ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-05-19 下痢と正露丸

暖かくなってくると食中毒のシーズンです。そういえば昨日は春の農作業でしばらく家族をどこにも連れて行かなかったので清津峡までドライブしました。ニリンソウが咲き誇っていましたが、見れば見るほどトリカブトに似ていますね、植物違いの食中毒にも気をつけてください。


正露丸を使う下痢クレオソートの殺菌作用を応用した細菌性食中毒です。O157病原性大腸菌による手段食中毒が起こってから一般の方にも食中毒性の下痢下痢止めや殺菌剤・抗生物質は極力使わないか使っても慎重に使うことが認知されるようになってきました。


下痢は体内に吸収させたくない物質(毒素など)を体外に早く排泄する体の防衛システムです。そのように考えると下痢止めを使う機会はあまり多くありません。整腸剤を使ったり脱水を予防するのが通常行われる治療になります。


無理に下痢を止めると、病状を悪化させたり治癒を長びかせることになります。では止めても良い下痢とはなんでしょうか?機能性の下痢と言われる、過敏性腸症候群クローン病潰瘍性大腸炎あるいは体質性の下痢症くらいでしょう。


どちらにしても慢性的な疾患・体質ですから続けて薬を使用することが考えられます。さて正露丸の成分はクレオソートというタールの一種です。植物由来・石油由来の議論はありますがタールには大なり小なり発がん性が指摘されています。


短期間の使用なら気にすることはあまりないでしょう。慢性的な使用になると話は別で、やはり長期的な影響を考えた方がよいのではと思っています。正露丸以外に薬がないのなら已むを得ませんが、代用品はたくさんあります。正露丸愛用者のあなた、どのように思いますか?


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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