アルコールと上手く付き合う

忘年会もそろっと始まってきているでしょうか。私は先日スタートしましたが、もう忘年会の時期なのですね。年々1年が早く過ぎるように感じています。


言うまでもないことですが、アルコールを飲んだら車の運転は絶対ダメですよ。人身事故でも起こせば、貴方だけでなく貴方と被害者の家族も含めて今後の生活がガラッと変わるほど影響が大きいですからね。


飲んだアルコールは肝臓で、エタノールアセトアルデヒド→水+炭酸ガスに分解されます。肝臓の大きな人ほど処理能力は大きくなるので、体格のいい人はたくさん飲めるはずなのです。しかしエタノールを分解する酵素アセトアルデヒドを分解する酵素の量には個人差があり、体格のいい人が強い人とは限りません。


身体が大きいからと強要することは、間違っていることなのです。この酵素が多いか少ないかはアルコールパッチテストで簡単に調べられます。今春勤労青少年ホームで”アルコールとの正しい付き合い方”と題して話をした時には受講者にやってみてもらいました。やり方はネットで検索して調べてみてください。仲良しグループで申し込みいただければ、私が必要材料を揃えて伺います。


この分解酵素は繰り返し飲んでいると多少増えてきますが、あまり期待はしないほうがいいようです。弱い人にとっては辛い時期なのでしょうが、無理せずマイペースで飲むことが大切です。イッキ飲みなど時々見かけますが、自殺行為と思って止めましょう。


この時期薬局には、二日酔の予防薬を求めて来る方が多くいます。アルコールの分解を助けるであろう薬剤・栄養剤は確かにありますが、宴会前に飲むと調子がよくなって量が増えるでしょうし、結果的に二日酔になるのは同じではないかと話をしています。


肝保護薬を私は一次会終了後と寝る前に飲むことを勧めています。いつもと同じ程度のアルコールを飲んだ後なら薬の効果も現れやすいと考えてのことですが、接待などで酔っ払うとまずい方には宴会前の服用が必要ですね。


宴会の続くこの次期、傷ついた肝臓を修復するのに必要なのは良質なアミノ酸です。酒の肴は蛋白質を中心に摂りたいものですし、アミノ酸スコア100(体内利用率100%)のレバコールを、宴会の翌朝やこの時期続けて服用することは肝臓のためには重要なことです。


二日酔対策としてウコンはどうか、など改めてアップしたいと思います。お酒は漢方では陽気を補う物ですから、文字通り宴会は陽気に楽しく過ごしましょう。


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