12冊目読了 左砂右

左砂右です。12冊目読了
・ページ数 274
・累計ポイント
529+274=803

罪の褥も濡れる夜 (リンクスロマンス)

罪の褥も濡れる夜 (リンクスロマンス)

・感双
男爵家の三男・伏見義康は、政界の重鎮の後継者として将来を嘱望されていた。友人との賭けから清澗寺伯爵家に忍び込んだ伏見は、かつて言葉を交わした妖艶な美少女が、実は御曹司の冬貴であることを知る。清澗寺家の財力と名声を利用するため冬貴を手懐けようと画策する伏見は、無垢な冬貴を抱くが…。純粋であるが故に、淫らに染まる躰に魅せら囚われていく―。狂おしいほどの情欲と純愛の、至高のラブロマンス登場。

キャラクターの顔と形ってだいたいは挿絵のものをとりいれて頭の中で情景を流しながら読んだりするんですが、BLチックな絵だとどうしても性描写の際脳に与える負荷が大きすぎたので、無理に冬貴の顔を百パーセント美少女に変えて2人の情事の部分は流すしかありませんでした。まだまだ未熟なんでしょうね。

舞台は19世紀後半から20世紀前半の日本、大日本帝国が戦争に乗り出して国力を高めていった時代です。どうでもいいですが、日本史やってたくせに「護憲運動」のことすら忘れていて歯がゆい思いをしました。伏見は野心に溢れ頭も切れる冷静な二枚目ですが、冬貴に魅せられてしばしば失敗します。冬貴は無垢と残酷さを兼ね備えた妖しい魅力で、常に男の精を求める魔物であり、伏見はそんな冬貴の気持ちが分からず翻弄されらああああ頭があhたらかなぃ

全体的に重苦しかった。何も考えたくないくらい気力が萎えてます。しかし、女性にはない男性の色気を確かに感じさせる良き作品だったと思います。かなりBL耐性も付いた気がします。

ここでソース焼きそば72円分、野菜スティック80円分、アイス66円を食べました。
・累計ポイント
803-(72+80+66)=585


13冊目は「新世界より」です。さようなら。