iPhone5の真実

明けまして、おめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

昨年末に、iPhone4からやっとiPhone5へ乗り換えた。
かれこれ使い始めて2週間ほど経った。今の印象はどうかというと、iPhone4も完成度が高いと思っていたのだが、iPhone5はそれ以上であった。
iPhone4とiPhone5を並べてみると、iPhone4がすごく旧式に見えてしまう。何と言っても、その薄さと軽さのスマートさに惚れ込んでしまうのだ。

iPhone3GとiPhone4はブラックにしたのだが、今回はホワイトにした。
ずーっと、ホワイトはちょっとチープな印象というか先入観があったのだが、電車の中でホワイトをもっている方を見かけると、以外とホワイトもいいな、と思い始めたのだ。そのホワイトに何故か目を惹きつけさせられてしまうのだ。ホワイトも、よーくみるとクリアなホワイトではない。そして、あっと思った。そうだ、このホワイトはただのホワイトではなく、白磁のホワイトなのである。
そういうわけで、今回はホワイトにした。

iPhone3Gのときは、液晶の保護シールもつけたし、ケースカバーもつけて大事に使っていた。
iPhone4のときは、液晶に保護シールをつけないことにした。これは、画面がRetinaとなり、Retinaのクリアー度を損なわずに使っていたかったからだ。最初は、画面に傷がつくのではないかと心配したが、その心配は杞憂に終わった。2年間液晶の保護カバーなしで使い続けたが、全く傷もつかず問題なしであった。
iPhone5では、ケースカバーもつけないことにした。
一つには、iPhone5そのものの外観が、見惚れるほどにスマートなデザインだからだ。この素晴らしいデザインを覆い隠す必要はない。
もう一つは、ケースカバーが、iPhone5の薄さと軽さを損なってしまうからだ。
iPhone5はとにかく薄い。そして軽い。
iPhone5の開発エンジニア達は、この薄さを追求するために1mm以下の精度で薄さを追求したことだろう。そして、この軽さを追求するため、1g以下の精度で軽さを追求しただろう。
iPhone5の薄さと軽さは、アップルのエンジニア達のたゆまぬ追求の結晶なのだ。
iPhone5の薄さと軽さを常に肌で感じていたくて、iPhone5では、ケースカバーをつけないことにしたのだ。
iPhone5には、液晶画面の保護シールもケースカバーも不要なのである。

iPhone5の外観に見惚れていて、ふと気になった。iPhone4とどうデザインが変わったのだろうか。
iPhone4につけていたケースカバーをそっと外してみた。iPhone4のむき出しの外観を見たのは2年ぶりだ。
iPhone4とiPhone5をじっくり見くらべてみて、驚いた。
iPhone5の薄さと軽さは、iPhone4の時代から約束されていたことなのだ。
まずは、下の写真を見ていただきたい。上がiPhone4で下がiPhone5である。

サイドの音量ボタンは全く同じ大きさ、全く同じデザインだ。
これは、アップルが(おそらくジョナサン・アイブが)、このデザインを今後とも変える必要がないという判断をしているということだ。確かに、これ以上ボタンの大きさを小さくしたら、操作性を損なうだろう。
次の写真を見ていただきたい。(左がiPhone5で右がiphone4である。)

皆さんもすぐに気づいたでしょう。

iPhone4の上面と背面の出っ張りを取り除いたのが、iPhone5なのである。2年の間、アップルはこの出っ張りを取り除くことに注力してきたわけである。
この出っ張りを取り除いた薄さは、音量ボタンの操作性を損なわない最低限の薄さでもある。
アップルは、操作性を損なわない究極の薄さの目標を、既にiPhone4発表時に設定済みであったということだ。
そう、iPhone5の薄さと軽さは、iPhone4発表時点で約束されていたのである。

iPhone5で操作性を損なわない究極の薄さを実現してしまったので、今後発表されiPhoneは、軽くはなるかもしれないが、これ以上薄くはならないであろう。