おねしょ(夜尿症)について

小学校入学前の幼児なら心配しないが、低学年も過ぎ3年生4年生になっても夜尿症が治らない子どもが時々います。親御さんの心配は当然として大抵は医学上問題になる異常は見つからず、ストレスのせいにされたり、経過観察で終わるのが大部分のようです。


まず心配されるご両親に一言。現代医学上の異常が見つからなければ、まず一安心してはいかがでしょう。でも異常がなければ何故?と思うのも当然です。


子どもの身体は精神も含めて発達途上です。子どもが生まれてから、寝返りをし、つかまり立ちをし、歩き、言葉を覚え、と成長してきた過程を思い出してください。成長には個人差があったはずです。


身体の機能も脳の発達、膀胱の発達、睡眠の深さ、など同時に発達するわけではありません。早く発達する部分・発達が遅い部分があり、発達の不揃いの結果として、夜間尿量のコントロール・膀胱容量・尿道括約筋の収縮などのアンバランスが夜尿症(おねしょ)だと考えられます。


対処法として身体のアンバランスを整えるのには漢方薬が効果的です。ショウケンチュウトウなどがよく使われるようですが、マオウトウで夜尿症を治した経験もあります。漢方的な考えで薬を選ばないとアンバランスが改善されず夜尿症も治らないことになります。


睡眠前の水分制限は必要ですが、両親の心配以上に本人は悩んでいるはずです。成長の過程だと思い温かい眼で見守ってあげましょう。漢方薬は、経過観察の期間を短縮するお手伝いをします。


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