ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-08-09 乳腺炎の対応

来月の日本東洋医学新潟県部会において事務局を務める先生から今年も発表して欲しいと連絡が入りました。発表できるようなケースを探して過去の相談記録を今一生懸命見ています。


授乳経験のある女性ならお解かりと思いますが、乳腺炎という病気があります。母乳の需要と供給のバランスが崩れたり母乳の出が悪かったりすると乳管・乳管洞・乳腺のどこかで細菌感染を起こすことがあります。これが乳腺炎です。


発熱や強い痛みを伴い、かなりの苦痛のようです(男性には想像しにくい苦痛でしょうね)。細菌感染が無くても何らかの原因で乳口が塞がったりすれば痛みを伴うようで母乳がスムーズに出続けることが重要です。


治療は、まず乳房マッサージを行います(痛みを伴います)初期の乳腺炎や細菌感染がなければ改善するでしょうが、大抵は抗生物質で原因菌(ほとんどが黄色ブドウ球菌)を叩きます。授乳はこの時期中止することがほとんどです。


抗生物質でも改善しないような重症の乳腺炎になると手術(と言っても切開ですが)になります。ここまでのひどい状態にならないよう授乳婦の皆さんには注意して欲しいですね。


私のところでも過去数人ですが乳腺炎の相談を受けたことがあります。漢方薬を使ったのですが、使った漢方薬はケースバイケースで、シギャクサン・カッコントウ・ハイノウサンなどです。効くときは1〜2日で痛みも引き抗生物質に比べ見劣りするものではありませんが、重症例での経験はありません。


漢方薬を使う時のメリットは授乳しながら使えると言うことでしょう。この安心感は神経質になっている母親にとっても赤ちゃんにとっても大きな差があるでしょうね。抗生物質に過敏になる必要は無いでしょうが、漢方薬という選択肢もあることを知っていてください。


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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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