Hatena::ブログ(Diary)

広原盛明のつれづれ日記

2017-09-17

迷走する前原民進党を直撃するか、解散風が強まっている、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(8)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その80)

08:25

 この9月28日、野党各派が要求してきた臨時国会が漸く召集されるのだという。憲法違反もいいところだが、安倍政権がここまで引き延ばしたのはそれなりの理由があってのことだ。言うまでもなく、解散時期とセットで臨時国会の召集を考えてきたからだ。メディア各紙は冒頭解散を予測しているが、私もそうなる可能性が大きいと思う。

 そう考える理由はいくつかある。各紙はもっぱら前原民進党の迷走ぶりに焦点を当て、その間隙を突いての国会解散の構図を描いている。10月22日の衆院3補選が目の前に迫っているというのに、前原民進党はいっこうに野党共闘の話し合いに応じようとしない。「地域のことは地域の事情に任せる」と逃げを打っているが、これまで積み上げてきた野党4党首会談の申し合わせを反故にするのであれば、野党候補の一本化などはとうてい望み薄だ。

また、地域の事情で「選挙に勝つため」に仮に野党候補の一本化が実現したとしても、「名ばかり野党共闘」では有権者の信頼は得られない。そんなことをすれば政党の体面に傷がつき、本選挙での惨敗が待っているだけだ。政党の本体が揺れているときに地方組織の末端で共闘することになれば、国民の目には「野合共闘=野合」と映り、「本物の野党共闘」に傷がつく。本来の野党共闘の意義や精神を守るためにもあいまいな妥協はしてはならないと思う。

安倍政権が冒頭解散に打って出るもう一つの理由は、小池新党が出来そうで出来ない政治事情も関係している。たしかに「都民ファーストの会」は都議選で圧勝したが、それが全国版として通用するとは思えない。目下、小池氏側近の若狭衆院議員が盛んに動いているが、この政治経験の浅い人物が新党結成の核になるなどとは誰も思っていない。政策もあいまいなら人物も未熟、この程度の人間しか側近にいないとしたら、もうそれだけで小池新党の行く末は見えている(この点で、大阪維新を立ち上げた橋下氏のキャラは際立っていた)。

 安倍政権が冒頭解散に踏み切る本当の理由は実は別にある。それは、安倍政権の喉元に刺さった森友疑惑と加計疑惑の骨をどうしても抜くことができないからだ。私は、加計学園獣医学部の新設をチャラにしてまでも安倍政権総選挙に打って出るのではないかと予想していたが、これは外れた。「腹心の友」を切るだけの勇気と決断力が安倍首相になかったのだろう。それとも加計氏との関係がすでに「刎頚之友」レベルにまで達していて、加計氏の頸を斬れば自らの頸にも撥ね返ることを恐れたからであろうか。

 しかし安倍首相の決定的な誤算は、籠池夫妻という類まれなカップルを昭恵夫人が不用意に近付けたことだった。この夫妻は(関西では)知る人ぞ知る人物で、一度食いついたら死んでも離さない種類の人間として知られている。でもその人並み以上の執念は、安倍首相や昭恵夫人の思惑を遥かに超えるものだった。安倍首相夫妻だけではない。安倍首相の意向を忖度して動いた財務省国土交通省の役人たちの思惑も遥かに上回っていたのである。

 このところ各紙(大阪本社版)では、森友疑惑が大きくクローズアップしてきている。大阪地検特捜部は9月11日、籠池夫妻が大阪府大阪市補助金を詐取したとして追起訴した。すでに起訴した国の補助金詐取や未遂分を含めた立憲総額は2億150万円に上り、これで補助金不正操作は一応終了した。だが、これで捜査が一段落したわけではない。財務省近畿財務局の役人たちが国土交通省近畿地方整備局と結託して国有地をタダ同然で森友学園に売却した背任容疑や、学園との交渉記録を廃棄した証拠隠滅容疑の捜査はこれから本格化するのである(毎日、9月12日)。

籠池夫妻の人並みでないところは、財務省国土交通省との交渉経過をすべて音声データとして記録していたことだ。籠池夫妻はこの音声データを昵懇のジャーナリストに託し、捜査が進展するにつれて少しずつマスメディアリークするように指示していたのだからタダ者ではない。音声データはまずテレビ局のトークショーで流され、次に各紙が入手してその裏を取り、最終的には大阪地検特捜部も入手して捜査資料に加えているとされる。

おそらく交渉に当たった近畿財務局や近畿地方整備局の役人たちは、籠池夫妻がこれほどの周到な準備をして交渉に臨んでいたなどとは夢にも思わなかったことだろう。役人たちの前で籠池夫妻が恫喝まがいの大声で喚きたてたのは、夫妻の品性もさることながら、録音を隠蔽するために準備された巧妙なパフォーマンスだったことが推察される。目の前で大声で喚かれれば役人たちはそのことに気を取られ、それ以外のことは目に入らなくなるからだ。まさに絵に描いたような田舎芝居ではないか。

 安倍政権は、前原民進党の迷走や小池新党の停滞に乗じて冒頭解散に踏み切るだろう。国会での疑惑追及が行われないこともあって、内閣支持率はこのところ少し回復してきている。だが、国民を甘く見てはいけない。たとえ総選挙で勝利しようとも、森友疑惑と加計疑惑の骨は抜けない。この骨を抜き取るには、安倍政権が退場する以外に道がないことを安倍首相は早晩思い知るだろう。(つづく)

さ水垂れさ水垂れ 2017/09/17 20:00 前原氏、迷走するのが、役回り、でしたかw。

旅マン旅マン 2017/09/18 03:16 アホの前原民進が木端微塵にされるこ
とは祝着だが、その引き換えが改憲体
制の確立、固定化か。
民進崩壊の分が小選挙区での自民党躍
進とという、ある意味で焼け太り状態
って笑えない結末ってことだ。
比例で共産党におこぼれが流れて志位
さんが『躍進だ』と胸を張る(笑)。
小池百合子の改革詐欺ファシスト党も
なんだかんだで議席を増やすだろうか
ら、この選挙、いよいよ改憲体制の固
定化となろう。
下手したら戦後民主主義体制の実質的
なラスト総選挙になるのではないか?
森友や加計で安倍内閣が退陣しても、
今の自民党は安倍晋三的なモノをよし
とする集団である。そして立党以来の
宿願である改憲をやれる大チャンスが
眼前にある。
北朝鮮怖いぞとミサイルアラートを鳴
らしてテレビ局に官製放送やらせたら
こそのリカバリーショット、支持率ア
ップなのだ。まともな状況ならアップ
にはなりはしない。野党支持率ともど
も変化なしで無関心や無党派層アップ
となるだけだ。
バホクサいミサイルアラートと緊急避難
ゴッコだが、結構あれ、大衆の心のひだ
に触れているのではないか?
あれで身の安心が保証されるわけがない
ことは皆、分かっていても北朝鮮怖いの
で政府が『強くやる』ことをよしと思う
という構図ができてるのかも。
なんてことを書いている最中のNHKニュ
ースだが、おいおい、ガチかよ?
選挙やるぞって具体的な日程解説をやっ
ているぞ。台風報道より先に!
終わったな、この国。
アホの前原民進が潰滅することは広原先
生が仰られた『本物の野党共闘』のため
にはなるが、それは相手がまともな政治
をするという前提があってこそ!
ナチスの手口がなんて言ってのけるのが
奴らです。
ま、それでも戦わねばならんけど!

2017-09-09

 東京都議選で民進党東京都連を解体させた連合が、今度は「民進党解体=野党再編」に乗り出した、野党共闘の解体は民進党の解体に通じる、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(7)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その79)

06:04

 民進党「花」山尾志桜里氏がW不倫疑惑で離党表明をした9月7日、前原代表は新執行部を引き連れて東京神田の連合本部を訪れ、来る総選挙の支援要請をした。どんな話が行われたかはつまびらかではないが、前原氏は「働く者の立場で政治を行い、自民党に代わる選択肢をしっかり示すのでよろしくお願いします」と述べ、連合の神津会長は「前原代表には大変に期待している。連携の度を高めていきたい」と応じたという(朝日、9月8日)

連合といえば、今年7月の東京都議選では民進党を脱党して小池氏が率いる「都民ファーストの会」に走った候補を支援し、民進党東京都連の解体に手を貸したことで知られる存在だ。それが今度は前原新代表と手を組んで野党共闘を解消し、小池新党との連携を促進しようとするのだからただ事ではない。前原氏が山尾問題で右往左往するなかで取りも直さず連合本部に駆け付けたのは、それだけ連合の影響力が増している証拠だろう。

民進党の最大の支持団体である連合は、安倍政権の政策を実質的に推進する(労働団体の皮を被った)政治団体でもある。国の重要政策では、連合と安倍政権との間にはほとんど相違が見られない。原発政策に関しては電力業界のエージェントとして原発再稼働を強力に推進し、原発反対運動に対しては地元首長選挙などを通して身体を張って阻止する。連合出身の国会議員を多数民進党に送り込み、党内右派として野党共闘分断に奔走する。憲法改定の協議を始めることに賛成し、党内右派を激励する...などなど、自民党そこのけの活躍ぶりなのだ。

挙句の果ては、反対が強くて国会で2年以上も棚曝しされていた「高度プロフェッショナル制度=残業代ゼロ法案」を安倍政権との密室取引で成立を図ろうとして、傘下の産別組織や地方組織の猛烈な反対に遭うなど、表向きにも裏向きにも「働く者の立場」とは真逆の行動をとり続けている。高プロ制度をめぐる密室行動については、傘下組織から「連合はいったい誰を代表しているのか」と質されたが、もはやその実体は「経団連の下部組織=財界の別動隊」としか言いようがない。

そんな極め付きの連合が、蓮舫時代にはギクシャクしていた民進党に急接近しているのはなぜか。朝日新聞は「連合が民進との関係修復に動いた背景には、共産と距離を置いた上で、小池氏らを巻き込んだ野党再編を視野に入れている前原氏の姿勢がある」と分析しているが、まさにその通りだろう。連合の神津会長は、前原氏も同席した9月6日の広島市内の集会で「(民進党を)離党しても連合は応援してくれると勘違いしている人がいるが冗談ではない」と強調し、先月離党した細野衆院議員に支援打ち切りを伝えるなど、一転して前原体制を支える姿勢を鮮明にしたという(朝日、9月8日)。

これまで連合は、東京都議選の延長線上に野党再編の構図を描いていたと思われる。つまり、共産党を含む野党共闘に反対の民進党右派議員を離党させ、小池新党と合流させて強力な「保守補完勢力=第2自民党」をつくる政治シナリオが検討されていたのである。長島衆院議員や細野衆院議員がその先鋒隊として離党し、その後若狭氏らと新党結成についての協議を重ねているのはそのためだ。ところが、前原氏が民進党の新代表に選出されるや事態は一変したのである。わざわざ右派議員を離党させなくても、民進党全体を野党再編の方向へ引っ張っていける可能性が生まれたからだ。

可哀そうなのは、ハシゴを外された細野氏らだろう。日経新聞9月7日によれば、「5日に連合本部を訪れた細野氏は離党した理由について、党の前執行部が進めた共産党を含む野党共闘に不満があったなどと説明し、今後の支援継続を求めた」という。ところが予想に反して、神津会長は「推薦は取り消さざるを得ない」と拒否し、また党を除名された長島氏にも同様の対応を取ることを明らかにしたという。

東京都議選では連合東京民進党離党者を支援し、国政選挙では連合本部が離党者は支援しないというのだから、これは矛盾そのものでありご都合主義もいいところだ。しかし、これを連合の野党再編の立場に立って考えるとキッチリと辻褄が合うのだから面白い。要するに、連合が民進党を支援するのは「保守補完勢力」を作るのに役立つか役立たないかであって、都議選では「都民ファーストの会」がその突破口になると睨んだので、民進党東京都連を解体してまで都民ファーストに入れ込んだのである。

一方、連合が細野氏をはじめとする「離党予備軍」に対して支援打ち切りを言い渡したのは、前原氏の方が民進党全体を野党再編の方向へ引っ張っていけると踏んだからだ。前原体制を支えることが野党再編の力になると睨んだので、「離党先鋒隊」を容赦なく切ることで「離党予備軍」を牽制し、前原体制を支えることを表明したのである。

先日、前原氏の動静に詳しい京都ジャーナリストと意見交換をした。彼は、目前に迫った衆院3補選で野党民進党)が全敗すれば前原体制は失速する。だから、野党再編の方向に直ちに踏み切ることはない。当面は「部分的野党共闘」を維持しながら、党内体制が整い次第共産党とは手を切ることになるだろうと言った。

常識的に考えればそうかもしれない。しかし私は、神津会長の意気込みからして、すでに連合と前原氏の間には野党再編の方向について何らかの約束が交わされているのではないかと推測している。そうなると、前原氏の命運を握る連合との約束をそう簡単に破ることはできないだろう。山尾氏の不倫疑惑によって前原体制は出だしから大打撃を受けた。だがこれを逆手にとって、衆院3補選での敗北は山尾疑惑の所為だとすり替え、野党共闘を拒否して再編への舵を切るという裏技も考えられる。

野党共闘の破棄は民進党の解体に通じる、と私は思う。自公与党と変わらない政策を国民に押し付けるなど不可能なことだ。野党共闘民進党を消滅させるのではなく、野党再編がその幕を引くのである。(つづく)

おらおら 2017/09/10 15:01 外からの期待と党の思惑の齟齬

民進党の路線選択に広原さんが戸惑っている。広原さんが民進党に期待しているのは安倍政権の政策に対抗するしっかりとした野党の立場だろう。戦争法や共謀罪、留まるところを知らない安倍政権の暴走を止めるのが野党の役割だ。そう考えると野党共闘は必然であり、これに後ろ向きな前原支持が民進党の多数を占めることが不思議でならないだろう。

民進党の目標とするところは広原さんの期待とは違う。議員たちの出自を見れば自民党であったり、維新であったり、いずれにせよ戦争法や共謀罪にはむしろ賛成の人たちだ。共謀罪にも戦争法にも怒りを持っているわけではない。野党だから一応安倍政権には反対の立場を取らなければならないので反対しておこうと言うだけでしかない。

もともと民進党の目指すところは、二大政党制つまり、「保守二党の政権たらいまわし」である。自民独裁体制が続くと国民の反発を招き、革新勢力が台頭する。これをなんとか阻止したいと言うのが民進党の理念だ。

ところがこの民進党に社会党を支持してきたリベラルな市民の票が流れ込んだ。分裂の経緯・政策から言えば、むしろ社民党や新社会党に行くべき票が、彼らのあまりの弱体化で行き場所を失ってしまったのである。党の思惑と党外からの期待が完全に乖離している。

広原さん的な期待は民主党政権でさんざ裏切られて、当時の支持者は無党派化している。今なお民進党のコアな支持者というのは、あくまでも「保守二党の政権たらいまわし」を願望している人たちなのである。革新政党の台頭を許すくらいなら自民一強の方が良いと考えている。当然、野党共闘否定になるだろう。

とはいえ、民進党の理念なるものはそれほど強固なものではない。選挙戦術に押されて理念が捻じ曲げられることもありそうだ。民進党をリベラル市民を代表する政党にするには、何を期待されているのかを教える必要がある。そのためには政策で割り切り、当面共産党に支持を集中する他ないだろう。

hkawai69hkawai69 2017/09/11 06:59 ⚪上のコメントには全く同感です。

2017-09-03

 前原新代表選出で民進党はどうなる、野党再編か野党共闘か、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(6)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その78)

08:08

 民進党代表選翌日の9月2日、各紙は前原氏の代表選出を大きく伝えた。その中で目立ったのは、前原新代表の選出で民進党野党再編に向かうのか、野党共闘を継続するかについての観測記事だった。各紙の社説と主な見出しを紹介しよう。

朝日新聞

「社説、前原民進党 愚直に、一歩一歩前に」「民進 存亡かけた船出、前原新代表 持論の増税・改憲 党内に火種」「小池氏らと再編? 共産と共闘継続? 両方に分裂リスク

毎日新聞

「社説、民進党新代表に前原氏、『ど真ん中』の空白埋めよ」「民進代表に前原氏、枝野氏 要職起用へ」「前原氏 背水の船出、民進新代表 多様な意見どう結集」「野党再編見通せず、枝野氏善戦、融和を優先」

読売新聞

「社説、野党共闘の見直しが試金石だ」「民進代表に前原氏、共産と協力『見直しも』、枝野氏破る」「野党再編 道険し、前原新代表 非自民 3度目の挑戦、連携 小池氏か『民共』か」「枝野氏『善戦』 人事影響か、国会議員票 大差つかず、『党員票』前原氏に軍配」

日経新聞

「社説、党再建へのラストチャンスだ」「民進代表に前原氏、野党再編 やまぬ憶測、『非自民』受け皿目指す」「前原氏、背水の再登板、増税原発なお火種、党結束、幹事長人事も焦点」

産経新聞

「社説、前原新代表、党再建は危機の直視から」「前原氏 霧深し、なお離党予備軍・どうなる民共共闘」

京都新聞

「社説、前原新代表、危機感持って党再生を」「民進新代表に前原氏、野党共闘見直し検討、枝野氏に執行部入り要請」「京滋の民進党所属国会議員『前原氏、党立て直しを』、野党再編の期待吸収、『非共産』路線に共感、枝野陣営『策に溺れた』」「福祉充実、増税逃げず、党内融和へ保守色封印、野党共闘 難しい対応」「民進新代表に前原氏、対案路線 党内結束、京都各党 手腕に注目、共産、共闘可能性探る」

各紙を一通りざっと読んでみたが、予想に反して論調にさほど大きな差はなかった。もちろん野党共闘とりわけ「民共共闘」に否定的な読売・産経・日経各紙は、前原氏が野党再編を通して保守2大政党へ舵を切ることに対する強い期待を示しているものの、それが民進党の解党につながり、政局が一挙に流動化することまでは望んでいない。民進党の解党と小池新党の立ち上げが重なることで、この先どんな政局になるか、まだ見極めがつかないからだ。

一方注目すべきは、これまで野党共闘を支援してきた朝日・毎日両紙の論調がここにきて大きく分かれたことだ。朝日が野党勢力や幅広い市民団体などとの連携が不可欠であり、その結集軸をつくる野党第1党としての民進党の責任を強調するのに対して、毎日は「ど真ん中」との表現で民進党が「穏健な保守政党」へ回帰し、その延長線上に野党再編に突き進むことを推奨している。これが1論説委員の個人的意見なのか、それとも毎日新聞全体の総意をあらわす主張なのか、もう少し時間をかけてみないとわからないが、もしそうであるなら毎日新聞の変質にもつながりかねない大事件だと言わなければならない。

とはいえ、各紙が思い切って社説を展開できない背景には、目前に迫った青森新潟愛媛衆院3補選をはじめ、安倍政権に対する国民の批判票がどのような形で現れるか依然として予想がつかないからだ。内閣改造効果を狙った内閣支持率の回復も思わしくなく、森友疑惑・加計疑惑を覆う「黒い霧」はいっこうに晴れる気配がない。安倍政権の刺さった骨は喉元深く食い込み、抜こうとしても抜くことができない。安倍政権に対する国民の不信感は、民進党内のゴタゴタや野党の敵失で雲散霧消するほど浅くはないのである。

だが、安倍政権内ではこの混乱に乗じて一気に総選挙に打って出る「ガラガラポン」戦略が検討されていると聞く。「加計学園獣医学部新設」と言う安倍政権の喉元に深く食い込んだ骨を抜くために、獣医学部新設構想をいったん棚上げして総選挙に打って出ると言う「サプライズ戦略」が練られているというのである。真偽のほどはよく分からないが、森友学園の籠池理事長をトカゲの尻尾切りよろしく切り捨てたように、加計学園の加計理事長もこの際一挙に始末し、安倍政権の再浮上を図ると言うのだからただ事ではない。政界は一寸先が闇なのだ。

前原氏の地元・京都でも、最近になって衆院選向けのポスターが一斉に張り替えられた。私の近所(京都3区)でも自民、公明、民進、幸福党などの候補者ポスターが目立つようになり、総選挙の匂いが充満してきている。「民共共闘は死んでも阻止する」と断言する民進党京都府連の面々は意気軒高だ。前原氏を政治の師と仰ぐ京都4区の北神衆院議員などは、民進党代表選の決起集会で共産党との共闘を「赤いモルヒネ」と呼び、「手を出したら骨の髄まで蝕まれる。京都の我々は一番よく分かっている」と言い放った。前原氏も「どの部分がとは言わないが、私の本音を話してくれた」と述べたという(朝日、2017年9月2日)。

いずれにしても、民進党が態勢を立て直し次のステージに移る前に総選挙が行われる可能性が極めて高い。前原新代表はその渦中で翻弄されて体力を消耗し、総選挙後には見る影もない状態に陥ることも予想される。民進党代表選は「嵐の前の序曲」にすぎないのであり、これから嵐の中に突入することになるのである。(つづく)

大帝武大帝武 2017/09/03 19:45  民進党の代表選の結果は予想通り。
 前原氏の圧勝に見えるが、今の民進党の状況からすれば、4割近い枝野氏の得票は、むしろ善戦だったと言えるのではないか。今後、民進党がどうなるかは、全く予想がつかない。前原氏の公約、『All for All』が、どこまで『分かち合い』を説く井手英策氏の社会民主主義的な考えと一致しているのかもわからない。代表選に勝つための方便ではないかと言う疑念さえまだある。とにかく、しばらく様子を見るしかないだろう。
 むしろ堺市長選が気になる。
 9月24日投開票の堺市長選がいよいよ始まる。自民、民進に加えて共産党も応援に加わっている。楽勝と思えたが、安心は危険だ。相手候補は無責任な新人、例によって維新らしいフェイクニュースに近い偽装グラフを作って、『竹山市長は借金を膨らませている』と宣伝している。だが、よく知る人に聞くと、竹山市長はむしろ手堅すぎてケチなのが欠点と言う人もいる。

 堺市の赤字が1000億円増えたと維新は宣伝している。
 竹山市長になって堺市の借金が1000億円増えたと維新は主張している。だが良く聞くとそのほとんどは、『臨時財政対策債』である。本来、国が支払うべきもので、一時的に自治体が立て替えているモノである。即ち、国の借金である。堺市は20政令市の中で、財政的に3番目か4番目に健全だと評価されているのである。
 維新は、知らないでそんなことを言ってるのかと思っていたら、かって橋下知事は、『臨時財政対策債は国の借金だから、府の借金としてカウントするのは間違いだ』と主張していたそうである。

 維新は『真実の提起をして論争する』気持ちは全くない。
 維新は、選挙で有利になるのならば、『嘘でも大きい声で叫べ!』。声が大きい方が勝ちだという考えである。だが、こういうフェイクニュースに騙される人が、世間には結構多いと言うのも現実だ。嘘でも票につながる場合がある。安心はできない。
 吉村大阪市長が、維新候補の応援のために堺市のタウンミーティングの出張って、嘘八百の宣伝をしている。吉村市長は、橋下氏と違って、もう少し誠実な人間かと勘違いしていた。ところが今や、大阪維新のフェイクニュースの中心人物だ。喋りも橋下張りに上手になって、隣接市の市長として、こんなに非礼なことをして大丈夫かと思うほどである。

 吉村市長の嘘八百は!
 即ち、『大阪市と比べて堺市は何もしていない。』、『大阪市は大きく借金を減らしているのに、堺市の借金は1000億円増えている』と吉村市長は宣伝している。ところが、其の1000億円は、先述の『臨時財政対策債』である。吉村が大阪市長になって、その意味を知らないはずがない。知っていながら言う、完全は誹謗中傷の嘘つきである。
 維新は、さらに、大阪市の借金減らしは、橋下、吉村だけでやったように宣伝している。だが、関、平松市長時代から、大阪市は同じようなペースで借金を減らしてきている。平松さんは、維新に根拠なき『嘘の悪口』を言われていつも怒っている。もし平松批判を言うならば、平松さんは宣伝下手で、誇るべきところでさえ言わなかったというべきだろう。

 堺市長選の公約(マニフェスト)
 維新の永藤候補が8月26日マニフェストを発表した。

?4、5歳児の幼稚園・保育園費用の無償化、?水道料金の値下げ、?がん検診の無償化、?モノレールや次世代型路面電車の整備、?市長報酬の3割削減、?退職金廃止などである。40項目

 竹山現市長も9月1日マニフェストを発表した。
?市長給与の半減、?子供医療費助成、?2人目以降の子どもの保育料完全無償化への拡充、?水道料金値下げ、?がん検診の無償化、?高齢者のお出かけ応援バスの利用回数制限撤廃、?モノレールの延伸、?堺東駅前の再開発、?奨学金返済支援制度の創設,、?退職金返上の継続などである。44項目

 ポピュリズム競争しかないのか?
 両陣営ともポピュリズム的公約である。早めにマニフェストを発表した永藤氏が、完全に反撃された感がある。水道料金の値下げなど、どこかで市費(税金)でカバーするしかない。だから本質的な意味はないと思うのだが、永藤氏が目玉と思っていたのだろう。ところが、竹山氏に全く同じことを言われて、『水道料金値下げの公約』の意味はなくなった。

 『市長給与の削減』については?
 竹山市長は、昨年も給与を2割削減していた。だから、今回、永藤氏が3割減と言ったのだろう。だが、竹山氏は今回、一挙に『半減する』と反撃した。市の予算全体の中で、市長給与の割合はごく一部である。給与削減に、堺市政として、どの程度の意味があるのかと疑問に思うのだが、給与削減が票に影響するのは間違いない。維新政治になって、こんなことの繰り返しである。
 御両人ともご苦労なことであるなと思う。民間企業であれば、高給でないと優秀な人物は来ないが、民間の会社で一人前になれなかった人間が、食い扶持を求めて議員になったり、挙句は市長に立候補したりする維新政治である。そんなことで政治は大丈夫かなと心配になる。

 争点は何か?停滞を望む市長は全国どこにもいない。
 ポピュリズム(人気取り)競争となれば、市の財源は限られているのだから、どちらも似たり寄ったりとなる。とどのつまり、ポピュリズム政策は大きな争点にはならない。それら以外に何を主張しているかが重要である。

 永藤氏は、『成長か、停滞か!』と主張している。
 それが争点になると永藤氏は勘違いしているようだ。だが、『成長か、停滞か!』が、堺市政の争点だと本気で考えるような馬鹿な専門家はいない。永藤氏は民間力の活力を言うだけで、成長のための具体的な施策内容は全くない。民間で全てうまくいくのなら、市役所も市長も要らない!
 永藤氏は、深く分析せず、票が取れると思って、『民間の力で、停滞から成長へ』などというスローガンを選んだのだろう。だが、『儲かる』と思うから民間企業は出てくる。儲からない事業だから、やむを得ず公的セクションが担わなばならぬ場合があるのだ。儲からなくてもやらねばならない福祉事業や文化事業は沢山ある。民間さえ出てくればなんでもうまくいくと思っている永藤氏は、自ら経済音痴を白状しているようなモノである。

 堺は一つ、笑顔日本一のまち!(竹山市長)
 永藤氏は、「成長か停滞か」と、いかにも意味ありそうにスローガンを振り回すが、むしろ、竹山氏の『大阪都構想反対』、『堺市解体、消滅反対』の立場での、『堺は一つ、笑顔日本一のまち』のスローガンの方が、はるかに分かりやすく内容がある。自立を求める堺市民の誇りがある。『笑顔』には協同によるコミュニティへのメッセージがある。

『都構想』隠しこそが争点である。
 永藤候補は、『大阪都構想は争点ではない』と主張している。だが、その嘘には無理があり過ぎる。応援に入った吉村市長は、つい口が滑って、『私は大阪都構想を絶対にやる!』と叫んでいる。それが本音だろう。「大阪都構想」は、おおさか維新の1丁目1番地である。そのために党が誕生したとも言える。
 もし、『大阪都構想』を掲げないのなら、維新を解党して自民党にでも入れてもらったらいいのではないか?『大阪都構想』(堺市解体)を掲げたら、当選の見込みがなくなるから掲げないのであれば、『維新公認』などと名乗らなければいいのだ。

 維新は行く先々で平気で言い方を変え、平気で嘘をつく!
 維新は、時、場所によって平気で『言い方を変え』、平気で『嘘を吐く』と言うことである。その虚言癖こそ、橋下ゆずりの維新の最大の特徴である。彼らはそれを方便と思っているが、政治家にとって『虚言』は致命的であることを彼らに気づかせる必要がある。
 そう言うことにさえ気づかないところに彼等の幼稚さがある。だが幼稚だからと言って『票』が取れないわけではない。大阪には、横山ノックや西川キヨシを当選させてきた『アンチ知性』みたいな風潮がある。要注意であることに変わりはない。

























竹山氏の後援会が配布しているビラの内容

  ビラは、?子育てのまち堺、?お年寄りに優しいまち堺、?健全財政のまち堺、?ものづくりのまち堺、?歴史文化のまち堺を訴えている。ビラはコンパクトに竹山堺市政の特徴を言い表している。よく言うなら堅実である。少し悪く言うなら地味。徹底的に市民生活重視の立場である。ビラを見た限りでは、ハードな街づくり、インフラ整備がそんなに重視されていないという感じはある。

子育てのまち

 堺市は共働き子育てのしやすい街、2年(15,16年度)連続で関西1位になっている。出生率も大阪市は1.26なのに堺市は1.49で格段に高い。待機児童は最大457人だったが,H29年度は31人に激減している。竹山市長は保育料無償化の第2子への拡大や待機児童ゼロで子育てのしやすい街日本1を目指すと宣言している。

お年寄りに優しいまち

独り暮らしの高齢者への訪問など見守り活動をしている。お年寄りを元気にするお出かけを奨励する1乗車100円の応援バスを今後利用回数制限なしに拡充する。国民健康保険料を8年連続で引き下げしている。日経グローカルの『介護・高齢化対応度調査」では大阪府内で1位である。ちなみに大阪市は17位である。

健全財政のまち
 これまで堺市は職員数は2割超カットし人件費は532億円削減している。実質公債費比率は5.5%で、大阪市の9.2%、起債許可団体となりイエローカードを国方突きつけられている大阪府の19.4%に比べて格段に財政は健全である。将来負担比率も大阪市117.1%、大阪府189.0%に比べて堺市は15.6%で格段に健全で、全国の政令市の中で3番目に健全である。永藤氏は何も分かっていないことを白状したみたいなものだ。

インフラ整備か子育てか?


 竹山市長は徹底した市政改革で、市民に還元すると訴えている。だが、むしろ健全過ぎだと言う人もいる。堺市は、これまで政令市としての出発が遅れて、自主財源がなく、大阪府任せだった。そのため、区画整理や再開発など堺市はまちづくりにほとんど手を付けられずに来た。だが、やっとだが、堺東駅前では長年の懸案だった再開発事業が、ようやく始まりそうである。少しだけだがやろうという気配も出てきているのだろう。


































 だが、竹山市長は、政令市になって、2〜30億円増えた予算の多くを子育てや高齢者福祉に回そうとしているそうである。だがそれで本当にいいのだろうか?

堺市は大幅員通過交通用の国道や府道だけ発展。

 堺市は臨海コンビナート等と結ぶ通過交通用の大幅員道路はそれなりにあるが、街の中の区画街路の多くは未整備である。それを今から整備しようとすれば余りにも巨額の金がかかる。

 大阪市の区画整理は、関一時代の戦前・大正時代から整備がはじまり、戦後の戦災関連事業では大々的に整備し、ようやく市域の半分が完成した。そんな大阪市に堺市が区画整理事業で追いつくことは難しい。だが何もしないでいい訳ではない。

 堺市は、今後どうすべきか?

 堺市が、モノづくりの街だけでなく、世界遺産となる百舌鳥・古市古墳群、『仁徳稜』を看板に、国際集客都市になっていく中で、いつまでも街づくりを放置していい話ではない。大阪府企業局がやった泉北ニュウタウンと堺旧市街地との街のアンバランスも大きい。堺市は、どうするのかが問われている。遅ればせながら最近始まったとされる堺東駅前の再開発を機に、街づくりについて一考する必要があるのではないだろうか?



























































 

旅マン旅マン 2017/09/05 22:53 ニュースで見た前原体制のお披露目映像に思う。
枯れ木、ミイラ、ポキッと折れる
そんな感じだった。
前原を入れて三人の男性だったがそんな雰囲気し
かなかった。三人の体型、顔つきのせい。
もうこれは政策以前のビジュアルでおしまいか?
この政党は解党や分裂より、消失が似合いそう。
そんなオーラをニュー前原を漂わせている。
そんなところです。合掌!

2017-08-31

民進党代表選が明日9月1日に迫った、野党共闘に否定的な日経世論調査結果(2017年8月25〜27日実施)をどうみる、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(5)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その77)

06:35

 日経新聞が8月25〜27日に実施した世論調査では、安倍内閣に関する調査項目に加えて民進党代表選の項目もある。前原氏と枝野氏のどちらが次の代表にふさわしいか、民進党が次期衆院選共産党と共闘すべきかの2問だ。市民共同+野党共闘を推進してきた人たちにとっては予想外の結果となった。私の友人の中にはこのような「信じられない結果」を受けとめられない人もいる。結果を見よう。

 まず、民進党代表にふさわしいのは「前原」41%、「枝野」28%で相当な開きがある。地元京都で前原氏のありのままの姿をつぶさに見てきた私などは、いったい彼のどこが代表にふさわしいのかと思うが、全国的には前原氏の方が(外見上)よく知られているのかもしれない。なにしろ露出度が政治家の評価を決める時代なのだ。

 問題は、次期衆院選共産党と共闘すべきかとの質問に対して、「共闘すべきでない」61%、「共闘すべきだ」23%と意外にも大差がついたことだ。自公支持層であればまだしも、民進党支持層でも共闘否定が5割台、肯定が3割台だったという。野党第1党の民進党支持層が共闘に背を向けているのでは話にならない。せめて半々ぐらいの拮抗状態にならなければ、民進党幹部の姿勢も定まらないのではないか。それにしても民進党バラバラなのは、かくの如き民進党支持層の多様さの反映かも知れない。

 しかしもっと衝撃的なのは、内閣不支持層でも「共闘すべきでない」53%、「共闘すべき」33%と否定が肯定を大きく上回ったことだ。私など単純系人間には「安倍内閣不支持=野党共闘支持」とばかり思い込んでいたが、全く当てが外れたわけだ。内閣不支持層であっても、それにとって代わる政治勢力として「市民共同+野党共闘」がまだまだ認識されていない...という現実があるのだろう。力不足というほかない。

 私が一番知りたかったのは、無党派層の野党共闘に対する評価だった。だが、これは紙面の都合からか記事にされていない。世論調査という以上、結果のつまみ食い的分析ではなく、調査データそのものをきちんと示さなければ世論調査とは言えない。そうでなければ、解説記事の書き方で世論調査結果そのものが誘導操作されることになりかねないからだ。日経新聞はこのことを銘記してほしい。

 とはいえ、今回の民進党代表選では野党共闘否定派の動きばかりが目立っているのが特徴だ。極め付きは、民共共闘にブチ切れたとして若手議員5人が「民進党をたたきなおす!」とする声明文を前原・枝野両陣営に送ったことだろう。産経紙(8月24日)によれば、以下のような内容だ。

民進党の若手衆院議員5人が23日、党代表選に立候補した前原誠司外相枝野幸男元官房長官に対し、国政選挙での共産党との共闘を断ち切ることなどを求める声明文をまとめ、両陣営に届けた。声明文は「民進党をたたきなおす!」と題され、共産党との関係に加え、党内で憲法改正の議論を深めることや、「改革政党」としての政策を前面に打ち出すことなどを提唱している。村岡敏英小熊慎司重徳和彦井坂信彦大西健介の5氏が名を連ねた。5氏のうち、大西氏を除く4人は旧民主党以外の政党から民進党結成に参加した。声明文には「民進党ができて1年半。残念ながら、国民の目には『看板は変わっても中身は旧民主党のまま』と映っている」という批判の文言も盛り込まれた―

井坂氏と言えば、民進党衆参国会議員が壊滅した兵庫県選挙区での唯一の生き残り議員である。井坂氏自身は若いにもかかわらず数えきれないほどの政党を渡り歩き、つい最近になって維新の会から民進党に移籍したばかりの新参者にすぎない。それがいつの間にか堂々と「共産党とは手を切れ!」と言うまでにのし上がっているのだから、民進党内の政治的力関係が如何に右傾化の度合いを深めているかよくわかるというものだ。

 しかし井坂氏の地元兵庫では、昨年2月に市民共同+野党共闘を推進する「連帯兵庫みなせん」が結成されて以来、現在に至るまですでに十数回の世話人会を重ね、県内各野党との協議も7回を数えるなど、全国でも注目される成果を上げてきた。それがこともあろうに、一挙に壊す暴挙に出たのが今回の井坂氏の行動なのである。そこには政党間で営々と積み上げられてきた努力に対する一片の仁義もなければ、市民団体に対する配慮やリスペクトの欠片もない。まさに「草の根民主主義」を踏みつける暴挙そのものだ。こんな国会議員が「民進党をたたきなおす!」と言うのだから、叩き直された民進党がどんな政党になるかは目に見えている。

 国民の誰もが、野党バラバラでは自公連立与党に勝ち目がないことは知っている。それでいて「野党共闘ノー」と言うのだから、そこにはもっと複雑な政治状況が横たわっているとみるべきだろう。「民共共闘」するくらいなら自公与党に負けた方がましだ――と考える人たちが結構多いという現実がそこにある。それが民進党代表選にあらわれているのであって、別に前原氏が枝野氏よりも優れているのでもなければ、政策的に勝っているわけでもない。要するに、国民の間に歴史的に刻み込まれてきた反共意識を払拭するためには、何度も野党共闘バージョンアップしなければならないと言うことだ。共産党突然変異して野党共闘を唱えても、それが社会の底辺にまで降りていくには相当な時間がかかると言うことだ。今回の野党共闘はその始まりの始めにすぎないのだから。(つづく)

大帝武大帝武 2017/09/01 05:38  民進党の代表選挙は今日(9月1日)が投開票日だが、案の定、前原が圧倒的に優位だそうである。
 枝野が劣勢であるということは、枝野が比較的に今の民進党らしくない、ちょっとだがましな政治家と言うことだろう。維新がでてくる前だが、大阪で大量当選した民主党の議員たちを見て驚いた。一部を除いて、ほとんど保守系である。自民党の枠がなかったから、民主党の軒先を借りて当選した連中である。そう言う人が今の民進党の大勢を占める。当然にも、今の民進党で枝野の目はなかったということだろう。
 それにしても、今の民進党に党員サポーターで22万8753人もいたとは驚いた。いったいどんな人たちがなっているのだろう?民進党の選挙の応援に行っても、そんな党員・サポーターの影を感じたことはない。多分、どこかに隠れているのだろうか?
 今の民進党で選挙に出る人はどんな人たちだろうか?一部に市民運動上がりの尊敬できる人がいるのは確かだが、多くは中小企業の経営者、地方議員上がり、労組役員出身ではなかろうか。労組役員出身も自治労や教組など、比較的自立した組合らしい所は組合の力も弱くなり、議員も候補者も減る一方である。民間労組出身議員の多くは、労使協調と言うよりもう労使一体だから、経営側の支援も受ける。だから強い。鉄や電力。松下など電気労連もよく似たものだろう。こんな状況だから、代表選挙も、なるべくして前原が勝つのだろう。
 だがこれで一件落着ではないだろう。当分民進党の分裂が遠のいたことだけは確かだろうが、これで民進党の党勢拡大も絶対的に遠のいた。前原にも国民に夢を持たせるような魅力はないし、国民の多くの支持を得るような政策能力があるとも思えない。
 自民党に加わる以外に、政権に就くなど夢のまた夢である。与党入りしない限り、じり貧が続き、どうすべきか、又、動揺がいずれはじまるだろう。いや、一旦、与党入りして、その後、自社さ政権の社民党みたいな没落過程に入るのかもしれない。民進党の難儀な道は続く。

2017-08-23

民進党代表選は、果たして保守系(前原氏)とリベラル系(枝野氏)の対決なのか、前原氏の地元、民進党京都支部の動きは複雑だ、国民世論は安倍内閣を拒否し始めた(4)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その76)

06:00

 8月21日告示民進党代表選が始まった。各紙の報道では「前原・枝野一騎打ち」との見出しが躍り、民進党内の保守系とリベラル系が真正面から対決しているかのような構図が描かれている。全国的に見ればそうかもしれないが、前原氏の地元京都では必ずしもそうとは言えない複雑な動きが渦巻いている。

 最も張り切っているのは、根っからの改憲論者の北神圭郎衆院議員で、前原氏の推薦人にも名を連ねている。北神氏は、前原氏を民進党代表に当選させることで民進党を一気に保守系に純化させ、共産党とは手を切って日本ファーストとの連携を目論んでいるとされる。前原氏の公約を絵に描いたように体現している人物だ。

 北神氏の行動には誰も驚かないが、福山哲郎氏や山井和則氏などの動きには注目が集まっている。福山氏は菅内閣時代の官房副長官であり、主義主張からすればむしろ枝野氏に近い。菅直人氏は枝野氏の推薦人だ。山井氏はかっての代表選で長妻昭氏の推薦人になったこともあり、蓮舫代表のもとでは衆院国対委員長に抜擢された。長妻昭も枝野氏の推薦人だ。しかし京都では、両氏とも前原氏側について民進党員や支持者の票集めに動いている。

 民進党はこれまで「選挙互助会」といわれるように、主義主張を異にするグループがただ選挙に当選するために集まっただけの政治集団だと言われてきた。京都での民進党の動きを目の当たりにすると、このことはあながち的外れな指摘とは思われない。非自民・反共産の中間ゾーンに位置する曖昧集団が取りあえず政党の名を名乗り、政党補助金を得て選挙資金を確保し、連合など御用組合の支援を受けて選挙活動をする...。これが民進党の実態だと言われても仕方がない。

 そんなことで、私は今回の民進党代表選それ自体にはほとんど期待していないのだが、それでも日本の政局に与える影響は無視できず、場合によっては安倍首相衆院解散に踏み切る可能性もあるので、幾ばくかの感想を述べてみたい。まずは、前原氏か枝野氏かの勝敗の行方が及ぼす影響についてである。

 勝敗が一方的なものであり、どちらかが大敗するような場合、党の分裂はまず起こらないだろう。惨敗組はどこに行っても相手にされず、党から抜け出ても行先が見つからないからだ。しかし、今度の代表選では両氏の勢力は拮抗しているので(前原氏が議員票では優勢だと言われている)、このようなケースは想定できない。とすれば、小差で勝敗が決まった場合のことを考えておかなければならない。

 世上では、前原氏が勝利した場合には党の分裂は起こらないが、枝野氏が代表になった場合は、前原支持勢力の一部あるいは相当部分が民進党から抜けるのではないかといわれている。すでに長島昭久氏や細野豪志氏らが先行して日本ファーストとの連携を模索しているので、その可能性はかなり高いと言わなければならない。そうなれば、民進党の分裂騒ぎが続いているうちに衆院補選と併せて総選挙が行われる公算が大になる。民進党が分裂すれば野党側は選挙戦どころではなくなり、市民共同や野党共闘の政治基盤が一挙に崩れるからだ。

 問題はその時、東京都議選のような地殻変動が起こるかどうかだろう。だが、自民党が惨敗して日本ファースト連携組が大躍進する――そんな構図は描きにくい。第一、小池都知事に代わるような新しい党首がいない。前原氏が新党党首になっても民進党の二番煎じで人気党首にはなれない。加えて、東京都議選と国政選挙は政治構造がまったく違う。地方に行けば行くほど自民党地盤は強くなり、しかも公明党自民党を支えている。都議選のように公明党自民党から離れればまだしも、自公与党の連携は固いのだから、にわか作りの新党が大躍進できるほど選挙は甘くないのである。

 ついでに言えば、日本ファース連携組がたとえ一定の議席を獲得したとしても、ポピュリズム政党賞味期限はそれほど長くないことを頭にとどめておく必要がある。小池新党をフランスマクロン政権に例えてその躍進を期待する論調もあったが、マクロン政権のその後を見れば、日本ファースト連携組の寿命は目に見えている。政党支持率が瞬間風速的には上昇しても、新鮮味が薄れ、賞味期限が切れれば、「ダウンバースト」(凄まじい下降気流)よろしく地べたに叩きつけられるだけだ。

 そう考えると、民進党京都支部面々の複雑な動きも何だかわかるような気がする。前原氏を小差で勝たせて党の分裂を避け、総選挙を回避しながら党内改革を進めるという福山氏や山井氏の路線がそうだ。しかし、この路線も幾つかの爆弾を抱えている。最大のリスクは、前原氏自身の思い上がりと党路線の転換だろう。

党代表に返り咲いた前原氏は、一挙に右カーブを切って民進党の保守化を進めるに違いない。真っ先に手を着けるのは共産党などとの野党共闘路線の破棄であり、次に憲法改正、防衛力増強、消費税増税原発存続などこれまであいまいにしてきた重要政策の明確化だ。自民党とほとんど変わらない政策を遂行することで党内体制を固め、将来は民進党の単独政権ではなく自民党との連合政権で権力を掌握する――、これが前原氏の描く政権構想だ。さて、福山氏や山井氏はこれからどうする。(つづく)

さ水垂れさ水垂れ 2017/08/24 17:45 「知事はそこに出席し、亡くなった人すべてに哀悼の意を表しているため」( http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201708/CK2017082402000130.html 、東京新聞:関東大震災の朝鮮人虐殺 小池都知事が追悼文断る:社会(TOKYO Web))というなら、
「都慰霊協会主催の大法要」のホームページ(http://tokyoireikyoukai.or.jp/kuyou/春季慰霊大法要/)に朝鮮人虐殺だけでなく他の虐殺も漏らさず明記してもらいたいなあ、と小池都知事にお願いします。

旅マン旅マン 2017/08/28 08:54 茨城県知事選、だから何なんだよ。負けた現職もコテコテの保守オヤジ。
土壇場になって原発ネタで揺さぶりをかけたが(笑)あれはその場しのぎ
のあがきみたいなもので真剣さなんて代物ではない。
朝っぱらから気持ちの悪い「進次郎さま」のおばさんどもの叫びを流す
番組も、下らない解説で物事の本質をそらしていてウンザリ。
所詮は保守同士の内乱型選挙であり、政策や信条を巡る与野党激突型の
選挙ではない。こんなものを新潟知事選や仙台市長選挙と同列に扱える
はずもない。シラケた選挙であった。

前原が優勢という下馬評とのこと。前原で党再生ができると思って支持し
ている支援者(国会議員)は果たして何人いるのだろう?枝野の方はよく
も悪くも『党の生き残り』を意識している議員たちが支援者というのは理
解できる。岡田前党首も原理主義者のロボトップ(笑)。菅直人さんも年齢
で再出馬できるか微妙だが劣勢の枝野が逆転勝ちすれば恩を売れたりして?
というより、共産党と取り引きして生き残れる素地のある人たちである。
やっぱり、別れるのが有権者のためになる。線引きがあいまいだからま
すます右翼側に侵食されて埋没していくのだ。前原たちが右翼の再結成
でもしてくれた方が『あいつらは自民党の出来損ない』とレッテルもは
られて、自公と野党共闘路線陣営との対立軸が明瞭となる。

都民ファースト、本質的には都民ファシストだが崩壊の火だねをはらんだ
クズ組織である。都議会議員を民間会社の社員とみなす野田数の低能さに
よどみきった人柄はどうしてテレビでは追及されないのか?昨日は広島の
原爆の日以来にサンデーモーニングを途中から見たが、日頃は顔を見ると
チャンネルを替える大宅婆さんがテレビをつけたら丁度出てきたのでボタ
ンを押そうとしたら(笑)「なぜ加計は出てこないのか」と珍しく面白いこ
とを言い出して岸井さんが訳のわからん言い訳をしていた。あれは大宅の
婆さんが正しいよ。加計のオヤジと野田数をテレビが隠すから安倍晋三や
小池百合子がいつまでものさばる(怒)!

安倍晋三が中国韓国北朝鮮で四割強の支持層を固めていた(結果として五
割強の支持層をキープしていた)時も稲田をはじめとした馬乗り衆の批判
に『天佑』としてのクレージー幼稚園に加計問題だった。
都民ファシストは(ファーストというより『束ね』の思想!)いい大人の
都議会議員たちがいちいち野田数という社長(代表)の指示によって発言
を抑えられる団体である。都知事の翼賛組織として『ハイル・ユリー』と
叫ぶような団体とみなしてよろしかろう。とすれば野田の考え方(そして
野田を秘書として長年使ってきた!)小池百合子の考え方に同調するよ
うな奴らであろう(笑)。私にはブラック企業そのまんまとしか思えない
が、それが奴らの言うところの当たり前な組織なのだ。

変な女議員の不倫相手には公共放送はじめ猛烈に追及するマスコミだが、
関東大震災で朝鮮人がリンチされてぶち殺されまくったことへの追悼文
を拒否した小池百合子には『モゴモゴモゴ』とコメントして(昨日のサ
ンデーモーニング、取りあげたが女性コメンテーターの発言のお固いこ
と、お固いこと!なぜ普通の言葉で事故とリンチは違うと言えない?)
駆け足で済ますか、報ステみたいにノーコメントでおしまいなのだ。
稲田などを足掛りにして安倍晋三は(言うまでもないことたが言わざ
るを得ないので(笑))おかしな人であると切り崩していくように、
小池百合子を視聴率の切札として重宝するマスコミの動きを変えるに
は、野田というNo.2から切り崩していくのが現実的かもしれない。

都議会議員の発言封鎖、朝鮮人が虐殺されたことを南京事件なかった
説的なアプローチで追悼文を『自分の判断で』中止、そして風采上が
らぬ髭眼鏡オヤジに『新党は改憲を目指す』なんてやらせる都知事!
極悪非道の一言に尽きる。
こんな奴らに期待をするなんて馬鹿馬鹿しいもほどがある。
さらに馬鹿馬鹿しいのは民進というコンテンツをマイナスと
見なしているのが小池百合子側であり、民進『カラー』をつ
けられてはたまらない、ただただ、使えそうなやつが幾らか
軍門に下ればよい程度のものとしか捉えられていないこと。
枝野には一票でも獲得してもらいたいものだ。