むずむず脚症候群と漢方薬

昨日は千葉で行われた漢方治療研究会に参加してきました。時間の関係で夜行バスで行き夜行列車で帰ってきました。そのため少し寝不足ですが、いろいろと収穫があり今後の相談に役立てられそうです。


肋間神経痛・坐骨神経痛・難治性の巨大口内炎・周期性好中球減少症・癌性胸膜炎・不明熱・重症月経前症候群・トゥレット症候群・レイノー症状・円形脱毛症・糖尿病性足壊疽・ガングリオン・・・などに対し、漢方治療が有効なケースの報告が相次ぎました。


その中で”むずむず足症候群(レストレス・レッグ・シンドローム)”について書いてみたいと思います。あなたは、この病気の名前を聞いたことがありますか?知らなくても無理ありません、医師でも知らない人がいるくらいですが、意外と多くの方が罹患している可能性があります。


米国(そのように記憶しているが)では約10%の人がこの病気だとか。決して珍しい病気でもないのです。現代医学的には原因は不明ですが、漢方的には陰(イン)の不足を中心とした病態と考えられ対応する漢方薬も多くあるため漢方治療に向いている病気と考えられます。


直接生命に影響がある病気ではないのですが、睡眠が妨げられるために日常生活に大きな影響が及ぶのです。なにしろ横になると足の中に虫が動くような異常な感覚が現れるわけですから、ゆっくり眠れるわけありません。


高齢化社会に突入し、日本でもポピュラーになってくるでしょう。その時に漢方薬が効果的な病気だと覚えていてくれたら幸いです。

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