ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2018-04-14 マライアキャリーさん、双極性障害に

 人は誰しも気分の浮き沈みがあります。宝くじで1億円が当たれば、毎日豪遊するかもしれませんし、大失恋すれば世紀末のように感じられることでしょう。人生はいろんな出来事があり、一喜一憂、喜怒哀楽の連続です。しかし、1億円でも使えばいつかは無くなりますし、大失恋しても新たな恋に出逢うこともあります。いつまでも続くことは無いと誰でも知っています。そう、時間が解決してくれるのですよね。

 先日、マライアキャリーさんは、自身が双極性障害であることを公表しました。精神的な病気・生死に関わる病気・難病などになれば、ほとんどの人が「そんなことは無い!」と否定したくなるものです。時間が経つにつれ現実を受け入れられるようになってきます。そして、現実的な対応(治療)に向かうことができるのですから、否定している時期の辛さ・悲しさなどを一緒に共有してくれる人が身近にいると大きな支えになりますよね。

 ただ、気分の変化がとても極端であったり、いつまでも浮かれた状態が続いたり逆に沈みっぱなしであったり、普通の反応とは違う(病的)場合に、双極性障害と診断されます。しかし、双極性障害であっても通常はうつ状態で受診するので、当初はうつ病との診断で治療が開始されることが多くあります。双極性障害は別名躁うつ病とも言うように、うつ病と同じように感じますが、治療法は全く異なります。正しい診断にたどり着くまでに数年も要することも多く、治りにくいうつ病の場合は一度この双極性障害を疑うと良いかもしれません。躁的なエピソードがあれば軽いものでも医師に話すことが重要です。

 うつ病の場合はセロトニンなどの神経伝達物質を増やす薬剤を使用して脳の働きを活性化します。一方、双極性障害では気分の変動を安定させる気分安定薬という種類の薬剤を用います。加えて、気分の変動を安定させるように生活リズムを一定範囲に保つような生活リズム療法(一種のリハビリ)も行い、薬剤を増やさないような工夫もされています。マライアキャリーさんのようなタレントはなかなか難しいかもしれませんが、症状のコントロールのためには必要なものです。

 私らの薬局にくるうつ病の相談の中には、双極性障害の可能性があるケースもあり、場合によっては躁的なエピソードを医師に伝えるように話して終わることもあります。もちろん、漢方薬にも気分を安定させることができるので、場合により漢方薬を併用することもありますが、双極性障害うつ病よりも自殺率が高いので、慎重に対応しています。

 今までは漢方薬を中心に対応していた双極性障害ですが、心理の勉強をしてきたので認知行動療法などの心理療法で気分の安定を図るようになりました。漢方薬にしても最終的には止めることを視野に入れると、薬剤以外での症状コントロール技術が重要だと考えるからですね。身近な人とのコミュニケーションも重要なことから、対人スキルを高める練習をすることもあります。

 当薬局の相談もバージョンアップしています。わからないことも多くありますが、東洋医学的な視点、心身医学的な視点を入れることで多様な相談に応えられるようになっています。何かあったら、思い出していただければと思います。


漢方薬心療内科相談・心理カウンセリング皮膚科の病気・生活習慣病不妊症

新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師心理カウンセラー新潟薬科大学臨床教授)

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2018-04-06 産後うつへの対応

 偶然が重なり、当薬局では相談者の妊娠ラッシュとなりました。妊活をされていた方もいますし(おめでとうございます)、別の目的で漢方薬を飲んでいた方もいます。でも、重なる時は重なるものですねぇ。ちょうど、このタイミングで、朝日新聞の「産後うつ」の記事に目が留まり、東洋医学的な考え方なり対処法を紹介しようと思いました。

 うつ・うつ病の治療は、抗うつ薬が中心です。つまり、脳内でセロトニンなどの神経伝達物質の減少が関係していると考えられています。神経伝達物質東洋医学的には、血(ケツと言います)や水(普通にスイと言います)に含まれているとされ、血や水の減少と深い関係があるとみます。ただ、一般的には血や水が減少するような状況にはあまりならず、元気の本とされる気(そのままキと言います)の機能低下が原因として対応することが多くあります。

 しかし、妊娠・出産という状況を考えると、血や水という物質を胎児に分け与えて10ケ月ですから、母親の血や水は減少していても不思議ではありません。加えて出産は出血を伴う一大事業ですから、一気に血は減少します。また、授乳により母乳の原料として更に血を消耗します。環境の変化や喪失体験などによる気の減少や機能低下なら、抗うつ薬や気の補充などで十分な効果が認められるでしょう。

 でも、1年弱に及ぶ消耗との戦い、出産という一大事業、それに続く授乳という新たな消耗戦です。生活リズムの乱れや育児生活という環境変化により、夫のサポートがなければ非常に危うい状況であることに間違いありません。生活リズムの乱れや育児生活などの環境変化には、抗うつ薬以外にも認知行動療法対人関係療法などの心理療法が効果的ですが、夫のサポートが加われば効果増強となります。ただ、母体に起こった変化を考えなければ、回復は長引きやすいと考えるべきです。

 逆に、母体の変化を最小に抑えれば産後うつを予防したり発症しても軽症で済むと予想できます。産後うつに対しては、通常のうつ病に対する治療法に加えて、母体の消耗した血や水の補充をすることが大きなポイントでしょう。このような東洋医学的な考えにのっとり、当薬局では産後うつに限らず多くの体調不良を改善しています。

 現代医学と東洋医学は発想の視点が異なるため、それぞれの利点を上手く活用すれば最高の医療が提供できるようになりますね。


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2018-03-31 頭痛と自律訓練法

 明日4月1日は、エイプリルフールです。昨年の4月1日に書いたブログは、私のハワイ留学妄想が思いも寄らず大反響で、多くの方から連絡を頂きました。お騒がせして申し訳ありませんでした。ということで、明日はどんな大ホラが出てくるのかわかりませんが、ユーモアを楽しむゆとりも大切にしたいものです。

 では真面目に。頭痛の多くを占めるとされる緊張型頭痛片頭痛とのミックスも珍しくないようで、とにかく頭痛と緊張は関係が深いのです。緊張も肩凝りなどの筋肉が緊張するものだけでなく、精神的な緊張(いわゆるストレス性か)も含みます。また慢性化することによる緊張の悪循環も重なり、慢性化から抜け出せなくなることも多いようです。

 ですから、頭痛に対して一時しのぎで頭痛薬を使うのは構いませんが、継続的に頭痛薬に頼るのはおすすめできません。頭痛薬も1ヶ月の使用回数が10回を超えてくると薬物性頭痛という新たなタイプの頭痛が加わることにもなります。こうなると、何のために頭痛薬を飲むのかわからなくなりますから、私ら薬剤師は薬剤性頭痛を作らないよう注意ながら相談に当たらなくてはなりません。

 そこで、多くの頭痛に関係する緊張を和らげる方法を頭痛薬・漢方薬とともにアドバイスすることが大切だと特に近年は考えているのです。具体的には、筋肉の緊張に対しては頭痛体操やストレッチやラジオ体操などを紹介しています。ちょっと専門的になりますが、漸進的筋弛緩法を紹介することもあります。精神的な緊張に対してはストレス源に対してのカウンセリング心理療法をすることもありますし、ストレス反応の仕組みを説明するだけで納得する方もいるので、どちらにしても薬だけで終わらせるつもりはありません。

 慢性化した悪循環も基本的にはストレス反応と同じなので、悪循環からの脱出法として自律訓練法を紹介することも増えています。自律訓練法のメリットは、自分で身につけるスキルなので、一旦身につけてしまえば、いつでもどこでも実施することができる点でしょう。自律訓練法を身につけたことで、人生が大きく変わったケースも大げさではありません。

 最近、使い過ぎで問題となっている安定剤(特に依存性ありとしてベンゾジアゼピン系薬剤は注意喚起されています)を減らす手段として、当薬局では漢方薬からの卒業を目指す過程で、自律訓練法有用だと感じています。デメリットは、自分で練習しなくてはならないところで、ある程度のモチベーションが必要だと思います。また、受動的注意集中など文章や動画では理解しにくいところもあり、当薬局では自律訓練法のレッスンをしています。

 自律訓練法のレッスンを終了された方は、皆さん満足されており、もちろん薬にも頼らない生活をほとんどの人が送っています。薬の使い方としては、最小の使用量で病気や症状が改善すればいいので、経営的にはマイナスですが良質な相談を提供できていると思っています。極端な話、薬を全く使用しないで問題が解消して、何かしらの料金が頂ければ、副作用を心配することもなく医療費もかからず慢性化の悪循環も生まれないのではないかと妄想している私です。

 エイプリルフールのイブですから、ちょっと現実的な妄想を語ってみました。



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2018-03-24 大動脈解離と高血圧

 先日、時間が空いたので久しぶりに献血をしました。東京献血したのですが、その前は昨年に京都でしています。そのせいか、窓口で言われた言葉が「今日、京都にお帰りですか?」でした。私は、地元では献血してないからわからないんですよね。それはさておき、その時に測った血圧は134/82とやや高め。「歩き回ってほとんど休むことなく測った血圧ですから仕方ないですね」と医師には慰められましたが、血圧を意識する年齢になっています。。

 昨年は私の大学で同期だったA君が大動脈解離で亡くなったり、芸能人でも同疾患で亡くなった人がいたと思います。そんなことが関係しているのかわかりませんが、健康番組でも大動脈解離を目にするようになった気がします。致死性の病気でありながら心筋梗塞ほど知られていない、この大動脈解離って予防できるのでしょうか?ちょっと、その辺を探ってみたいと思います。

 心臓から血液を全身に届ける血管網、心臓からでた血管は太く徐々に細くなり最終的には毛細血管となります。心臓から出たばかりの太い血管を大動脈と言い、この血管が何らかの原因で裂けるのが大動脈解離です。場所により、弓部大動脈・胸部大動脈・腹部大動脈などと読んでいます。この大動脈に何らかの原因で傷がついて裂けるのが大動脈解離です。徐々に裂ければ痛みや違和感で気づく可能性がありますが、腹部大動脈解離では腹痛や腰痛を訴えますので、見逃されることもあるようです。もちろん、急に裂ければほぼ即死ですから自覚症状云々ではありません。

 とにかく致死率は約50%と非常に怖い病気の一つです。リスク因子として、高血圧は非常に重要ですから、まずは血圧管理をきちんとしたいものです。その上で、大動脈に大きな負担をかける反射波(AIとも言います)対策も考えたいものです。反射波とは、血液が何かにぶつかって反射することで生じる波で、難しいことはさておき心臓に近い大動脈には反射波の分の血圧が余分に上乗せされています。

 この反射波を低く抑えることができれば大動脈の負担も減り、大動脈解離のリスクも減少します。かと言って、体質的な要素もありできることには限度もありますが、動脈硬化を防ぐ生活習慣の見直しは重要です。動脈のしなやかさを保てれば反射波の影響を低くできますから、大動脈解離のリスクも低くなります。血圧管理とともに脂質異常症糖尿病に注意したいものです。

 また、心拍数も低めに抑えたいものです。心臓から血液が出るたびに大動脈には負担が生じます。貧血や精神的ストレスでも心拍数は上がりますから、貧血を改善するような食事を摂ったり、自律訓練法などで精神的ストレスの影響を抑えるなどの工夫が有用です。心拍数が10(回/分)高いと1時間で600回、1日で約15000回、1年で約500万回の負担増になります。当然のことながら、大動脈解離のリスクも高くなります。

 大動脈を保護してキズをつけないようにも注意したいと思います。血管の炎症や酸化ストレス対策をどうするか、そんなことも考えてできる対策を講じたいものですね。漢方薬だけでなく、いろんな角度から検討する必要があります。


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2018-03-20 パーキンソン病と便秘

 1ヶ月に3回の東京出張と3回の講演・発表をして少々放心気味になっています。でも、無事全てのスケジュールが終わり、また普段通りの日々を送っています。ただ、暖かくなれば農作業の準備も始まりますし、それ程のんびりともしてられません。自分にやるべきことがあって身体が動くことは、有り難いことですよね。徐々に傷んでくる自身の身体を、大切に使わせていただきます。

 先週参加した長岡市医師会内科セミナーのテーマはパーキンソン病でした。脳神経の変性により、震えや歩行障害などの症状が出る病気です。アルツハイマー認知症脊椎小脳変性症などと同様の神経変性疾患で、脳の特定の神経部位にゴミが溜まることで神経が変性してくるとされます。パーキンソン病の場合は、αシヌクレインという物質が黒質に溜まります。同じαシヌクレインでも別のところに溜まれば、レビー小体型認知症になったりします。

 一旦変性した神経は元に戻りませんから、病気は早い遅いの違いはあっても進行してゆきます。ただ、症状をある程度軽減する薬剤があり、できるだけ日常生活に影響が少なくなるように専門医は工夫しています。現在、多種類の薬剤を工夫して使用することで発症後10年程度は症状をコントロールできるようになっているようで、70代での発症ならパーキンソン病の影響を最小限に抑えた生活も可能な状況です。

 ただ、50代・60代での比較的若い年齢での発症では、天寿を全うする前にパーキンソン病の進行による障害を抱えた生活を送らねばなりません。介護保険があるとは言え、健康寿命は早めに尽きてしまうわけです。ですから、予防できるものなら予防策を取りたいものですし、予防できないにしても発症を遅らせる方法を講じられれば、健康寿命を伸ばすことができると思うのです。

 パーキンソン病発症する20年ほど前から便秘になると言われます。もちろん便秘の人が全員パーキンソン病になるわけではありません。しかし、排便困難型に分類されるような硬い便のタイプでは、注意が必要かもしれません。また、発症の5〜10年前には睡眠障害も出現しやすいようですので、排便困難型で睡眠障害もあるような人は可能性が高いと考えられます。

 アルツハイマー認知症でもパーキンソン病でも脳にゴミが溜まる病気ですから、ゴミの減量・排泄がポイントと考えます。一般的な生活習慣の見直しは専門医の多くが言うことです。その上で、質の良い睡眠の確保と抗酸化物質の摂取で脳を保護するのが重要と思うのです。抗酸化物質でパーキンソン病発症予防や進行抑制ができるかの報告は無いと思いますが、他の神経変性疾患の報告を参考にして私なりに可能性を探った結果です。ただ、脳は中枢として重要な組織ですから、出入りできる物質はバリアーを通過するものでなければなりませんから、脳で抗酸化作用を発揮できる物質は限られています。

 いくつかの漢方薬にその可能性がありますし、有望な物質(食品やビタミン類など)もあります。それらの中で効果的で続けやすいものを選択することになります。ほとんどの人が、震えなどを自覚してパーキンソン病を意識するのでしょう。でも、進行性の神経変性疾患であっても、何らかの解決策があることを忘れないでいて下さい。



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2018-03-09 片頭痛と心筋梗塞

 古来中国では、医師を上中下の三つに分類していました。病気を治す医師は下の医師、中の医師は病人を治すことができ、上の医師は社会を治すことができるとされます。だとすれば、病気を治せない医師は…?などと考えるのは野暮でしょう。私も時々経験しますが、例え個人的な病気の相談であっても、病気の背景にあるものを探り根本的治療を目指していると、ストレスコミュニケーションの問題も解決に向かい、家族関係や職場の雰囲気も良好になってきます。このようになると、良好な雰囲気は再発防止に働きますので、好循環のサイクルが回り出すのです。「良い相談をしたなぁ」と思える瞬間です。

 逆に、病気ばかり視ていると重大なサインを見落とすことになるかもしれません。そんな報告がデンマークから入りました。片頭痛は比較的若い女性に多い病気です。若い、あるいは女性、というだけで心筋梗塞脳卒中リスクは一般的には下がります。今回の報告は、そんな常識を裏切るような結果なのです。片頭痛と診断された方と条件的にほぼ一致する片頭痛のない一般人を約20年追跡したところ、片頭痛の人の方が心筋梗塞脳梗塞脳出血静脈血栓塞栓症になりやすかったのです。心筋梗塞で1.5倍、脳梗塞で2.3倍、脳出血で1.9倍、静脈血栓塞栓症で1.6倍と、約2倍の違いがあるわけです。

 さて、この結果が日本人に当てはまるとしたら、どのように活かせばいいのでしょうか?片頭痛の原因については諸説あるものの血管神経説が有力です。それによると片頭痛発作の前に一時的な血管収縮があり、その後に反射的な血管拡張が起こり神経を刺激するというものです。血管の収縮と拡張という変化を繰り返すことで、血管に何らかのストレスを与えていると考えられます。この血管ストレスにより動脈硬化が進行し心筋梗塞脳梗塞脳出血などの脳卒中につながるのでしょう。本来なら女性ホルモンの働きで男性よりも動脈硬化を起こしにくい年齢層の女性が約2倍も動脈硬化性疾患になりやすいのですから、血管ストレスの影響はかなり大きいものと想像できます。

 片頭痛は日常生活にも大きな影響がある疾患ですから、頭痛の痛みを取るだけでなく、頭痛発作を如何に抑えるか、発作頻度を如何に下げるか、ということも併せて考えていかねばなりません。そのために、当薬局では頭痛日誌を記入してもらうようにしています。発作を起こしやすいパターンを認識することで予防策が取りやすくなります。また、東洋医学的な体質把握により生活スタイルを改善することで、頭痛の頻度が下がる可能性もあります。食生活見直しが役立つ場合も珍しくありません。

 その上で、血管ストレスを下げるような対策を考えたいものです。動脈硬化リスクとなる高血圧・糖尿病・脂質異常などがあれば是正することが最優先でしょう。肥満や腸内細菌叢も動脈硬化との関連が指摘されています。タバコもってのほかですね。まずは、生活習慣の見直しを行い、必要なら積極的な予防策を取りたいものです。動脈硬化の進行防止を考えるなら、酸化ストレス活性酸素対策は最重要事項です。抗酸化作用のあるビタミン剤・食物などを積極的に取りたいものです。これらは血管内皮機能を正常に保ち血管保護的に働きますので、動脈硬化の進行防止に有用なのです。

 食生活は今までのスタイルを大きく変えると長続きしないので、ストレスを感じない程度に変更すると良いでしょう。始めは大変かも知れませんが続けることで大きな効果が得られるはずですし、家族のいる方なら家族の病気予防にも役立つのです。小さいお子さんのいる女性なら、子供に良い食習慣を身につけさせる絶好のチャンスです。大切なお子さんの将来の健康作りに大きく寄与すること間違いありません。

 このブログで私もちょっと上医に近づいたでしょうかね。


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2018-03-06 摂食障害とカウンセリング

 4日(日)までは、かなり忙しい状態でバタバタしていました。何かというと、2月28日(水)と3月2日(金)には小学校の薬物乱用防止教室があるため、その原稿作りの必要があったこと。そして3月18日(日)の漢方三考塾での講義資料作りの締め切りが2月末だったこと。さらに4日(日)の桂記念シンポジウムでの発表を控えこの資料作りにも追われていたこと。これらが一気に集中したのに加え確定申告の書類作成も重なり、先週はパニック状態でした。その分、いまはホッと一息しているところ。

ギリギリまで何もしない悪い癖を直せばいいのでしょうね。

 私の場合、今回のような状況が2〜3週間も続けば、身体のどこかに異常をきたしたかもしれません。ただ、事前にある程度の資料収集を始めてましたから、ギリギリ間に合うとの計算もありました。でも、突発的な出来事が人生には付いてますから、やはりゆとりは必要です。自動車で言えば、アクセルを踏みっぱなしできたので、パーキングで休んでいる状態でしょう。何事もメリハリが大切です。

 さて、摂食障害と言えば最近なら女子フィギュアスケート選手だった鈴木明子さんを思い出します。どんな程度だったかワイドショーネタには疎いので知りもしませんが、「死ななくて良かったね」というのが正直なところです。意外に思われるかもしれませんが、摂食障害は死亡率が高い病気です。ですから重症の場合は入院して治療することになります。薬局にはそんな重度の相談自体ないと思いますが、重度と判断できるなら入院できる病院に紹介します。

 ですから、そこまでの重症になる前に治療を始められればと思うのです。摂食障害は「食べること」の障害なので、表面上は「食べる」「食べない」の応酬です。しかし、本質ではありません。摂食障害の深層に「痩せ願望」などもあるものの、その深層にはコミュニケーションの問題が大きく存在します。対象は母親だったり恋人やパートナーだったりと、かなり近い立場の人となります。

 このコミュニケーションの改善が主な治療目標になっています。方法として、対人関係療法や家族療法、山岡の開発した再養育療法などが有名なところでしょう。いずれも親しい立場の人とのコミュニケーションを通して、「食べること」や自分自身に対する視方・考え方の変化を促します。その結果として摂食障害も治ってゆくのです。日本では認知行動療法を行うことが多いかも知れませんが、「食べること」や「瘦せていること」に対する認知を直接扱うというより、自分自身や周囲の人に対する認知に働きかけたりします。当薬局で行うのは、家族療法を中心に対人関係療法と再養育療法の要素を取り入れた形になります。

 摂食障害は、ホルモンなど内分泌系と自律神経系などの身体症状には死なせないための医学的治療が必要ですし、本質的な深層部分では親しい人との愛着・愛情の問題やコミュニケーションを扱うカウンセリング心理療法が有効です。ですから、重症で入院するならどちらもできる総合病院や専門施設ということになるでしょう。摂食障害は死す病気だからこそ、生かすための治療が行える総合病院か専門施設になるのです。重症なら非常に死亡率の高い病気だということを忘れないで下さい。


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2018-02-23 花粉症とアレルギー性結膜炎

 ようやく厳しかった冬将軍ともオサラバできそうな雰囲気になってきました。久々の雪下ろしもやったし、何かと印象深い冬でした。例年1月あるいは2月にあるアトピー性皮膚炎治療研究会および皮膚科心身医学会ですが、かなりの確率で寒波に襲われています。そう、まるでセンター試験と同じように。いつも参加するたびに、雪の具合や交通を気にしながらの勉強となるのです。そういう点では、どの年も勉強の内容とともに雪の具合などが思い出されます。

 春の訪れとともに多くの人が悩むスギ花粉症です。当地ではこれから徐々に相談が増えると予想されます。アレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎が代表的な症状になり、抗ヒスタミン薬の服用と点鼻薬点眼薬の使用で大抵はコントロール可能とされます。また初期療法と称して、症状が現れる2〜3週間前から抗ヒスタミン薬を服用すると、シーズン中の症状を軽く抑えることができるとされます。

 医療用の抗ヒスタミン薬は、第2世代が中心であり、眠気などの中枢性副作用が少ないなどの特徴がありますが、薬局ではまだまだ眠気の出やすい第1世代が多く使用されています。中枢性の副作用は、単に眠気だけでなく、集中力・注意力の低下につながり、仕事や勉強の能率低下や事故の原因になったりしています。ということで当薬局では、第2世代の抗ヒスタミン薬漢方薬を中心に奨めています。

 通常は症状の重症度などにより、内服薬と外用剤を単独あるいは併用するなどして症状をコントロールします。ただ、重度の鼻炎や結膜炎などでは充分な効果を得られないことも珍しくありません。そこに当薬局では漢方薬の出番があるのです。アレルギー性結膜炎の重症の人は「目を取り出して洗いたい!」と言うほど辛い症状に悩んでいます。漢方薬に期待してない人でも一度試してみて下さい。意外な効果にビックリするのではと思います。

 私の今までの経験では、石膏や山梔子を含む漢方薬で満足度の高い効果を得ています。比較的に速い効果が得られるのも特徴と言えるでしょう。当然、眠気などの中枢性副作用はありません。第2世代の抗ヒスタミン薬といえども中枢性の副作用はゼロではないので、一つの選択肢として漢方薬を考慮しても良いのではないでしょうか。

 なお、メガネやマスクの着用は花粉症予防の必須アイテムですので、まずは忘れないように。


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2018-02-09 慢性の腰痛への対策

 記録的な豪雪になった北陸地方では、毎日のように除雪などの作業をしなければなりません。数年に1回程度の雪下ろしで済む我が家の屋根も、久々の大雪で重そうです。恐らく、ほとんどの人が明日から屋根に上がって雪下ろしをすると思います。私は、アトピー性皮膚炎治療研究会に出席するため大宮にいますが、帰ってきたら雪下ろしをする予定です。事故の無いよう注意しながら作業をしましょう。

 日本の成人を対象にしたある調査によると、何らかの痛みに悩む人は4〜5人に1人の割合でおり、痛みの原因として男女とも上位に腰痛が挙がっています。そして、痛みの治療(医師の治療だけでなく、整骨院整体カイロプラクティックなども含みます)に対し、3/4の人は満足してないとの事です。私ら薬局であれば、単純に痛みに対して鎮痛薬や湿布での対応ではほとんど満足してもらえないということですね。

 近年の痛みの研究により、末梢で起こる炎症性の痛みだけでなく、神経が過剰に反応している神経障害性疼痛があるとわかり、新しい薬剤が使われるようになりました。これはこれで一定の効果を上げています。これらの上行性疼痛伝導経路に対する治療のほかに、下行性疼痛抑制経路に対する治療も加わり一昔前と比べると、慢性疼痛の治療は数段進歩した感があります。下行性疼痛抑制経路に対する薬剤では、抗うつ薬などが使用されています。薬剤に代えて認知行動療法などの心理療法も効果があるとされ、少しずつ認知されるようになってきました。

 私は、認知行動療法マインドフルネスを加えた発展型(第3世代の認知行動療法)を提供することにしています。心理療法の利点は副作用などを心配しないでいいことと、本人がスキルとして身につけるので再発防止も期待できるということです。

 また、つい最近知った方法に「ハイドロリリース」なる治療法があります。あるいは「筋膜リリース」と言われることもあります。本質的な部分ではどちらも同じ結果を目指していますが、生理食塩水などを注射するハイドロリリースとストレッチなどの理学療法主体の筋膜リリースというようにアプローチ方法が違います。どちらにしても癒着した部位が剥がれれば痛みは激減するわけですので、今後の発展が望まれます。この筋膜リリースの方法を学んでアドバイスすれば薬局でも満足度の高い腰痛相談を提供できるようになるでしょうね。

 ですので当薬局では慢性の腰痛には、まずは鎮痛薬や湿布剤を提案しますが、既に試して不十分だった場合には漢方薬という別の選択肢を示します。加えて、心理療法として認知行動療法マインドフルネス+αを身につけてもらったり、ストレッチなどを紹介するなど多方面からアプローチする必要があると思っています。松平浩先生が提唱する「これだけ体操」は腰痛借金を溜めないという予防体操ですので、将来の腰痛対策として有用なものはどんどん紹介してゆきたいと思っています。


漢方薬心療内科相談・心理カウンセリング皮膚科の病気・生活習慣病不妊症

新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師心理カウンセラー新潟薬科大学臨床教授)

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2018-02-03 脱毛症と抜毛症(トリコチロマニア)

 今年は全国各地で冬将軍に翻弄させられています。雪に慣れているはずの当地でも、全国ニュースになった信越線の立ち往生だけでなく道路の渋滞、水道管の破裂などあちこちで混乱している有様です。しかし、あと数週間も辛抱すれば温かな春の気配が近づいてくるはずです。その日を待ちながら明日以降の寒波を迎えたいと思います。

 横浜で先週行われた皮膚科心身医学会は、私にとっては新しい情報を得るというよりも、皮膚科心身医学的疾患を更に深く理解する会となりました。小児の疾患をテーマにしていた関係で、常に話題となるアトピー性皮膚炎だけでなく、毛髪が自然に抜ける脱毛症と自分で抜いてしまう抜毛症(トリコロマニア)に関する話題が目立ちました。アトピー性皮膚炎が厄介な皮膚病であることは間違いありませんが、小児の場合は比較的に普通の皮膚科的治療で効果が上がります。一方、心理的ストレスの関与が強いとされる脱毛症、心理的ストレスが更に複雑な抜毛症では、通常の皮膚科的治療に加えて心理療法との組み合わせが必要となります。

 年齢にもよるが小児は自身の感情や考えを上手く表現できないため、身体や行動や態度で表現することになります。「脱毛症や抜毛症の背景に何があるのか?」「どんなことを表現しようとしているのか?」を常に頭に入れて相談にあたることが大切だと再認識しました。表現を促すという点では、箱庭療法や遊戯療法(プレイセラピー)などがあります。大人なら支持的な傾聴で済むかもしれなくても小児ならではの工夫が必要になるわけですね。

 子供は身近な大人を非常によく観察しており、家族関係や夫婦関係などの問題がストレス源であれば家族療法・夫婦療法・システムズアプローチなどが効果的で、さらにブリーフサイコセラピーの要素を取り入れたアプローチも大切になります。この点では、私を家族療法やブリーフサイコセラピーの世界に案内してくれた皮膚科心身医学理事の清水先生との出会いが、私の心理療法を大きく進歩させてくれました。また一般的な認知行動療法でも、小児の場合は行動療法に重点を置いたアプローチが中心になります。

 どんな方法を用いるにせよ「背景に何があり、どんなことを表現しているのか」を考えることが重要で、脱毛症なら漢方薬だけでも上手くいくかもしれませんが、抜毛症(トリコロマニア)は心理療法が無ければ相談は成功しないでしょう。もちろん漢方薬にもストレス反応を軽減する作用はありますが、根本的な背景にアプローチするには心理療法を抜いては相談にならないと感じます。


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2018-01-25 頑固な痒みと肝臓病・腎臓病

 10年間に数回と言われる大寒波に覆われ、日本列島各地で混乱が生じています。また先日は群馬県草津白根山の突然の噴火など、自然は容赦なく私たちを襲ってくる存在であることを改めて認識させられる1週間でした。コントロールできない脅威に対しては油断せず過度に恐れることなく適度な距離感を保ちつつ”正しく怖がる”ことが重要です。その一方で、ある程度コントロール可能な脅威に対しては準備を怠らないようにすれば対処が可能です。まだ今年は始まったばかりですが、楽観的過ぎず悲観的にもならないよう自然体で生活を送りたいものです。

 さて、どんなに我慢強い人でも痛みと比べて痒みの辛さは耐え難いのではないでしょうか。一般的には、虫刺されや湿疹などの皮膚が赤く腫れる炎症反応が痒みの主体ですから、その炎症反応を抑える目的で抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬やステロイド剤が用いられます。そして、現実場面でこれらの薬は非常に良く効いてくれます。虫刺されや湿疹のような局所の病状でも、蕁麻疹のような全身性の病状でも、軟膏や点眼薬などの外用剤と内服薬(場合により注射薬)との違いはあっても、効果があることに間違いはありません。

 しかし、時に頑固な痒みを生じることがあります。例えば、肝硬変などの肝疾患や透析治療を含む腎臓病では、一般的な痒み治療の効果が薄いことが知られています。細菌では、痒みも痛みと同様に末梢性の痒みと中枢性の痒みがあるとされ、一般的な痒み治療は末梢性の痒みに効果があっても残念ながら中枢性の痒みにはほとんど効果が無いと考えられています。そして数年前からは中枢性の痒みに対する薬剤が医療現場で使用されるようになり、今まで我慢してきた患者さんに使用されているのです。

 ところで、なぜ肝臓病や腎臓病で中枢性の痒みが発生するのでしょうか?これに対しての明確な答えはまだ無いようですが、一つの仮説として血液やリンパ液などの体液の微妙な変化が中枢でのスイッチになっていると私は考えます。漢方相談を行っていると難治性の痒みに困って相談に来られる方がいます。今までの相談結果を振り返ると東洋医学的には、血熱や水滞の関与するケースが多く、これらは現代医学的には肝臓病や腎臓病とも共通しているために浮上した仮説です。

 また、アトピー性皮膚炎のように痒みがストレスなどの原因により難治化している場合もあり、血液やリンパ液などの変化とは別の作用で中枢性の痒みが生じるケースもあります。ストレス性の痒みに対しては、認知行動療法(特にACTやマインドフルネス認知療法などの新世代の認知行動療法)やナラティブセラピー催眠療法などの心理療法が効果的と考えられます。

 もし中枢性の痒みが生じているのに末梢性の痒みに使用する治療法を行うだけなら、効果のほとんどない治療を続けることになりますし、場合により副作用という新たな問題を抱える可能性もあるわけです。漢方相談でも、効かない漢方薬を続けることは意味がないばかりか何らかの副作用が生じる可能性を考えて、むやみに長期間服用させることの無いよう私ら専門家は注意せねばならないと思います。

 今の私は、漢方相談と心理療法を適宜織り交ぜた”心療漢方相談”というスタイルでいろいろな病気や悩みと対峙しています。どちらにもある程度精通することで、多くの相談において今までよりも短期間で効果を上げることができるようになったと感じていますし、漢方薬の終了も早くなったと思います。でも、肝硬変透析は病気としてかなり進行したステージですから、病気そのものが完全に治ることは期待できません。その意味でも早めに相談いただければと感じます。

 今週末は、日本皮膚科心身医学会に出席してきます。(天候が気がかりです)


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2018-01-19 不眠症相談のゴールは?

 世の中には「眠れない」ことで悩んでいる方が大勢います。その一方で睡眠導入剤に抵抗を覚える方もたくさんいます。「大量を飲むと死んでしまう」とか「依存症になって止められなくなる」などのイメージが睡眠導入剤にはあるからでしょう。だからなのかもしれませんが、寝酒と称して睡眠導入剤の代わりにアルコールを飲んで眠る方もいらっしゃいます。

 「ただ眠れればいい」と安易に睡眠導入剤に頼り切るのも困りものですが、アルコール睡眠導入剤代わりに使用することも睡眠の質の観点からはお勧めできません。当薬局に相談に来られるケースは大半が「睡眠導入剤を止めたい」「睡眠導入剤を使いたくないから漢方薬で眠れるようになりたい」との理由です。これらの要望には当然応えるつもりで相談を受けますが、睡眠導入剤の代わりに漢方薬を続けるのなら、単に薬の種類が変わっただけで真のゴールとは言えないと考えています。

 私の相談は日本心療内科学会に入会してから幅が広がりました。初めは漢方薬の効果を高めるために心理的テクニックが利用できないかと考えていたのです。しかし、それ以上の効果があることも経験し徐々に考え方も変化してきました。今は「必要がなければ漢方薬も使わない」あるいは「漢方薬を早く止めるために積極的に心理テクニックを利用する」ようにしています。

 「眠れない」と悩んでいる方は、「何にも頼らずに自然な眠りを取り戻したい」ではないでしょうか?これは何も不眠症の方だけではなく、多くの病気や症状で悩んでいる方に共通する思いではないかと考えています。そこで、薬以外にも利用できるものは積極的に利用するようにしています。サプリメント健康食品に切り替えるのではありません。できるだけ安価で、またいつでもどこでも利用できるようなスキルを学習してもらうのです。たとえば自律訓練法のようなものです。また、睡眠導入剤や睡眠に関する正しい知識の提供も重要です。

 今は大量に飲んでも呼吸が停止して死ぬような睡眠導入剤はほぼありません。また、最近開発された睡眠導入剤(睡眠改善剤)には依存症の心配もほとんどありません。睡眠時間についても8時間にこだわる必要は無く、年齢や個人差により幅があるのです。睡眠の質とも関連しますから、単純に時間で良し悪しを判断できるものではないのです。

 現在、私が考える「不眠相談のゴール」は、先ず、薬などに頼らず自然な眠りを得ること、次に睡眠だけでなく1日単位・週単位・月単位での一定の生活リズムを確保できるようになることです。つい最近、生活リズムをゴールに加えました。時間生理学の視点から見ると睡眠だけ改善してもリズムが崩れていては健康上いろいろな問題があることがわかってきたからです。

 「眠れない」ことの背景には人により様々な要因があります。その背景に目を向けず耳を傾けず安易に睡眠導入剤に頼っても改善しにくいのです。米国からの報告では「治りにくい不眠の原因」として睡眠導入剤に頼り過ぎることが挙げられています(Krakow et al J Nerv Ment Dis.2010)。睡眠導入剤を怖がる必要はありませんが、睡眠も含めて正しい知識で対応したいものです。


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2018-01-13 繰り返す流産(不育症)と子宮の冷え

 今シーズン最強の寒波日本列島は襲われています。地元のローカル列車が大雪で立ち往生したと全国ニュースで流れるほど、雪に慣れた当地でもトラブルが多発している状況です。来週は寒波も落ち着くとの予報ですけど、やはり真冬ですから油断することなく準備と対策を整えたいものです。それにしても、センター試験を狙っているかのような毎年の悪天候。受験生と関係がなくても「何とかできないものか」と考えさせられますね。でも、この寒い冬があるからこそ、春の暖かさが一層際立つ側面もあります。

あなたは、どんなプラス面に気づいているでしょうか?

 毎年、寒い時期になると「冷え」というキーワードが相談の中に頻繁に登場します。当薬局では《冷えを改善する》漢方薬を求めてくる女性が多いものの、中には《冷え》ではなく、肩こり・むくみ・生理痛不妊症などで相談される人にも本人がさほど意識してない《冷え》が目立ちます。また、身体のどこを冷やすにかによって、症状は変化します。

 例えば肺や呼吸器が冷えれば、くしゃみや水様性の鼻汁や咳・喘息になりますし、胃腸が冷えれば腹痛や水様性下痢(人によっては便秘)などが現れます。また膀胱の冷えと膀胱炎の関係も深いですから、何回か繰り返しているベテランはこの時期注意していることでしょう。そして、不妊症で悩む方の大半は冷えを持っていますし、妊娠初期の流産(不育症)も冷えと深い関係があると考えられます。

 漢方の古典の一つ「金匱要略」に、「妊娠シテ胎ヲ養ナウニハ白朮散ガ主ル」との記述があります。構成生薬の一つに山椒があり、これが子宮を温めると考えられ、習慣性流産や難治性の不妊症に使うとの文献があります。広く流通しているエキス剤には無い処方ですから、興味のある方は生薬を扱っている医師や薬剤師に相談されると良いかと思います。

 この白朮散を考えてみると、人の下腹部は冷えやすいのかもしれません。二本足で立つようになって文明が発達したものの、重力の関係で心臓だけでは充分な血液循環が確保できず静脈には逆流を防ぐ静脈弁ができました。この静脈弁を効率よく活かすには足を動かすことが必要ですが、文明の進歩は足を動かさない生活環境を提供してきました。その結果、下半身には血液やリンパ液などが重力に引かれて溜まりやすくなっています。

 寒い時期になると、溜まった血液やリンパ液は床や地面から直接冷やされ、心臓に戻るまでに下腹部を中心に内臓を冷やして行くとも考えます。女性では、子宮や卵巣などの生殖器が冷やされますから、その結果として生殖機能低下につながると思うのです。したがって下腹部を温めるような漢方薬が効果的で、白朮散だけでなく色々な漢方薬が使われて効果を上げています。私の経験ですが、飲食だけでなく生活環境やファッションなど下腹部を冷やしやすい生活が定着していると感じています。地球温暖化は問題ですが、子宮温暖化は真剣に考える時期に来ているのではないでしょうか?

 不妊症・不育症だけでなく生理不順・生理痛などでもお悩みの方、《冷え》があるなら漢方薬生活スタイルの改善に取り組んでみてください。ご相談お待ちしております。


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2018-01-08 口からの健康作り

 あけましておめでとうございます。新年早々、明日から漢方合宿《WWA》に参加してきます。私の1年は、この漢方合宿から始まり、皮膚科心身医学会、東洋心身医学会、…と続きます。ただ松の内も明ける前に始まるのは今回が初めてで「早いよなぁ…」って感じがします。でも、この合宿で正月気分もすっかり冷め、普段の相談モードに入りますので一つの区切りとしても重要な行事になっています。

 今朝の朝日新聞に「歯周病アルツハイマー病のリスクが上昇する」旨の記事が出ていました。「入るを制して出るを制す」ではありませんが、やはり入口は大事なのです。私もブログ等で何回か紹介しているように、「口の健康は全身の健康状態につながる」のです。この数年はブームのように「腸内細菌叢」「腸内環境」が注目されてきましたが、腸内細菌叢も口腔内細菌叢の影響を受けていることから、玄関が汚れていては屋内が綺麗になれないのです。一生懸命、ヨーグルト発酵食品を摂っても、乳酸菌製剤やビフィズス菌製剤を飲んでも、口から歯周病菌をはじめ健康を阻害する多くの細菌が流れてくれば腸内細菌バランスはすぐに崩れてしまうのです。

 その結果、多くの病気のリスクを上げることがわかってきています。アルツハイマー認知症パーキンソン病などの神経変性疾患肥満・高血圧・糖尿病脂質異常症動脈硬化狭心症心筋梗塞脳梗塞・がんなどの生活習慣病掌蹠膿疱症・尋常性乾癬・自己感作性皮膚炎などの皮膚疾患、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などアレルギー疾患、関節リウマチ・エリテマトーデス・強皮症・クローン病などの自己免疫疾患、不妊症や早産などの婦人科疾患、肺炎・腎炎・非アルコール性脂肪肝炎・膵炎などの感染や炎症性疾患…等々、口腔衛生が影響する病気は多岐にわたります。

 ここでセルフチェックしてみましょう。一つでも当てはまる方は、まずは歯科医から念入りにチェックしてもらうことをお勧めします。

  □ 歯を磨くとハブラシに血がつく方

  □ 歯茎が腫れていたり、歯茎から膿が出る方

  □ 冷たい水を飲むと、歯や歯茎がしみる方

  □ 歯がグラグラする、噛みにくい方

  □ 歯と歯の間に食片がよくはさまる方

  □ 歯が以前よりも長くなったように見える方

  □ 朝起きた時、口の中にネバツキがある方

  □ 歯茎の周りに歯垢歯石がついている方

如何でしたか?年初にあたり、自身の健康管理からスタートしてみてください。

今年もよろしくお願いします。


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2018-01-06 口からの健康作り

 あけましておめでとうございます。新年早々、明日から漢方合宿《WWA》に参加してきます。私の1年は、この漢方合宿から始まり、皮膚科心身医学会、東洋心身医学会、…と続きます。ただ松の内も明ける前に始まるのは今回が初めてで「早いよなぁ…」って感じがします。でも、この合宿で正月気分もすっかり冷め、普段の相談モードに入りますので一つの区切りとしても重要な行事になっています。

 今朝の朝日新聞に「歯周病アルツハイマー病のリスクが上昇する」旨の記事が出ていました。「入るを制して出るを制す」ではありませんが、やはり入口は大事なのです。私もブログ等で何回か紹介しているように、「口の健康は全身の健康状態につながる」のです。この数年はブームのように「腸内細菌叢」「腸内環境」が注目されてきましたが、腸内細菌叢も口腔内細菌叢の影響を受けていることから、玄関が汚れていては屋内が綺麗になれないのです。一生懸命、ヨーグルト発酵食品を摂っても、乳酸菌製剤やビフィズス菌製剤を飲んでも、口から歯周病菌をはじめ健康を阻害する多くの細菌が流れてくれば腸内細菌バランスはすぐに崩れてしまうのです。

 その結果、多くの病気のリスクを上げることがわかってきています。アルツハイマー認知症パーキンソン病などの神経変性疾患肥満・高血圧・糖尿病脂質異常症動脈硬化狭心症心筋梗塞脳梗塞・がんなどの生活習慣病掌蹠膿疱症・尋常性乾癬・自己感作性皮膚炎などの皮膚疾患、アトピー性皮膚炎や気管支喘息などアレルギー疾患、関節リウマチ・エリテマトーデス・強皮症・クローン病などの自己免疫疾患、不妊症や早産などの婦人科疾患、肺炎・腎炎・非アルコール性脂肪肝炎・膵炎などの感染や炎症性疾患…等々、口腔衛生が影響する病気は多岐にわたります。

 ここでセルフチェックしてみましょう。一つでも当てはまる方は、まずは歯科医から念入りにチェックしてもらうことをお勧めします。

  □ 歯を磨くとハブラシに血がつく方

  □ 歯茎が腫れていたり、歯茎から膿が出る方

  □ 冷たい水を飲むと、歯や歯茎がしみる方

  □ 歯がグラグラする、噛みにくい方

  □ 歯と歯の間に食片がよくはさまる方

  □ 歯が以前よりも長くなったように見える方

  □ 朝起きた時、口の中にネバツキがある方

  □ 歯茎の周りに歯垢歯石がついている方

如何でしたか?年初にあたり、自身の健康管理からスタートしてみてください。

今年もよろしくお願いします。


漢方薬心療内科相談・心理カウンセリング皮膚科の病気・生活習慣病不妊症

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2017-12-30 膝の痛みに対する戦略

 今年も残すところ明日1日のみとなりました。いろいろな相談において今年は特に《薬を減らす》ことを意識してきました。一般的には「長く続けて飲む」イメージの漢方薬ですけれど、症状が落ち着いたら飲む回数を減らし、漢方薬を飲まなくても支障がない状態を目標として、相談を終了させてきました。相談を終了できた人を私は卒業生と呼んでいます。相談が終了しても縁が切れるわけではなく、時々はぶらりと母校に顔を出してほしいとの思いを込めています。いつかは、その卒業生を集めて同窓会のような集いを開催したいなぁとの夢を持っています。いつになるかはわかりませんが…。

 どんな痛みも程度の差はあれ、長引けば時間の経過とともに治りにくい複雑な病態になってきます。複雑ということは、痛みを構成する要素が1〜2種類ではなく3種類以上あり、その構成割合も人によってバラバラなので画一な治療法では満足できない状態になるわけです。したがって満足できない人々は、医院・病院を転々とハシゴしたり、針・灸・マッサージ・整骨院・治療院・整体カイロプラクティックサプリメント…などと試します。途中で漢方薬に気づき例えば私のところを尋ねて来る方もいます。

 一般的に薬局では、鎮痛薬(痛み止め)を使用したり、コンドロイチングルコサミンコラーゲンなどのサプリメントを勧めています。3年位前までの私も同様なことをしていました。ただ他の薬局と違うことは東洋医学知識があるため、漢方薬を専門的な視かたで提案できることくらいでしょうか。良くなる方もいたし良くならない方もいたので、もっと満足度を高められないかとの思いをずーっと抱いていました。そこで気がついたことがあります。私ら薬剤師は(たぶん)薬やサプリメントで大部分を解決しようとしているのではないかと。

 薬やサプリメントの効果は限定的と考えると、他に何を組み合わせたら更に効果を上げられるかとの視点を持つようになります。心理療法はそれまでも行ってきてますが、疼痛相談では用いていません(今は充分効果的で必要な方法だと考えています)。そこで、理学療法としてのストレッチや運動療法などに関心を向け、実際に私自身が膝の痛みを感じた時に実践してみたわけです。その結果、予想通り痛みの改善を経験したので、改めて理学療法の重要性を認識したわけです。現在は多くの方が訴える肩こりに対して簡単な方法を体験してもらい効果を実感してもらっています。

もちろん私は理学療法の専門的な知識を持っていませんから、的確なアドバイスができているかと言われれば、たぶん一般的なことしか伝えられてないのだろうと思います。ですが、とかく薬の効果を絶対的に信じている方たちの価値観に変化を促したいのです。そして薬を減らすために何をすれば良いのかを一緒に考えてゆきたいと思っています。

 慢性的な膝の痛みに悩んでいる方でも、薬局では普通の鎮痛薬やサプリメントくらいしか提供できません。専門的な知識を持っても漢方薬だけですべての人を満足させることもできないでしょう。仮に良くなっても使用を止めれば元通りでは、治ったことにはなりません。もちろん変形性膝関節症のように膝の構造そのものが変化していたら完全に治ることなどあり得ませんから相談のゴールは薬やサプリメントの使用をゼロにすることではないかもしれませんが、ゼロに近づけることは重要な目標です。だから、どんな要素で痛みが構成され、それぞれの割合を考え、その人に合った適切な治療戦略をひねり出す必要があるのです。

 膝の痛みの場合、膝の炎症などに対する消炎鎮痛薬は特に初期においては効果的とされますが、慢性期では限定的との見方が近年は支持されています。慢性期では炎症だけでなく、《痛み信号》を脳に伝える入力系が過剰に反応する中枢感作が生じていたり、痛みの強さを和らげる下行抑制系の働きが低下したり、痛みをネガティブに捉え過ぎる《破局化》があったり、その結果《抑うつ状態》になったりしています。これらに対する戦略も行わないと効果が限定的な消炎鎮痛薬をダラダラと続けることになるわけです。

 また、コンドロイチングルコサミンコラーゲンなどの成分も、理屈では減った軟骨を補うというものの痛みの軽減効果は認められても軟骨の回復は認められてないようです。もちろん全ての論文に目を通したわけではないものの、軟骨の回復限定的だと考えたほうが良いようですね。近年は軟骨の減少と痛みの強さが関連しないとも言われ、私は膝関節周囲の筋肉やその筋膜および関節靱帯、関節包などの柔軟性や伸展性に注目しています。それが理学療法につながり、漢方薬などとともにアドバイスを行っています。今、資料作成の必要性を感じ準備も進めているところです。

 故山本五十六は「言ってみて、やって聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」との有名な言葉を残しています。薬局でも如何に実践させるかを考えたアドバイスの体制作りが重要だと考えます。

 加齢による膝関節の変形があっても、変形の進行が穏やかで痛みも気にならない程度であれば、日常生活に対する影響はほとんどないと言えるでしょう。私が目指す《膝の痛み》のゴールは、薬やサプリメントを極力減らしてそこに到達することです。

 来年もよろしくお願いいたします。

漢方薬心療内科相談・心理カウンセリング皮膚科の病気・生活習慣病不妊症

新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局   廣橋義和(薬剤師心理カウンセラー新潟薬科大学臨床教授)

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引きこもりうつ病などのメンタル相談、外見の気になる皮膚病相談、病中・病後など体力低下による外出困難な場合、など

2017-12-18 肝臓がん予防のための脂肪肝対策

 忘年会シーズン真っただ中ですね。私もこの近年は減ったものの30代の頃は毎週のように週末に忘年会が入っていました。我ながら、よく飲んだものだと思います。当然、この時期に気になるのが”肝臓”でしょう。「○○の力」とか「ヘ〇リ〇ゼ」「ソル〇〇ク」などを飲んで気分的に罪悪感を減らしている方もいるのでしょうし、「俺は大丈夫!」とばかり無頓着な方もいることでしょう。どちらにしても、飲み過ぎには注意が必要ですので、くれぐれも控え目に!

 どうしても”肝臓病=アルコール”というイメージが多くの方に染みついていることと思います。間違いではないものの、近年は肝臓専門家の間でNAFLD・NASHが話題になっているのです。どちらもアルコールと無関係の脂肪肝脂肪肝炎のことで、将来は脂肪肝による肝臓がんがウィルス肝臓がんを抜いて肝臓がんの原因のトップになるだろうと予想されています。そして厄介なことに脂肪肝は太った人だけでなく痩せた若い女性にも認められてますから、外見で判断するわけにはいかないのですね。もちろんアルコールとも無関係ですから、飲酒習慣に関係なく知らず知らずの間に肝臓が侵されていることもあるわけです。

 早期発見のためには定期的な血液検査や肝臓のエコー検査が有効ですから、この点では健康診断を定期的に受けることが大切です。そして脂肪肝の怖い所は、単なるフォアグラ状態で留まらず、脂肪肝の状態が続くと肝臓に炎症が起き(脂肪肝炎)、この炎症の持続により肝臓にがんが発生(肝臓がん)することです。ですから、脂肪肝が見つかったら、炎症対策をして肝臓がんを予防することが重要になってきます。

 脂肪肝の原因の多くは肥満による内臓脂肪の蓄積ですが、痩せた若い女性にも意外と多く認められることから腸管の透過性(腸管粘膜が荒れている状態)が高まり、肝臓傷害を起こしていることが考えられています。そこで、将来の肝臓がんを予防するには、まずは炎症対策として何を使うか?腸管の透過性対策として何をするか?を考える必要があります。脂肪肝ビタミンEやビタミンDが有効との報告があることから、まずはこれらのビタミンを摂りたいものです。ただ脂溶性ビタミンですから摂取量には注意が必要ですから、医師・薬剤師のアドバイスを受けて摂取していただきたいものです。

 また、ウィルス肝炎では漢方薬の使用で肝臓がんの発生を抑えられたとする報告があることから漢方薬による予防対策も考えたいものです。漢方薬は多種類の成分を含み、抗酸化作用・抗炎症作用・肝臓保護作用・解毒作用・など複数の作用により最終的に肝臓がんを予防すると考えます。体質に合った漢方薬を飲むためにも、漢方薬に詳しい医師・薬剤師に相談されることをお勧めします。

 今はまだ多くの方にとって「たかが脂肪肝」だと思いますが、肝臓専門家は「されど脂肪肝脂肪肝おそるべし」と考えているのです。この意識のギャップは注意が必要ですね。今後増えてくるのはアルコールによる肝臓がんではなくて脂肪肝による肝臓がんだということを、肝臓が気になるこの時期に改めて考えていただきたいと思います。


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川上秀伸川上秀伸 2017/12/19 19:58 ギクッとするお記事で、内緒の失敗( オ ネ ショ ト カ )を見抜かれた子供みたいに焦ったのは私だけ?
とにかく日本人の食べ物が変わってしまいました。 腸の長さまで変えてしまうと云う食べ物習慣、一説によるとこれだけの変化を生体的に受け容れるには 5世代ほど必要とも聞きました。
ん〜 … 150年かけて 民族が腸の長さを変えるの? 難っつかしい話です。

身体のことは あれも心配、これも心配。
だから、やってみたいな と思う事もいっぱいあります。
でも脂溶性ビタミンは摂取量に注意 って知りませんでした。
今後とも宜しくお願いします。

2017-12-09 短期終結を目指す漢方相談

 日頃の無理がたたったのか、単に加齢によるものなのか、数年ぶりにインフルエンザ様の症状でしばらくおとなしく過ごしていました。まだ完全復活とは言えないまでも時々出る咳以外は通常の生活を送っています。病気などで体調を崩すと何気ない普段の日常が本当にありがたく思えます。12月に入り1年の振り返りとともにこの体験を相談に活かすように頑張らねばと新たに誓ったわけです。

 最近手に入れた本に「心理療法の本質を語る」(森俊夫・黒沢幸子共著、遠見書房)があります。森は残念ながら57才という若さで他界したものの、解決志向セラピー、ブリーフサイコセラピーを中心に治癒率95%、平均治療回数20回以下と驚異的な臨床能力が紹介されています。その帯に「治療の場合に短期を目指さないのはありえない。だって、辛い状態から1日でも早く脱せないと可哀そうでしょ?」と本文中のコメントが記されています。今、当薬局でも目指しているスタイルと重なるためか、このコメントが頭に焼きついて離れない状態です。

 一般的には、漢方薬は長く飲み続けるものとのイメージが出来上がっていると思います。ただ、「長く」の定義は人それぞれでしょう。数週間から数ケ月、半年、数年、当薬局に来られる方だと、半年から1〜2年程度を想定して来られているように感じます。そこで当初の説明の中で、「3〜4ヶ月を目安に症状の軽快を目指す」ことをお伝えするようにしています。もっと短期間に目標を設定すればよいのかもしれませんが、過去のデータ分析をもとにしています。

 特にこの1〜2年は「3〜4ヶ月以内の短期終結」を意識してきました。一つは、「目の前にいる人の苦しみを1日でも早く取り去ってあげたい」との思いから、もう一つは「いたずらに時間がかかるのは治療者としての怠慢だから」と考えているからです。

 もっと期間を短縮したい思いもありますが、利益を圧縮するこのスタイルに永続性は望めません。先ほどの本の著者・森は心理療法では収入が上がらないからセミナーや研修で上げていると著書で述べています。本来のセラピーでも評価がされるように工夫が必要と感じています。


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2017-11-24 忘年会シーズン、二日酔い対策と肝臓の保護

 日馬富士貴ノ岩の事件が連日ワイドショーを賑わしており、いささかテレビから遠ざかっている自分がいます。初めの頃の報道では「ビール瓶で殴った」との情報もありましたが、最近の報道では「ビール瓶では殴ってないらしい」に変わりつつあるのでしょうか。私は、あちこちのテレビ局をウィンドウショッピングよろしく渡りながら見てますから、どれが真実に近いのか皆目見当がつかない状況です。しかも時間がたてば当事者はじめ周囲にいた関係者の記憶もあやふやになるものです。だから、事実は△△でも「○○ではなかったですか?」とか「本当に△△で間違いありませんか?」などと言われれば何となく○○で整合性がとれるように記憶はすり替えられてしまいます。これが冤罪の原因になったりすることは周知の事実で、このことを念頭に現在の捜査は進められているはずです。

 ただ本を正せば、「理性が働らなくなるほど飲まないようにしましょう」となります。でも全く酔わないのなら飲む必要などないかも知れませんから、程々に飲んで楽しく宴会が送れるように私なりの対策をお伝えします。対策は大きく3つあり、まず宴会をメンバーと楽しく過ごせること。2つ目は飲んだアルコールを速やかに解毒・排泄して二日酔いにならないこと。3つ目はアルコールを処理する肝臓を元気にさせることです。

 宴会を楽しく過ごすには、まず自身の酔い方のパターンを知ることが必要です。その上で自分が楽しく飲めるペースで飲めばいいわけですが、他人には他人のペースがありますから「アルハラ」とならないよう配慮も忘れないようにします。宴会前の「ウ〇ンのちから」や「ヘ〇リ〇ゼ」は私はお勧めしません。やはり宴会前はアルコールの吸収をコントロールするため開始早々に脂肪や動物性たんぱく質が豊富なつまみで調整したいものです。無ければ線維性の食物で代用も可能ですが、アルコールの吸収を緩やかにして一気にあ悪酔いしないためですから、飲み方も最初はゆっくりと始めます。その後は酔い過ぎたらペースを落として理性が働く範囲で楽しく過ごせればと思います。いつも酔い過ぎの傾向があるのなら「ウ〇ンのちから」を早々に飲む方が良いようですね。

 続いて吸収したアルコールの解毒・排泄について。宴会に続いて2次会に参加されるなら、この時に「ウ〇ンのちから」や「ヘ〇リ〇ゼ」を飲んだ方がよいと考えます。帰宅する場合も同様ですが、2次会以降はアルコールの解毒・排泄が大きな課題となります。さらに酔いを深めるというのは身体的にも問題ですが、社会的な問題も発生する可能性があり注意が必要です。ですから、アルコールの解毒に役立つ牛黄や熊胆やタウリンなどが効果的で、ウコン肝臓の血流を促し解毒スピードを上げるように働きますから組み合わせると更に効果アップが期待できます。このとき肝臓アルコールを解毒しながら肝臓自身も傷つくことになり、多くの肝臓細胞が壊れるほど肝機能の数値(ALT、AST、γGTPなど)は高くなります。

 壊れた肝臓細胞を再生させるには減量が必要で、その原料は食事から得ることになります。主な原料はタンパク質ですから良質なたんぱく質をつまみにすることが重要となります。このたんぱく質の補助としてアミノ酸が使われ「ヘ〇リ〇ゼ」や「レ〇コ〇ル」などがあります。なので、宴会でアルコール処理に働き傷ついた肝臓細胞を早く再生させるには、1次会後、2次会・3次会と行ったなら寝る前に、翌朝起床してからと、このようなタイミングが効果的だと考えています。

 私が宴会前の「ウ〇ンのちから」や「ヘ〇リ〇ゼ」をおすすめしないのは、接待などの酔えない宴会なら別として肝機能がよくなる分いつも以上に飲み過ぎる可能性があるからです。その結果、肝臓に余計な負担をかけて多くの肝細胞を壊し、悪酔い・二日酔いの可能性が高くなるのを心配しているのです。時間薬理学というとオーバーかもしれませんが、せっかく身体のために製品を使うならその製品の能力をフルに発揮させたいと思うのが薬剤師としての性分なんでしょうね。

 年末・年始とアルコールに触れる機会がたくさんある時期です。健康に配慮し周りと楽しく語り合えたら最高ですね。


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2017-11-18 クローン病とアレルギー性鼻炎

 今年はなだらかに冬に突入するというよりは、ガクンガクンと気温が下がり1日で季節が変わるような変化が目立つ印象です。いよいよインフルエンザなどの感染症シーズンで、当初のワクチン不足などもあり不穏な幕開けを感じます。そして、大抵の風邪症候群(いわゆる”かぜ”)やインフルエンザの原因がウィルスによるもので抗生物質が無効だと専門学会マスコミなどから医師や国民に向けて広報されていても、心配性の日本人は相変わらず抗生物質の使用にブレーキがかからないかもしれません。医療費や耐性菌のことを考えると、もう少し的を絞った使い方が広まるといいのにと思う昨今です。

 近年いろいろな場面で「腸内細菌叢(あるいは腸内フローラ)」という言葉を見かけるようになりました。分析技術の進歩でブラックボックスだった腸内細菌のことが詳しくわかるようになったおかげです。それとともに、腸内細菌叢と全身の病気との関連も多く報告されるようになっています。腸内細菌叢を変化させることで病気を治すこともクローン病などの一部の病気で研究が進められ従来の治療を上回る結果も報告されるようになってきました。一方、抗菌剤・抗生物質の乱用で腸内細菌叢が乱れ、難治性のクロストリジウム・ディフィシル感染症アレルギー疾患の発症に関わっているとの報告もあります。

 今週の木曜(16日)に行われた新潟炎症性腸疾患研究会、そして金曜(17日)の中越地区・舌下免疫療法セミナーでの講演を聞いて、改めて腸内細菌叢について興味が湧いてきました。腸内細菌叢との関連が深く示唆されている病気には、クローン病潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患、クロストリジウム・ディフィシル感染症などの感染性胃腸炎糖尿病や心血管疾患などの生活習慣病認知症うつ病などの脳・神経疾患、ガンなど悪性疾患、リウマチなどの膠原病アレルギー疾患、などがあります。これらの病気に対する治療法はある程度確立していますが、副作用の問題や通常の治療に反応しない難治性の場合もあり、多くの課題を抱えていることも事実です。

 そこで、副作用を気にする方や難治のケースで漢方相談に来られる方が多いのです。私のところでは東洋医学的な視点から病気を観ることで、今までとは異なる改善策を提供するよう心がけています。漢方薬だけで上手くいくこともありますが、重症になればなるほど漢方薬だけでのコントロールは難しくなります。ただ、病気のコントロールが困難でも、全身状態の改善(日常生活の快適さの向上、苦痛・副作用の軽減、など)により日常の活動範囲が広がるなどのメリットもあり、総合的な評価が高いことは漢方薬の一つの特徴です。

 また、漢方薬の服用により腸内細菌叢が変化するとの報告があることから、直接的効果とは別に間接的な効果も期待できると考えられています。腸内細菌叢はどんな病気にも関連する可能性がありますから、例え間接的な効果であっても通常治療の効果をさらに高める補助療法として積極的に組み合わせることを考えています。乳酸菌ビフィズス菌などのプロバイオティクスが注目されますが、オリゴ糖食物繊維などのプレバイオティクス、これらを組み合わせたシンバイオティクスも忘れてはなりません。特にプロバイオティクスは一過性だとの指摘もあることから、食事バランスを考慮したプレバイオティクスにもっと注目してもよいと思います。はるか過去に聞いた「1日30品目運動」は、バランス良い食事の基本となる考え方だと思い、私は「週30品目」を皆さんに推奨しています。

 難治性のクローン病やクロストリジウム・ディフィシル感染症に対し、他人の大便を使用した「糞便移植」の高い治療効果が関係者の注目を集め研究が進められています。この方法では約100gの大便を使用するようなので、菌の量は10兆個くらいとなるでしょう。通常のプロバイオティクスでの菌量は10億個程度なので1000倍の差がありますから、あくまでもプロバイオティクスは補助療法として位置づけることが大事です。しかし、その効果を高め病気のコントロールしやすくするために食事内容を見直すことが有効だとも考えています。

 抗生物質の使用で腸内細菌叢を乱さないで済むよう、健康な身体作りと同時に元気な腸内細菌叢作りを意識したいものです。


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川上秀伸川上秀伸 2017/11/18 22:21 いつもお世話さまです。
1週間で30日品目 と聞いて だいぶ気が楽になりました(笑)
ぃゃ実際、食の多様性というのは難題だと思います。
大鍋でシチューなんか作って3日間食べさせたいのは あの人の思惑だし、毎日小盛で変化を楽しみたいのは この人の思惑だし…

「3日めのシチューにはビタミンが無いぞぉ!」と根拠不安な主張をして あの方に栄養をおねだりする私です。

台所を司る女神様に、
「1週間の猶予を頂いたぞ。
励めや ぼけぇ!」と、
○○○○先生の御恩を語りたいです。
あの方を『手まめ』にする漢方薬が欲しいです。

ときに、荘八さんの小説を読んでいて意外な記述に出逢いました。
豊臣〜徳川の時代に活躍した沢庵和尚が云うには、
大根を干して塩漬けにせよ。
ただし塩だけではアジが無い。
米ぬかを入れる手もあるが、その為に糠を取って白米など喰らえば、人間は性根まで痩せ枯れるゆゑ これは採らぬ。

藁を細かく刻んで干し大根を塩漬けにせよとのことです。
初耳ですぅ!

「藁の精を吸うた大根を 二、三本も腰に下げて戦場に出で、ばりばりと喰らわば梅干しよりも腹に応えが出るべし。」

う〜ん …♡

川上秀伸川上秀伸 2017/11/18 22:21 いつもお世話さまです。
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ぃゃ実際、食の多様性というのは難題だと思います。
大鍋でシチューなんか作って3日間食べさせたいのは あの人の思惑だし、毎日小盛で変化を楽しみたいのは この人の思惑だし…

「3日めのシチューにはビタミンが無いぞぉ!」と根拠不安な主張をして あの方に栄養をおねだりする私です。

台所を司る女神様に、
「1週間の猶予を頂いたぞ。
励めや ぼけぇ!」と、
○○○○先生の御恩を語りたいです。
あの方を『手まめ』にする漢方薬が欲しいです。

ときに、荘八さんの小説を読んでいて意外な記述に出逢いました。
豊臣〜徳川の時代に活躍した沢庵和尚が云うには、
大根を干して塩漬けにせよ。
ただし塩だけではアジが無い。
米ぬかを入れる手もあるが、その為に糠を取って白米など喰らえば、人間は性根まで痩せ枯れるゆゑ これは採らぬ。

藁を細かく刻んで干し大根を塩漬けにせよとのことです。
初耳ですぅ!

「藁の精を吸うた大根を 二、三本も腰に下げて戦場に出で、ばりばりと喰らわば梅干しよりも腹に応えが出るべし。」

う〜ん …♡

川上秀伸川上秀伸 2017/11/18 22:21 いつもお世話さまです。
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「1週間の猶予を頂いたぞ。
励めや ぼけぇ!」と、
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ときに、荘八さんの小説を読んでいて意外な記述に出逢いました。
豊臣〜徳川の時代に活躍した沢庵和尚が云うには、
大根を干して塩漬けにせよ。
ただし塩だけではアジが無い。
米ぬかを入れる手もあるが、その為に糠を取って白米など喰らえば、人間は性根まで痩せ枯れるゆゑ これは採らぬ。

藁を細かく刻んで干し大根を塩漬けにせよとのことです。
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1週間で30日品目 と聞いて だいぶ気が楽になりました(笑)
ぃゃ実際、食の多様性というのは難題だと思います。
大鍋でシチューなんか作って3日間食べさせたいのは あの人の思惑だし、毎日小盛で変化を楽しみたいのは この人の思惑だし…

「3日めのシチューにはビタミンが無いぞぉ!」と根拠不安な主張をして あの方に栄養をおねだりする私です。

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「1週間の猶予を頂いたぞ。
励めや ぼけぇ!」と、
○○○○先生の御恩を語りたいです。
あの方を『手まめ』にする漢方薬が欲しいです。

ときに、荘八さんの小説を読んでいて意外な記述に出逢いました。
豊臣〜徳川の時代に活躍した沢庵和尚が云うには、
大根を干して塩漬けにせよ。
ただし塩だけではアジが無い。
米ぬかを入れる手もあるが、その為に糠を取って白米など喰らえば、人間は性根まで痩せ枯れるゆゑ これは採らぬ。

藁を細かく刻んで干し大根を塩漬けにせよとのことです。
初耳ですぅ!

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