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広原盛明のつれづれ日記

2017-07-19

稲田防衛相のPKО日報に関する国会虚偽答弁の発覚で、安倍政権の内閣改造作戦は台無しになった、国民世論は「脱安倍」へと着実に向かい始めた(40)、改憲派「3分の2」時代を迎えて(その71)

17:25

 京都では祇園祭の季節を迎えて連日猛暑が続いている。昨年の祇園祭は「くじ改め」(山鉾巡行の順番を確かめる儀式)の前で観覧する機会に恵まれたが、今年はさすがの暑さに閉口してパスし、家の中に引きこもっていた。なのに、政界では安倍政権の失態が次から次へと暴露されて火が噴き、熱気はますます高まる一方だ。

 7月19日の各紙朝刊は、防衛省南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を「廃棄」したとしながら陸上自衛隊が保管していた問題で、稲田防衛相が日報保管の事実を知りながら、防衛省・自衛隊幹部が事実を非公表にするとの方針を了承していたと伝えている。

 稲田氏はその後の国会で、日報が陸上自衛隊で保管されていた一連の経緯については「報告を受けていない」と説明し、「改めるべき隠蔽体質があれば私の責任で改善していきたい」とまで踏み込んで答弁していた。答弁は真っ赤なウソで、事実は、防衛省・自衛隊の最高幹部が集まった今年2月の緊急会議で、「廃棄」されていたとする日報が保管されていたことを公表するかしないかの討議が行われ、稲田防衛相が組織全体で公表しない(隠蔽する)ことに同意していたのである。

 稲田氏は、これまでもしばしば虚偽答弁の疑いで国会の追及を受けてきた。森友学園の顧問弁護士に就任していた事実も当初は「ない」と言い張り、法廷に出廷していた事実を突きつけられて漸く答弁を撤回し、自分の記憶に基づいて答弁したのであってウソをつくつもりはなかったなどの詭弁でその場を切り抜けてきたのである(安倍首相が任命責任の追及を恐れて罷免しなかった)。

今回も稲田氏は7月18日、このニュースを流した共同通信社の取材に対し、2月の緊急会議で非公表の方針を了承したかどうかの事実関係については、「ご指摘のような事実はありません」と書面で回答している。また19日午前には、防衛省で記者団に対し、日報を陸上自衛隊が保管していた問題について「隠蔽(いんぺい)を了承したとか、非公表を了承したとかいう事実はまったくない」と真っ向から否定した。菅官房長官も記者会見で、稲田氏から18日夜、電話で隠蔽を否定する報告を受けたことを明らかにし、「しっかり調査し、今後とも誠実に職務にあたってほしい」と激励したと言う。ウソの上塗りを平気で重ねる稲田氏や菅氏の態度は、ナチスのゲッペルス宣伝相も「真っ青」というところではないか。

事柄の真偽は、今月24日に予定されている閉会中の予算員会審議の場で明らかにされるであろうが、その前に稲田氏が辞任して雲隠れすることも予想される。新たな防衛相の任命はまずないだろうから、安倍首相あたりが防衛相を兼任することになるかもしれない。しかし、その場合においても安倍首相は説明責任および任命責任を厳しく問われることになる。国民の疑惑には丁寧かつ真摯に説明すると言っただけに、この際、これまでの国会審議のような居直りやすり替えは一切通用しない。針のむしろに座るほかないのである。

安倍首相自身は「悪い時には悪いことが重なる」と思っているだろうが、このことは決して偶然に起こったことではない。これまでお友達内閣の度重なる弊害には目をつぶり、国政私物化の事実や責任を一切取ろうとしない積年の弊害が、ここにきて一挙に表面化しただけのことだ。来るべき時が来たのであり、自民党安倍首相に追求が及ばないようにどれだけ野党の質問時間を削っても、国民は見るべきところを見ている。国民の信頼を失った首相はもはや「水に落ちた犬」同然なのであり、溺れるほかはないのである。

とはいえ、予算委員会審議を何とか乗り切って水辺に這い上がったとしよう。そこで待っているのは、内閣改造という次の難関だ。安倍政権は支持率が落ちるたびに内閣改造を繰り返し、表面だけを変えて国民の目をごまかしてきた。でも、そんな姑息な方法はもう通用しない。死に体になった安倍政権と心中するような馬鹿な政治家はいないだろうし、いたとすれば、それは「閣僚不適格」の人材が集まるだけの話だ。すでに改造前の世論調査においてさえ、内閣改造に「期待しない」が過半数に達している。改造後の世論調査ではさらに決定的な民意が示されるだろう。

思えば、長い道のりだった。だが、「権力は腐敗する」「絶対権力は絶対に腐敗する」との格言通り、安倍政権はいま音を立てて瓦解しつつある。各社の世論調査では支持率が30%台に急落し、不支持率が50%台に急上昇している。中には支持率が20%台に落ち込んだ結果もあらわれてきており、支持率回復の目途は全く立たない状態だ。「信なくば立たず」の世論の恐ろしさを初めて味わった安倍首相に対して、残された道は総辞職しかないだろう。有終の美を飾るといった表現には似つかわしくない人物であるが、「野垂れ死にだけはするな」との最期の言葉を送りたい。(つづく)

旅マン旅マン 2017/07/20 19:18 いや先生、何を優しいことを(笑)。
野たれ死にしてほしい!
こいつにどれほど酷い目に合わされてきたことかですよ。

それにしても稲田も山本もこのまま内閣改造まで持たせたいのが安倍政権の本音でしょ。
嫌なのがこんなやつらでも更迭処置をしなくても乗り切れるという変な習慣を作られそうなことです。更迭して兼任するなんてのは安倍晋三には一番したくないことだろうし。

内閣改造だって常識的にはどんなに改造しても諸悪の根元である安倍晋三その人が代わらない限り、自民党への風向きは変わらないと思えるのですが昨今のワイドショーが支配する政治風土ではそんなに安心はできないとも言えませんかね?
私は未だに(笑)信次郎なる『何かすらしてもいない人気者』がサプライズ入閣なんてしたら軽く10ポイントアップなんてするのではないかと見ております。
人気者というのもテレビなどがそう国民に思い込ませている要素が殆どですが、安倍晋三がいようがいまいが逆行に耐える若手の改革派というヘンテコな扱い方でこの内閣は持ち直すかも、なんてね。
支持率がここまで腐りきっても四割届いていれば二重国籍がけしからんとかでいちゃもんつけている極右系議員などでまたまた揺れている民進の支持率なども助け舟になり奇妙な粘りを示し始める恐れもあるかもしれない。
加えて同じく極右思想の都民ファーストも控えておりますので、実のところ安倍晋三がめでたくも没落となっても危機的な事態には変わりないとも言えるでしょう。

とまあ暗いことばかり記しましたが、そんな
嫌な状況下でも野党がアンチ安倍晋三的路線で共闘することが野党議員やその関係者に一人でも理解させることが大切なんでしょう。
週末には政令指定都市での首長選挙もあるし
そうしたところで自公候補者を落選させることなどが確かな一歩二歩になると思います。

H.KAWAIH.KAWAI 2017/07/21 01:59 ⚪先の都議選で稲田がやらかした応援演説なんぞは完全にアウトなのに安倍は罷免する事なく閣内に留まらせている。
⚪だが稲田を罷免したところで安倍内閣が正常化される訳ではない。何せ安倍自身が疑惑の中心なのだから自分自身を罷免しないことには収まらない。
⚪内閣総辞職以外に選択の余地は無さそうだが、それは無いだろうからあれこれ延命を図るのだろう。鬱陶しい事ではある。
⚪海の向こうでは「トランプ疲れ」という言葉が囁かれているそうだが、それもそうだろうなと思う。我が国でも同様の事が起こりそうだ。いや既に起こっているかも知れない。
⚪最近のワイドショーは松居一代で持ちきりのようだが、これは人々の目をみっともない政治から逸らさせて、みっともない夫婦に向けさせようという事なのだろうか。
⚪確かに政治はうんざりする。けれども無関心でいると今のような政権私物化が更に蔓延る。諦めずに批判し告発しなければならないと思う。

旅マン旅マン 2017/07/22 15:14 それにしてもどうして加計氏は公の場所に出てこないのだろうか?
政権与党は頑なに安倍夫人と加計氏の参考人招致を拒んでいる。
この二人をおもてに引きずり出さぬ限り野党支持率の上昇はないような。
稲田や山本などの首をとるのも必要なことだろうが厳しく言えば死に首とも言える。
いや死に首でも取らなくては悪しき慣習を残すので取らねばならないのだが…。
野党は対案出せ出せのマスコミなどの声に過敏になりすぎではないか?
物分りがよくなってマイルドに参考人招致はいかがでしょうばかりではますます外道な安倍政権になめられる。
どうせ物分りよいモードでも支持率低い野党なのだから正論を貫いてバトルモードになればよい。
どっちにしてもマスコミは野党に冷たいのだからバトルモードになって昔に戻ったとか対案も出せない奴等と皮肉られても怒れる大衆にアピールした方が活路が開けると思う。
若者層が自民党支持率が上がるというデータもよくテレビなどで紹介されるものだがだから何なんだ(笑)。
そもそも人口構成から見ても若者は先細りというか少ないし選挙にもより行かねえんだ。
昔のバトルモード野党を知る中高年以上により的を絞って『分かりやすい言葉』を乗っけて勝負すればよい。
安倍晋三の女房と加計のオヤジさんを国会に
引きずり出してこそ証人喚問させてこそ首を取ったと言えるのではないか?
それでもアキエや加計を隠せば自民党が超絶悪者となるだけだ(笑)。
森友の件で自民党は何をしたか?
民間人だから慎重に?
安倍晋三のことを篭池に批判された途端に引ったてたのは自民党である(笑)。
何の遠慮がいりましょうや!
野田の首を差し替えるなんて中途半端な手術をしている暇があればついでに戦う野党にチェンジすればよいのだ。
野田の首なんてひとつもありがたくもないし
何の肥料にすらもならないが(笑)いつまでも
安倍の寿司友だちなどが幅を利かせるマスコミにヘイコラしないで悪いことは悪いのだ、
野党とはまずは何よりも時の政権の不正を質しますという原点回帰をせねば有権者に何のインパクトすら与えない存在でしかない。

野党というものは…
まずは政権党への鋭い批判!
ついで問題提起。
それがビシッとやれてようやく大衆のハートに響いてくるものだ。
そうしておいてから来るべき選挙までにウチならこうしてみたいといったグロスな提言である。
グロスというのはそもそも巨大強力な役人機構を有しないのが野党なので粗くなっても当たり前だ。民主党が変に頭でっかちになって
政策検討ごっこに精を出しすぎたのがかのマニフェストの失敗に繋がった。
政策を考えて提案することは悪いことではないし料亭接待などで怪しいことをやってきた
自民党よりは真面目には見える。
しかし対案出せ出せ(その根底には小選挙区制度によるいつでも政権交代可能な二大政党体制をプッシュしてきた朝日新聞をはじめとしたマスコミの思惑があってこそだろうが)
の圧力というか風潮に野党は過敏になりすぎてしまった。
そこで頭上演習ばかりに精を出し時の勢いで
政権を取れたものだからこんな意気地無しに成り果てた。
ゴロをまける議員もいなくなってしまった。
せいぜい好き嫌いはともかくも小沢一郎や菅直人くらいで彼らも年齢には勝てない。
もっともゴロをまくだけではなくあくまでもクールヘッドで時の政権を唸らせ続けた人も過去にはいるにはいた。
羽生三七氏みたいな人がそうだろう。
参議院の存在意義を具現化したような人だったらしいが(『ある社会主義者』という本に詳しいし『結党四十年社会党』という共著ものでも面白いエピソードが出ていた)それは本当に伝説級のキャラで選挙というのはやはりゴロをまいてなんぼのものだ。

冷静に見つめれば都民ファーストと単なる沸き上がりの保守的な集団(指揮官たちはファシストと呼んでも憚ることなし!)でありこれに何となく投票してしまうのは奴等の危険な実態がTBSなどのメディアにごまかされて
知らない程度の人々がメインであろう。
こんなものをありがたがれるのは実力がないか未來が微妙すぎる奴らしかいまい。
それに安倍晋三も小池百合子もそのキャリアからして到底異質なものとは言えない。
小池百合子などに心から投票できるのは相当な右翼的な価値観の持ち主かそれなりの利益が絡んだ者か、または直立バカである。
そんなものに媚を売ってきた野党第一党党首は別の意味で糾弾されなくてはならない。
野田ともども詰め腹切るのがよろしかろう。
小選挙区制度に雁字搦めにされし過酷な現状で野党が再生するためには戦う野党モードが適切な道だと思う。
根本的な所で価値観が異なる日本共産党とも
日本国憲法擁護という点で共闘できる腹をくくれる度量とないといけない。

明日は仙台市長選挙という。
笑ってしまったのが民進から応援に来る議員たちが殆どが岡田党首時代の関係者だというではないか。蓮舫体制ではなくて(笑)。
保阪展夫世田谷区長というおまけ付きという点からも野党共闘路線の人たちだ。
共産党も知恵を使って支援している。
菅官房長官が街頭演説できなかったのも知恵といえば知恵だがこちらは何とももの悲しいものである。
何としてでも公明党や自民党にマイナーファシスト政党に支えられた候補者を倒して欲しいものだが、先の通常選挙でも実験済だがやはり野党がそれなりの政策協定して共闘することが憲法改悪活動を阻止する合理的な道筋なのである。
私が以前ブラッシュアッなどと記したのも短兵急だ野合だと公明党あたりに罵られても案外な結果が示せたからである。
しかしヒューマニズムがどうたらとぬかす宗教団体がよくもまあ野合なんて下品な言葉を使うものだ。それもこれも怖いからこそ!

野党共闘では先が知れているというのもご説もっともな所もあるとは思うが、では小池のなどに群がる層をからめとってこそ活路があると言えるのかとも疑問である。
今この国の政治にないのはアンチ新自由主義路線や右翼的な政策に待ったをかけられる勢力の不在なのである。
日本共産党や社民党はなるほどそこに合致するがそれだけでは選挙では明確に勝てない。
共産党の躍進や勝利は私も嬉しいが大局的にはどうにもならぬ。彼らが社民党を足して衆議院で三桁取れるようなら話は変わるがそれこそお花畑すぎ(笑)。
そうしたところを込みで自民党や小池新党などとは別向きの(かつ共産党とも共闘をやれる)勢力を作り直すことは肝要だ。

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