ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-07-07 冷えに苓桂朮甘湯?

土曜日は私がPTA会長をしている小学校が担当で中学校区の教育懇談会を午後から開催しました。役員の方・学校職員の方の協力の元、無事終了することができました。その後の懇親会でも、参加者の評判もよくホッと一息ついています。午後4時過ぎに飲みだして12時近くまで約8時間飲んでいたことになります。消防団以来の長時間宴会でした。


お陰で?日曜日の子供会行事(ボーリング大会)は身体も頭も眠った状態で、強制的に休肝日にさせられました。本日からはいつもの調子で頑張ります。


昨日ボーリング大会から帰ってテレビを見ていると健康番組で”漢方特集”を組んでいました。その中で冷え症に効いた漢方薬として”苓桂朮甘湯”が紹介されました。「ちょっと待て!」と思ったのは私だけでしょうか。


特集とは名ばかりの構成でしたがゲスト出演していたT先生のコメントも無く、誤解があるといけないので修正させてもらいますね。


苓桂朮甘湯は温める生薬2種と温めも冷やしもしない生薬2種を組み合わせて出来上がっています。だからどちらかと言えば温める漢方薬に入れられるでしょう。しかし基本的な漢方薬の性格は違います。


例えば”胃薬は痛み止めである”と言っている様なもので、確かに胃薬で胃の痛みが治まるから間違いではないでしょうが、一般的な痛み止めは頭痛薬や生理痛の時に使う鎮痛剤を指しますね。


苓桂朮甘湯は、体内の水分代謝を改善する漢方薬でテレビで紹介されたケースには水分代謝の異常があったはずです。そこまで深く放送されていませんから、漢方をほとんど知らない人(医師・薬剤師も含めて)が見たら、《苓桂朮甘湯=冷え症の漢方薬》と誤解することになるでしょう。


冷えを改善する漢方薬はたくさんあり、通常苓桂朮甘湯を第一選択とすることはありません。もっと温める力の強い漢方薬があるわけですから。むしろ放送された方に苓桂朮甘湯を選んだ医師が偉いと感じるくらいです。


漢方薬は何度も述べますが、体の状態や体質・生活環境などを総合して選択します。決して病名で薬が決まるものではないことを理解の上、漢方的な考えができる医師・薬剤師に相談下さい。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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