ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-07-22 温暖化で尿路結石が増える?

10数年ぶりにハイキングをしました。と言っても往復2時間程度の散歩に近いものです。行った場所は尾瀬で、標高が高い分ちょうどよい温度でした。欲を言えば「もう少し人が少なければ・・・」でしょうか。


今日は二十四節気の”大暑”で、一番暑い頃です。ニュースでは連日のように30度を越える気温と熱中症の話題が伝えられています。単純に地球温暖化と結びつけるのは危険かもしれませんが、私が子どもの頃はもっと涼しかったと思うのですが。


今日か昨日の朝日新聞に小さな記事ですが、地球温暖化尿路結石の患者が増えると米国研究者が発表したことが掲載されました。温暖化尿路結石がどのように結びつくのでしょうか。


尿路結石は尿中のカルシウムなどがシュウ酸などと結びついて固まったものです。尿中のカルシウム濃度が薄ければ溶けたまま排泄されるのですが、尿が濃縮されると結石を作るようになります。


温暖化で体水分の排泄は、発汗が増え排尿は減ると考えられます。その結果現在よりも尿が濃縮されやすくなり、結石も増加するとの予想が成り立ちます。風が吹けば桶屋が儲かる式の理論ですが、どのような対策をすればよいか考えてみましょう。


対策としては2つあり、尿を濃縮させないこと、尿のアルカリ度を高めることです。尿を濃縮させないためには利尿作用のある食品類を摂取することで、アルコールや茶類・コーヒーなどがすすめられます(結石ができるとビールを飲めと医師に言われる人は多くいます)。


尿のアルカリ度を高めると結石成分が溶けやすくなります。野菜や海藻の摂取がすすめられており、肉類は控えめにするとよいでしょう。野菜に含まれるシュウ酸が腸内でカルシウムと結合することで尿中のシュウ酸濃度を下げるためカルシウムの積極的な摂取も近年行われています。


東洋医学分野では、キンセンソウ・レンセンソウが使用されています。結石ができやすい人はこれらのお茶を常用すると溶けて出やすいとの報告もあり、私は尿路結石の人には必ず話をしています。


まぁ、将来の尿路結石の心配よりも今日の熱中症のほうが気になります。皆さん残暑も含めて2ヶ月ほど、ご自愛下さい。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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