ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-08-07 ヒルとヨモギ

昨夜は仲間と納涼会を行いました。仲間といっても黒一点で女性だらけですから、盛り上がったような今一つ盛り上がりに欠けるような・・・ちょっと複雑ですが楽しい納涼会でした。


その時の話です、「山歩きをしていたら気づいた時にはヤマビルに血を吸われていて、吸い口を押さえたけれどもなかなか出血が止まらなかった。そこでヨモギの葉を当てみたら今度は出血が止まった。」と。


ヒル・アブ・蚊など血を吸う動物や昆虫は血を溶かす(血栓を作りにくくする)物質を備えていると言います。特殊な薬ですがヒルやアブを使用した漢方薬もあります。血流をよくする働きが強く、かなりガンコなオケツ(漢方で言う血行不良状態)を治す効果があります。


オケツは慢性疾患では程度の差はあっても必ず存在し、オケツの解消によって慢性疾患が治ったり軽くなったりすることが多く報告されています。ガンコな慢性疾患・精神病・難病には、ヒル・アブなどの力を借りなければいけない時もあるのです。


そのくらい強力な作用があるのでヤマビルに吸われた痕がなかなか止まらなかったのでしょう。通常の傷による出血なら出血箇所を直接圧迫する直接圧迫止血法で充分なのですが、ヒルの抗血液凝固成分により止血できなかったのでしょう。


この時ヨモギを使ったのはさすがですね。ヨモギは古来より止血薬として使われてきた身近な民間薬です。飲んでよし、付けてよしと内服・外用どちらでも止血作用があります。止血に使うキュウキキョウガイトウ・オウドトウなどにも配合されています。


身近な草木を薬として利用してきた先人の知恵を、我々漢方家が後世に伝えてゆかねばと思っています。科学的に作用が解明されていないものも多くありますが、何らかの効き目があったからこそ伝えられ残っている財産として。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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