ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-04-18 大人のにきびの原因は複雑

”にきび”は青春のシンボルと言われ、20歳遅くとも25歳を過ぎてからは”吹き出物”の呼んだのは遠い過去になりました。今は”成人型にきび””アダルトにきび””コスメアクネ”などと呼ばれるようです。


どのような呼び方をしようがニキビはニキビなのです。ルーペで拡大すると毛穴の部分に出来ています。皮膚の内部には真皮と呼ばれる組織があり、ここから毛が発生し毛根より浅い真皮部分に皮脂腺がついています。


簡単に言うとニキビは毛穴部分が塞がったりニキビ菌などの増殖による皮膚炎が直接の原因です。そのため洗顔が基本になることは年齢を問わず基本中の基本です。毛穴部分が塞がるのには、男性ホルモン(女性でもあります)の関与・皮脂の質・ホコリや化粧などの付着などが考えられます。


ニキビ菌(アクネ桿菌)は脂肪をエサにして排泄した脂肪酸が皮膚炎を起こします。甘い飲食物や脂肪の多い食物は皮脂の分泌を促しニキビ菌を増やします。また男性ホルモンも皮脂の分泌を促す作用があります。


イライラしたりストレスが溜まると好中球の働きが活発化して、皮膚炎も悪化します。社会人のニキビが治りにくい原因の一つと考えられます。夜更かし・便秘・月経などは皮膚の代謝に影響し、結果的にニキビの悪化につながります。


これらが複数関わって”大人のにきび”になりますから、悪化要素に対して解決策を立てなければニキビは改善しません。


食事や夜更かしなどの生活習慣は、どうしても本人に頑張ってもらうしかないのです。その上で毛穴の塞がりには、化粧の内容(極力油分の少ないものを短時間使用・化粧をきちんと落とす)・洗顔・ビタミンAの内服などを行います。


男性ホルモン対策としては、女性ホルモン様作用のある漢方薬を使用するしかありませんが、漢方薬には抗ストレス作用・月経改善作用・便通改善作用など複数の効果がありますから、体質に合わせた漢方薬を使えばかなり効果的です。


大人のにきびで悩む人は大抵、ビタミンB群の服用や皮膚科抗生物質の投与を受けていますから(それでも良くならない)今までとは異なった角度からニキビ治療を考える必要があるのです。ただし、絶対はずせない基本はあります。


また皮脂が好きな菌には、ニキビ菌だけでなくマラセチアや毛包虫などがあり、これらには別の治療法を行うことも考えなくてはなりません。ストレス対策には心理療法をアドバイスすることも必要ですし、活性酸素の影響も考えなくてはならないでしょう。


皮膚科の病気は力を入れて相談していますが、一つの病気に対して最低でも2つや3つの治療方法が提案できなければならないと思っています。ドラッグストアのように銘柄をそろえることではなくA治療法がダメならB治療法、C治療法と治し方(作戦)を変更できることが専門家としては重要かと考えます。


あなたのニキビ、私のところで一緒に治しませんか。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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