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hiroの読書ノート

 
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2018-06-20

妖女サイベルの呼び声


これも楽天オークション品。ほかに数冊のマキリップ小説とまとめて出ていたもの。茨文字の魔法もこの時一緒に買った。

茨文字の魔法は終盤にどんでん返しが効いていてなかなか面白かったので期待して読んだのだが、こっちはそれほどでもなかった。先が見えないところは相変わらずあったが。主人公のサイベルにいまいち共感できなかったからかな。

世界幻想文学賞受賞とのことだが、それは舞台は中世の物語そのままなのに、実はフェミニズム文学だからなんだろうな。古くて新しいってやつですね。主人公の妖女サイベルは、最強の魔女でありながら、中身は優しさと弱さを持ったごく普通の女性でしかない。父親も強力な魔法使いなので普通じゃない環境で孤独に育つが、出会う人々から愛情を教えられて人並みの幸せをつかむ。という、ありきたりの筋書きだけど好意的に受け止められるやつ。私は退屈だったけど。

2018-06-03

トワイライト


楽天オークション品。ポイント消化目的でほかにいいのがなかったからこれを選んだ記憶が。

だいぶ前に映画化して人気になったらしい。日本ではコミカライズもされている。私はその当時ぜんぜん知らなかったが。日本で漫画になるのは分かる。日本の少女漫画の王道プロットと同じだ。(ヒロインが高校へ進学(転校)すると、それまで地味で冴えなかったのに急にモテ始める。そこで出会った自分にだけ感じ悪いイケメンが気になって仕方がない。意地悪なだけかと思ったら窮地に立たされた時に助けられ、ドキドキする。イケメンが感じ悪いのは実はヒロインにベタ惚れしているからだった。あとは二人でエンドレスキュンキュン)ひょっとしてこの作者は日本の漫画を研究したんじゃなかろうか。ハリポタを意識してるのも間違いないような。そして狙った通りの大ヒットに。昔のアメリカだったらこんなのゴミ箱行きの駄作だったろうけど、ハリポタ以降は事情が変わったようだ。いいところを探しながら読んだが、ぜんぜん面白くなかった。エドワードが告白して以降はヒロインがひたすらキュンキュンするだけの話になり、退屈過ぎて読むのが苦痛でしたわ。

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

トワイライト 上 (ヴィレッジブックス)

トワイライト 下 (ヴィレッジブックス)

トワイライト 下 (ヴィレッジブックス)

2018-05-17

バナナ剥きには最適の日々


図書館借り。
道化師の蝶」で芥川賞を取った人だが、読んでもよく分からないのは知っているので、短編集にしてみた。
う〜ん、短篇でもやっぱりよく分からん。
私は不思議の国のアリス系のわけわからん世界の話が好きなのだと思っていたが、この作家にはちょっとついていけないものがある。
巻末の解説にあるように、よく分からないけど面白いっていうのはまあ分かる。
この前の石田衣良とは真対極である。
図書館の本も、新品でまだ誰も読んでないのかと不安になるほどきれいだった。
よく見るとわずかにページの折れがあり、ちゃんと読まれている痕跡がある。
お行儀の良い優等生が読む本ってかんじー。
ちなみに、旅のラゴスは少しだけ濡れた形跡があった。
図書館の本には読者のタイプがまざまざと現れてるのだ。

2018-05-11

旅のラゴス


図書館借り。どこかでこの小説がブレイクしていると聞いたので。借りようとしたら誰かに借りられていて予約になったので、本当にそうなんだろう。

筒井康隆氏といえば、SF小説の大御所ですね。昔七瀬シリーズが人気だった。そういえば、読もうと思って読まずじまいだったのを今ごろ思い出した。この年代の作家の文章とか物語の展開の仕方はしっかりしてて安心できます。私が子供の頃から慣れているからかもしれないが、やはり最近の小説家とは何かが違います。

けれど、急にブレイクした理由はなんだろうなあ。長編過ぎじゃなくて一章読み切りタイプになってて読みやすいから?またまた主人公がおっさんでそこらじゅうで女にモテる話だから?でもまあ、解放された男あたりでこれかとは思った。これって発達障害あるあるだもんね。おまえらってやつ?いつも人にお前はKYとかとか発達障害とか言われている人は涙なしでは読めないよね。本当は人の気持ちが読めないわけじゃない。むしろ読みすぎとさえ言える。ただ、読んでいいとこと読んじゃダメなとこの区別がつかないだけだ!

旅のラゴス (新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)

2018-05-02

ブルータワー


SFだと聞いて図書館で借りたもの。
石田衣良は、池袋ウエストゲートパークというドラマの原作者で有名だ。そのドラマは見てないのでよく知らないが、ヤンキーの話だというイメージはある。TOKIO長瀬智也が主役だったのですかね。つい最近、同メンバーがいかにもヤンキーらしい事件を起こし、テレビにしょっちゅう出てる。

いちおうSFだが、やはりヤンキー臭い。TOKIOのメンバーのように、女を性の道具としか見てない思想をはしばしに感じる。こんな姿勢をカッコいいと思うのは遅れた国の土人だけだということをこの国の人は早く気付いたほうがいいと思う。

で、前回に続き、またしても閉ざされた巨大建築物内での階級社会ディストピアである。未来社会が完璧なピラミッド社会という発想は、どうも日本特有な気がする。日本人は本当の意味での民主化を経験したことがないからだろうか。今の民主主義は西洋のサルマネがしたい上流の権力者たちが勝手にしたことだもんね。今の政治だって一部の権力者が勝手に騒いでて、一般人はそれとは別の次元で生きてる感じがする。西洋のサルマネをする必要がなくなったらまた権力者の勝手で江戸時代に戻るんだろうと感じるのが自然かもね。

そして、異次元転生チートものだった。いちおうSFとなってるが、正確にはこれはSFファンタジーでしょう。すごいAIも時間を超えたってだけでは、SFってことにはならんよね。某Web小説サイトの常連ネタとどこも変わらない。この小説が出版されたのは2004年なので、異世界チートもののWeb小説を書いた人がこれを真似したんだろうけども。ついでに、最後のあれはキスシスの作者が真似したと思う。

ああいう人たちがこの小説に夢中になったのは何となく分かる。今の日本人のクソなところばっか集めた感はあるが、でも面白い。この作者のストーリーテーリングが優れているからなんだろう。情に訴えるのが上手。これもヤンキー特性なのだろうか。程よくクソなところも大衆が安心して読めるポイントなのかもしれない。図書館の本を借りたが、ボロッボロで、水で濡らした人もいてヘロヘロだった。そういう人たちが読む小説ってかんじー。

ブルータワー (徳間文庫)

ブルータワー (徳間文庫)