こんにちは、16期の近藤です。
6月15日のゼミの内容についてです。
この日は、輪読と映像資料を見る都合で、NS(ニューススピーチ)はありませんでした。
(4限)
≪輪読≫
『じゅうぶん豊かで貧しい社会』 第2章 ファウストの取引
担当:金、古川、佐藤
問い:利益追求がモラルの縛りを免れるようなシステムがなぜ作られたか
答え:利益追求は人間を貧困から救い出す合理的な手段として正当化されたから
問題提起:現代においいて人々はなぜ金銭を追求するのか
意見:
・人の経済的状況によって、追求する質が違うのではないか
貧しい→日々の生活を送るため
豊か→自己顕示欲を満たすため、自己満足
・金銭を使う欲求と貯める欲求があるのではないか
≪感想≫
第2章はイデオロギーの変遷、マルクス経済学などについての知識が要求されることもあり、とても難しいものでした。
質問に時間の大半を費やしてしまいましたが、内容理解には必要だったと思います。
先生に解説していただいて、僕自身やっとのみこめました。
この知識は、3章以降も必要になってくると思います。
また、本書を通じての問いが「強欲は悪いものなのか」ということが明らかになってきました。
(5限)
映像資料鑑賞
内容:1970年代から1990年までの時代の変化を当事者が撮影した資料から考える
目的:『第四の消費』で出てきた消費の変化や時代の流れへの理解を深める
≪感想≫
様々な面からこの時代を見つめなおしています。
コメディータッチな部分もあり、見ていて楽しかったです。
この20年を通じて思うことは2つです。
①経済面でも、科学面でも激動の時代であった
経済面:
高度経済成長が終焉して安定成長に突入、しかしすぐにバブル景気の荒波へ
科学面:
日航機の墜落、スペールシャトルのチャレンジャー号爆発事故、チェルノブイリ原発事故による科学への不安
一方で、インターネットの普及の流れ
②ホームビデオの普及で個人で容易に映像を記録できるようになった
特に②についてです。
これによってミクロな視点から人の流行や考え方を追えるようになりました。
記録が残っていくというのは、とても大きいことだと思います。
以上が6月15日のゼミの内容です。
次回、18日は3年によるディベートがあるので、しっかり準備していきたいと思います。