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Ma Parole de vin-ワインは語る-

2010-08-04

白ワインの最高峰‐モンラシェ‐ワイン会報告

| 04:10

2010年7月30日にレストランAK(アーカー、東京都三軒茶屋)にて白ワインの最高峰‐モンラシェを楽しみ会と題してワイン会が開催されました。

レストランAKの木村氏によるブルゴーニュの上質な白ワインとのマリアージュを意識したお料理とともにワイン会は進められました。

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お料理の最初は、ジャガイモととうもろこしの冷製スープ。そして、とうもろこしを使った自家製パンとリエット、黒鯛とズッキーニ、水牛のバターとシェーブルを使った自家製生パスタにつづき、メインは、ほろほろ鳥とリードボー。いずれもワインとの相性が抜群で、特に冷製スープ、水牛のバターとシェーブルを使った自家製生パスタ、ほろほろ鳥とリードボーは、もう一度食べたくなるお料理でした。最後に、パッションフルーツのシャーベット。

ワインリスト

NV Cremant de Bourgogne(クレマン・ド・ブルゴーニュ) 生産者: Chevrot (シュヴロ)

ピノ・ノワール特有のフランボワーズを想わせるベリーがとてもチャーミング。

2007年 Bourgogne Aligoté Tilleul(ブルゴーニュ・アリゴテ "ティユル") 生産者: Chevrot (シュヴロ)

⇒並みのアリゴテとは段違いの高品質に参加者一同びっくりしました。 

2006年 Pouilly Fuisse Les Vignes Blanches(プイィ・フュイッセ・レ・ヴィーニュ・ブランシュ) 生産者: Cordier Pere et Fils (コルディエ・ペール・エ・フィス )

⇒香りは、一昔前のムルソーを思わせます。味わいは、プイィ・フュイッセらしいゆったりとした酸味と旨味が中心にあり、お料理との相性も抜群です。

2005年 Puligny Montrachet 1er Cru Les Referts(ピュリニー・モンラッシェ・1er・レ・ルフェール) 生産者: Jean-Philipe Fichet (ジャン・フィリップ・フィシェ)

⇒ルフェールは、ピュリニー・モンラシェのなかでもやや厚みを感じる酸味が特徴的で、他のプルミエ・クリュとはことなる個性をもった畑です。

2005年 Puligny Montrachet 1er Cru La Garenne(ピュリニー・モンラッシェ・ラ・ガレンヌ)

生産者: Fabien COCHE-BOUILLOT (ファビアン・コシュ・ブイヨ )

⇒グレープ・フルーツを想わせる酸味、透明感のある瑞々しい風味は、ファビアン・コシュならではのもの。

2001年 Montrachet(モンラッシェ)

生産者: Jacques Prieur (ジャク・プリュール )

⇒栓を開けた瞬間の印象は、忘れることが出来ません。きらきら光る宝石を手の平にちりばめられたようなイメージ、そして、深く香りをかいでゆくと、いろいろな花の香り、特に春に野に咲く花、レンゲ、・・・etc.

時間をおくと、甘い蜜のような香りが前面に現われます。そして、わずかにスパイスも感じられます。味わいは、目が詰まっており、余韻が長く、複雑で、あまり意識しなくても自然にグラスを口に運んでいってしまうような心地よい世界が広がります。

以下は、レストランAKの木村さんのコメントです。 

「Domaine JACQUES PRIEUR 2001 Montrachet Grand Cru

 可憐で小さな白い花の花束。ジャスミンの香りは際立って感じられる。緻密で繊細な柑橘の香りと中心に感じられる洋梨のフレーバー、柔らかいライチの上品な香り。重層的で抑えの効いたフレーバーはグラスから鼻を遠ざけることを決して許さない。

 時間をおいてゆっくりと表れる、雅でエレガントな香りは麝香や沈香を髣髴とするあまりにも妖しい香りの世界。 テロワールの頂点に立つその名に偽りはない。」

参加された方のブログです。こちらを参照ください。

モンラッシェの個性とは?今回のワイン会に踏まえてモンラッシェをどのようにとらえるべきかを考察しました。こちらをください。

Echezeaux(石上)Echezeaux(石上) 2010/08/07 12:58 モンラッシュの会に参加してましたが、そういうことだったのかと面白く読ませて頂きました。今までに色々飲み慣れている平野さんだから分かることだとは思いますが、果たしてブラインドで飲んで分かるのでしょうか? モンラッシュと思って飲むので過去の経験が想い起こされ感じるということはありませんか?
私のようにほぼ初めてモンラッシュを飲むものには、今の時点では1級と殆ど違いが分かりませんでした。また、モンラッシュだけが持つというのは言い過ぎなのではないでしょうか? 香りは色々な要素から形成されるもので、科学的成分とか酵母の種類がモンラッシュだけ違うのならまだしも、光のスペクトルのように連続した畑や土壌にあって、そんなことが言い切れるのでしょうか?
また、理解が正しいとか正しくないとかは誰も証明できないことで、自分の捕らえ方と言うだけで良いのではないでしょうか。
以上、感じたことを書かせて頂きました。 今後ともよろしくお願いします。

hirano_mhirano_m 2010/08/07 20:26 石上さん。コメントありがとうございます。

この『Ma parole de vin‐ワインは語る』)というブログのタイトルは、私がワインを味わった際に、私の感性でとらえた感覚や意識を言葉で表現するというものです。これは、ワインの側から見るとワインが私に語らせるという意味も含んでいます。
さて、今回の2001年モンラッシェの香りは、私にとっては、忘れられない香りでした。どこまでも独り占めして香りをかいでいたくなるような香りでした。この感性でとらえた感覚的事実を「何故なんだろう何故こんな香りが素晴らしいんだろう。・・・」と延々自問した結果が、その行き着いた先にあったのが、ムスクの香りでした。今回の2001年モンラッシェを私はこの意味で大好きになりました。この事実を自問して分析し表現したものがこのブログの文章です。
一級かグラン・クリュかとかブランドでどうかという問題より以前に、この目の前にあるワインそのものに魅了されたということが私にとって最も大切なことなのです。そして、<モンラシェの個性は、ムスクにあり>という考えは、私の独自のものですが、当日、同じモンラッシェを飲んで私と同じように感じられた方もおりました。そこで私個人のとらえ方でも一定の普遍性があると思った次第です。

ところで、私は、今回のワイン会とは別に勉強会(平野弥ワイン教室『ブラインドによるワインテイスティング講座』)を開催させていただいております。
ワイン会は、参加される方々の感性でワインをとらえて楽しんでいただく場であると私は考えております。各自の感性で自由にものを言うということが会のモットーです。ワイン会では、だれのとらえ方が正しいとか間違えているとかと言うことは、まったく問題ではありません。また、そのようなことを論議する場でもありません。等しく同じワインを飲み酌み交わすし交流するいうことが「クラブ・ド・エスプリデュヴァン」が主催する会の趣旨だと考えております。
他方、「1級との違い」「モンラッシェの畑や土壌」などに関しては、ワイン教室でテーマにすべきことがらであると考えております。ワイン会ではなく、ワイン教室であれば、もっと丁寧なご説明をその場ですることができましたが、会の趣旨と異なるためそのようなことは出来ませんでした。
9月以降、平野弥ワイン教室のメンバーをあらたに公募する予定ですので、是非、ご参加いただけますと幸いです。
宜しくお願い申し上げます。