ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2007-12-29 母乳のトラブル

わが子を母乳で育てたいと、ほとんどの母親なら願うことでしょう。分析技術が進み人工ミルクが母乳に近づいても完全に同じものは出来ません。免疫学的な働きやスキンシップなどは母乳が圧倒的に優れているのです。


しかし何らかの理由で充分な量の母乳が出ないという悩みも多く聞きます。マッサージや葛湯が一般的な方法でしょう。これに対して漢方では母乳の元となる血(ケツという)の不足(血虚)をまず考えます。


ホコウエイトウというタンポポの根を使用する漢方薬がありますが、これも血虚を補いながら母乳を作る漢方薬になります。産後は血虚になりやすいのでトウキケンチュウトウなどもよく使用します。


血虚はそれほどでなくおっぱいも張っているのに出にくいケースもあります。こんな時に使用するのはカッコントウですね。ただし血虚の方が使用すると具合が悪くなりやすいので漢方に詳しい人のアドバイスで使用するのがいいでしょう。


乳腺炎を起こす方も珍しくありません。マッサージなどでも効果がないと抗生物質を使用し母乳を一時ストップさせることもあるのですが、シギャクサンやハイノウトウなどで解決することが多いものです。もちろん母乳を止める必要はありません。長岡市の健康センターで当薬局を紹介されて来た方も何人もいます。


乳腺炎ではないですが乳房に出来たシコリがケイシブクリョウガンで消えたケースもありました。乳がんだと簡単ではありませんが、良性の腫瘍なら漢方薬も選択肢の一つに上げられるでしょう。ただしきちんと検査を受けて悪性でないことは確認する必要があります。


反対におっぱいが出すぎて困る、おっぱいを止めたいという方もたまにいます。私は1回だけ使いましたが、効果を確認できず渡した方は渡米されました。使用したのは麦芽です。バクガセンが母乳を止めると古書にあるので、使用したのです。


人工乳のなかった頃から漢方薬・民間薬は使用され、効果のある方法が伝承されてきています。もちろん食生活の工夫なども伝えられており、これらの迷信ではない知識を大切にしてゆきたいものです。


今年は31日午前中まで開局しています。ブログももう1回書く予定です。新年は4日から営業を開始しますが、町内会の役員になったので5日土曜は午前中開けられないかもしれません。わかり次第ブログでお知らせします。


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