ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2007-12-20 唇の荒れとリップクリーム

今朝お茶を飲んでいると茶碗に赤い点が付いていました。唇から出血したようで、ちょっと痛いかな程度の感覚がありましたね。恐竜ほどではないにせよ我ながら感覚が鈍いなと思ってしまいました。


車通勤の身ではわかりませんが、高校生を中心にリップクリームを使っている人が多くいるのでしょうね。ほとんどが乾燥による唇の荒れでしょうからリップクリームを付ければ大抵OKです。


しかし時々単なる乾燥による荒れではなく立派な皮膚病が見られることがあります。私の地域だけでしょうか”風邪の吹き出(物)”と呼ぶ口唇ヘルペスがあります。文字通り風邪などに罹り免疫力が低下している時に発症しやすいことから付いた名前だと思います。


通常1週間程度で回復するのですが、高齢者糖尿病患者・・・など免疫力の低下している人では長びくことがあります。ウィルス性の皮膚病ですから抗ウィルス薬を使えば早く治ります。このウィルスは体内の神経節に潜んでいたものが原因ですからキスなどで他人にうつることは基本的にありません。


唇の端(口角)が割れることもままあります。口角炎といいますが、リップクリームや口内炎用のステロイド軟膏を使用しても改善しない場合カンジダ口角炎かもしれません。治りにくい時はカンジダに効く抗真菌薬を使用してみましょう。


飽食の時代でありながらビタミンの不足による口唇炎もあるようです。マサカと思わないで食生活の乱れを反省しビタミン剤を服用してみてはいかがでしょうか。B群が中心ですができれば総合ビタミン薬の方がいいかとおもいます。当薬局ではもちろん、皮膚のミネラルも含んだレバコールが第一選択になります。


それと信じられないかもしれませんが、リップクリームによるカブレもあります。唇の荒れを治すつもりが反対に皮膚炎を作っていたのですね。気をつけましょう。


また冬季間だけでなく年中唇が荒れているという方は、全身性の病気が隠れていることも考えられます。単なるビタミン不足かもしれませんが、シェーグレン症候群なんてのもありますから唇の荒れなどと思わず一度受診が必要かも。


当薬局のように小さな薬局にはリップクリームを買いに来る人はいませんが、多くの可能性を考えながら販売できる小さな薬局が少なくなっているのが現実です。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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