム国立公園」。
いつかガーナを訪れる機会がありましたら、ぜひどうぞ!


 お次は、<ぐるっと“GINAスーパーマーケット”>