ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-06-10 脳脊髄液減少症の漢方薬

今日は久しぶりに夜ゆっくりできます。土日に行われた日本東洋医学会の演題に脳脊髄液減少症に対する漢方薬の効果についての発表がありました。どの程度漢方薬に期待できるか興味がありましたから聞いてきました。


脳脊髄液減少症は、まだ診断基準も完全ではなく治療法も有効とは限りません。脳外科専門医の間でもいろいろ議論があるようですが、先のブログでも紹介したようにブラッドパッチという方法が注目されています。


脳脊髄液減少症は何らかの原因(後天的には事故・外傷が多い)で脳脊髄液を包む袋に穴が開き、脳脊髄液が漏れて脳が下がり頭痛や吐き気などの症状が現れます。


この穴を探し出して血液の凝固作用を利用して塞いでしまおうと言うのがブラッドパッチです。穴が塞がれば液の漏れも治まり症状がなくなるはずですが、どうもブラッドパッチが成功しても症状の残る人が少なからずいるようです。


あるいは穴が小さいのか漏れている箇所を特定できずブラッドパッチが行えないケースもあるようです。でも漏れがハッキリわかるようなケースはそれだけ症状が重いようなので、以上の場合では比較的軽症のようですが、本人にとってはスッキリしない日々が続くのに変わりありません。


そこで軽症例(話の流れで私が判断したのですが)に漢方薬を使用して症状が改善したとの発表があったわけです。具体的な漢方薬の名称は混乱を生じるといけないので伏せておきますが、非常に興味深い発表でした。


専門医でない(医師も含めて)人がマスコミ報道から想像すると、脳脊髄液減少症にはブラッドパッチで全て解決との印象を受けると思います(少なくとも私はそのように感じていました)。


完璧な治療法などないのかもしれませんが、漢方薬って多くの病気に対して効く可能性があるのだなと改めて納得したのでした。専門の医師から鋭い質問もありましたが、ブラッドパッチを補完する治療法として位置づけられるのではと考えています(もちろん漢方専門家でないとダメですね)。


私の勉強もまだまだです。時折病名がつかないような症状の相談を受けることもあります。通常の治療法で改善しない人もいます。ストレス自律神経失調症などと片付けられている場合もあります。これらの人にきちんと対応できるよう頑張らねばと思います・・・最近、物覚えが悪くなっていますがね。


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