15期ゼミ日誌2順目 「輪読まとめ&卒論」 (小川)

15期の小川です!
ここから3年生によるゼミ日誌2週目が始まります(^^)/
アナ雪のようにありのままの自分を出した日誌を書こうと思います♪


7月10日月曜日 4限:輪読まとめ 5限:卒論


まずはニューススピーチです


Q日本において電子書籍サービスを拡大していくべきか?(齋藤)


購入のしやすさ、運びやすさ、シェアのしやすさといった利便性を推す賛成派
     VS
高齢者に必要なの?とか著作権問題といった反対論がでました


 ⇒私は論文作成のために分厚い文献を持ち運びするのは辛いので、賛成です


Q鳥取市は「かつ江さん」をホームページで公開すべきか?(金)
 (ゆるキャラとして利用していくべきか?)
 ※かつ江さん=秀吉の兵糧作戦によって苦しむ民衆を表したキャラ


 歴史を知れるし、話題性を呼ぶのでいいPRになるかもという賛成派
            VS
 地域に悪い印象を与える可能性があるといった反対派


 ⇒私は、なぜこの歴史を明らかにする必要があるのか?ただ話題作りのために、このようなゆるキャラを作って、「歴史を知れる」といった理由を後付しただけじゃないか?と否定的な意見を持っています



次に輪読まとめについてです
「モール化する都市と社会」の輪読を計7回行い、本日はそのまとめを行いました


議題は「モール化」とは何か?


最も多かった意見は「敷居の低さ」でした
例えばですが、百貨店に入るときって緊張しませんか?
しかしモールに行くのは緊張しませんよね
普通の格好で普通に買い物に行ける
そんな日常の延長的な感覚を与えてくれる
これこそがモール化なんじゃないかと思ったわけです


次に多かったのが「多様な画一性」という意見です
本書では「均一な多様性」ですね
これはモール化された場所はどこか似た風景を持っており、でも完全には一緒ではなく多様性も持っているということです
先生が言うには、「例えば50個の要素があって、そのうちの30個だけ含んだモールができる、つまり同じ要素も持っているんだけど、全てではない、これこそが均一な多様性の正体」だそうです


他にも面白い意見が出ました
「能動的なようで受動的な空間」です
例えば、モールに行くと人々は自分で歩いているようで、モールの循環構造などによって動かされています


またモール化とは「住みやすさ」であるという意見もありました
モール化すると買い物も便利になるし、道路も整備される、そして昔あった不良のたまり場みたいなところは消えていく
しかしモール化の増大は移住民を増やして、人口が増加し、問題を起こしうるので、適度な「住みやすさ」の提供をしないと、「住みにくく」なってしまいます


そして「時間節約型と時間浪費型のハイブリッド化」という意見もありました
時間の節約をしたい人はモールをすべてまわらずに目的店だけ行けるような仕組みになっています
つまりどちらの人でも受け入れてくれるのがモールなのだ!


最期に私の思ったモール化について
モール化とは店が集中することだと思います
郊外にモールができて、モール内に様々な店入ります、歯医者すらもです
モールに行けば何でもできるので
郊外にある店は需要が減り、消えてしまいます
店はモールにしか無い状況が生まれます
モールが消えたら郊外の人々はどうなるのか…



最期に卒論
今回の発表者は岩橋先輩と五十嵐先輩です

岩橋先輩
【問い】
戦後、⼀一般紙におけるスポーツ報道はどのように変化して
いったのか。また、その要因は何であったか。
【仮説】
戦後しばらくは、体育会出⾝身の記者によって書かれた技術
評中⼼の記事が⾒られた。1953年年、スポーツのテレビ中
継が開始し、その技術が⾼度化するに従って、新聞はテレ
ビが映さないスポーツの裏側をドラマ性をもって表現する
という役割を求めた。1990年年頃からは人気スポーツの多
様化・グローバル化への対応や広告料収入確保等のため、
各紙はスポーツ⾯面を量的に拡⼤させた。その結果、記者の
負担は増⼤し、安易なドラマ性を追求した記事が氾濫した。

⇒スポーツ新聞はスポーツに対する知識・興味を持っている人がターゲットなのに、なぜそれらを必要としないドラマ的表現が主流になったのかを知りたい!


五十嵐先輩
【問い】
箱根駅伝はどのようにして日本社会に受容されていったか?
【仮説】
箱根駅伝第一次大戦後に誕生した。その背景には、外来スポーツとしてのマラソンを日本化する動きと近代化があった。
そして、新聞やラジオ、テレビなどのメディアが発達するに伴い、駅伝は物語性を帯びるようになった。その中には、繋がりや責任感といった「日本人らしさ」を体現していたため、日本社会に受容されていった。

⇒人々の持つスポーツ観の変遷を知ることが大事だなあと思っていたら、今回そのデータが発見されました!!更に論拠のしっかりした論文になると思います



長文お疲れ様でした、みなさま(そして打ち込む私)


最期に謎かけを一つやって終わりましょう
「卵」とかけまして
「熱々のカップル」と解く
その心は「いつも黄身(君)がそばにいる」
お後がよろしいようで(笑)


ではまた次回!