ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2007-12-06 消石灰による目の障害

日本眼科医会が全国的に調査した結果、消石灰による目の障害が100件近くあったと報告された。その中には視力障害を残したケースもあり、学校での消石灰の使用を控えるよう文部科学省に申し入れたそうです。


消石灰は主にグランドのライン引きに使用されます。屋外で使用することから風で飛散したり、ふざけていたりして目に入ることがほとんどのようです。


消石灰は水に溶けると強アルカリ性なので、目に入ると角膜や結膜を傷害します。少量が目に入っただけと思っても必ずすぐに水道水で充分洗い流し、充血・痛みや異物感があるようなら眼科医の診察を受けるようにしましょう。


消石灰は安価なため、農家は土壌改良剤として使用したり、水害後の土壌消毒にも使われます。3年前の新潟福島豪雨の時に子供の通う小学校が被災した時にも消石灰が配られました。


消石灰による皮膚炎・粘膜障害の報告を聞いてましたから、周りの人にその旨話しながら使ってもらいました。身近にあるものだけに薬品として注意深く扱う慎重さが出ないのかもしれませんが、何かの機会に啓蒙することは必要と思います。


我々の周りには意外と危険な薬品が多くあります。トイレの洗剤や漂白剤は最たるものでしょう。園芸用の殺虫剤や農薬も注意が必要です。これらの薬品に対する注意は薬剤師たる我々が正しい情報を提供するしかないのでしょうね。学校薬剤師として町の科学者として、もう一度周りを見てみたいと思いました。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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