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hiroの読書ノート

 
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2017-04-11

友だちの友だち バベルの図書館14


前回のレオン・ブロワと同様にこの作家も不可解な人の行動がテーマのようだ。
前回くらい短かったらいいのだが、この人は長いので集中力が…。
作品がどうとかより自分の集中力が心配。。

内容
私的生活
オウエン・ウィングレイヴの悲劇
友だちの友だち
ノースモア卿夫妻の転落

2017-04-07

薄気味わるい話 バベルの図書館13


この人のストーリーは不思議だがこんなことはもしかしたら自分や身の回りにも起きるかもしれない、と100年後の日本人でも思えてしまう。
たいていが身近にいてもおかしくないような一般人の登場人物が不気味でとてつもなく性格が悪い。
一番怖いのは人間、というやつでしょうか。
前回のこの世でないようなのも気味悪いが、人間の業も気味悪い。
さすがボルヘス…いろんなツボを押してきます。

内容
煎じ薬
うちの年寄り
ブルール氏の信仰
ロンジュモーの囚人たち
陳腐な思いつき
ある歯医者へのおそろしい罰
あんたの欲しいことはなんでも
最後に焼くもの
殉職者の女
白目になって
だれも完全ではない
カインのもっともすばらしい見つけもの

2017-04-01

ナペルス枢機卿 バベルの図書館12


初めて聞いた名前。ポーの流れをくむ怪奇小説のジャンルでは有名な作家らしい。
今まで読んだ中では、ウェルズに似てるかな。よくまあこんなデタラメ…というか、気色悪いイマジネーションが次から次へと沸くなと変に感心させられるところが。
嫌いじゃないけど。
ゴシックロマンが好きならこの作家の作品の雰囲気は好きになるかも。

内容
J・H・オーベライト、時間−蛭を訪ねる
ナペルス枢機卿
月の四兄弟

2017-03-18

盗まれた手紙 バベルの図書館11


作品のジャンルからすると私が好きに違いないものばかりなのだが、なぜかポーには惹かれない。話はすごいとは思うが。なんでかな。語り口のせいかな。これが面白いと思うようになれば一歩進んだ自分になれるような気がする。

内容
盗まれた手紙
壜のなかの手記
ヴァルドマル氏の病症の真相
群集の人
落とし穴と振り子

聊斎志異 バベルの図書館10


これも世界史かなんかで題名だけは知ってるが、テスト勉強でうんざりして読む気も起きなかったやつ。中身はただの魔法妖怪ものだった。東洋風のファンタジーの話を書いたりしたい人は必読かもしれない。あの世にも中国のような王宮と官吏階級があって、この世の選ばれた人間があの世で官吏になってこの世で奇跡を行なうというのが、この短編集の一貫した設定。この本は、中国の民間伝承を集めたものだそうだが、日本の異世界モノの漫画やラノベもだいたいこんなかんじだよな。異世界にまで来て現実世界と同じヒエラルキーで人と争ってチートになるという発想は、どうも私にはしっくりこないのだが(リアル世界の嫌らしい価値観のないところでのんびり生きたい)、ここから来ていたのか。。

なぜかラストに紅楼夢からの抜粋があるのだが、私はこっちのが好みかもしれない。

内容
氏神試験
老僧再生
孝子入冥
幻術道士
魔術街道
暗黒地獄
金貨迅流
仙女
虎妖宴遊
猛虎贖罪
狼虎夢占
人虎報仇
人皮女装
生首交換
夢のなかのドッペルゲンゲル (紅楼夢 曹雪芹)
鏡のなかの雲雨 (紅楼夢 曹雪芹)

2017-03-09

代書人バートルビー バベルの図書館9


白鯨」の作者ですね。この物語も頭のおかしい人が出てくる。ストーリーのオチも白鯨と一緒。頭のおかしい人にさんざん巻き込まれた主人公が、最期まで「何なのよあの人ォー!?」と何も分からないまま終わってしまう。頭のおかしい人は最期まで自分の固執にしがみついて何も変わらない。メルヴィルのいいところは、プロット自体は単純でもストーリーの語り口が面白くて引き込まれるところだと思う。この時代の人々には不可解でも、現代人はバートルビーの行動が不可解ではなくなった。現実は小説より奇なり。

内容
代書人バートルビー ― 壁の街(ウォール・ストリート)の物語

白壁の緑の扉 バベルの図書館8


H・G・ウェルズは一度も読んだことがないにも関わらず、有名なSF作家だということを小学生の時から知っていた。子供向けの図鑑の宇宙の巻にウェルズが考えた火星人の絵が載っていたからだ。その奇怪な姿に私はすっかり虜になった。その後、学級文庫に誰かが水木しげる妖怪図鑑を持ってきて、やっぱりそれにも釘付けに。振り返ってみれば、それが私のホラー好きの始まりであった。

この短編集は、SFというより、フジでやってた「世にも奇妙な物語」みたいなものばかりだ。ホラーでファンタジーでミステリーでSFでもありスピリチュアル系なものもある。分類が微妙なので文学にしておいた。子供の頃からこういう不思議の話は大好き。やはりこの選集は私のツボをついて来るなー。

内容
白壁の緑の扉
プラットナー先生綺譚
亡きエルヴシャム氏の物語
水晶の卵
魔法屋