ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-01-16 肩こりと瀉血

漢方論文集を読んでいて興味深い記事を見つけました。肩が凝るというのは日本に特有の表現だそうですが、今一つ私もピンと来ない部分がありました。もちろん私も肩は凝るのですが、それでもなんとなく解るような解らないようなハッキリしないものがありました。


肩凝りのメカニズムは、《肩周囲の筋肉の持続的な緊張(ズーッと同じ姿勢でいると)が血流の低下を生み疲労物質が溜まり筋肉の回復が遅れる》ことの悪循環だと言われています。通常の悪循環ならどこかを改善すれば全体も回復してゆきます。


しかし肩凝りに関しては、筋緊張をほぐしたり血行を促したりしても思うような改善が今まで得られませんでした。私にとって肩凝りは難病だったのです。論文瀉血と言う方法で肩の鬱血を除くことで肩凝りを始め、付随する多くの症状や病気を改善していることが書いてありました。


肩の部分に生じている鬱血は瀉血という方法でなければ除き難いほど頑固なのかもしれません。今まで使用してきた薬では作用が弱かったのでしょう。瀉血は本来鍼灸師の使用する技法ですが、今は違法と解釈され鍼灸師が行うことはまずありません。


かと言って合法的に出来る医師も行う人は極一部でしょう。瀉血に変わる方法を考えなくてはなりませんね。私は薬剤師ですから薬で、できれば漢方薬を中心に考えたいと思います。ある程度強力に血行を促し、筋の緊張をほぐしつつ全体のバランスを調えなくてはなりません。


論文の著者は肩からの瀉血効用として

頭痛脳卒中・高血圧性脳症・視力障害・眼底出血・耳痛・耳鳴り・メニエール症候群・三叉神経痛ヘルペス歯槽膿漏・手のしびれ・痛み・指の腫脹・狭心痛・心筋梗塞・心筋炎・心不全・動悸・肋間神経痛・胃十二指腸潰瘍・脚の冷えなど多数を上げています。


たかが肩凝りですが、されど肩凝りです。改めて肩こりを研究し直してみようと思っています。そして瀉血に変わる方法を見つけて多くの方の悩みを解決したいと考えています。 


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