ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-02-13 皮膚の下に出来る腫れ物

あなたは皮膚の下に出来る大豆大〜ピンポン玉大のコブをご存知でしょうか。初めて見た時に私は悪性のものではないかとビックリしたものです。ほとんどは良性の腫れ物で粉瘤(フンリュウ)といい、比較的多く見られる疾患です。


粉瘤の正体は皮膚自身です。と言ってもわかりませんね。本来外界と接しているはずの皮膚が何らかの理由で袋状に皮膚の内側にも出来たと思ってください。皮膚は排泄器官ですから、内側に出来た袋にも自身の細胞(アカ)や皮脂・毛などが溜まってきます。その結果袋はだんだん大きくなり粉瘤として気づくようになります。


調べてみると粉瘤の一部分に外界と接している孔があるようで、ここを開けば内容物はなくなる可能性があります。真皮より下に出来たものは外科的に取り出す以外に方法はありませんが通常細菌感染などを起こさなければそのまま様子を見ます。


無症状のことが多いので漢方的にも取っ掛かりが掴めないのですが、ハイノウサン・ハイノウトウ・シギャクサン・キジシャクヤクサンなどが使えそうです。出来ている部位を参考に経絡の考えで使用する漢方薬を決める方法もあります。


粉瘤と似た病気に関節部に出来るガングリオンがありますが、ガングリオンの正体は軟骨で粉瘤とはゼンゼン違う物です。どちらも悪性の病気ではないのですが、出来物を見るとビックリするのは理解できますね。


重症例を除けば薬局で対応できる皮膚科の病気は多いのですが、ポピュラーな皮膚病でありながら今回の粉瘤のように手も足も出せない病気もあります。でも皮膚病の勉強は面白いですね。私が得意とする相談分野の一つですから、これからもコツコツと勉強したいと思っています。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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