ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-11-17 男性不妊症を考える

どうしても不妊症治療の対象には女性がほとんどなのですが不妊の原因を考えると1/3〜1/2は男性に原因があるのです。でも男性不妊の治療法はあまりなく漢方に詳しくない医師に”とりあえず漢方薬”と言った使い方をされているのが現状なのではないでしょうか。


もっとも漢方に詳しい医師から体質(証)に従って適切に漢方薬を使われているケースもあります。私の漢方の師・寺師睦宗先生は、精子数・運動率の改善したデータを教えてくれました。


1人も妊娠していない不妊症の他に二人目不妊でも悩んでいる方が大勢います。二人目不妊の原因にカップルの加齢に伴う生殖機能の低下も関係しているでしょうが、それ以上に男性不妊が関係しているのではないかと考えて今いろいろ調査しています。


まだ調査中ですが調べていたら、とある泌尿器科医のサイトにたどり着きました。ここで紹介してもよいのかもしれませんが許可を頂いていないので控えさせていただきますね。私の疑問の答えにはならなくても不妊のカップルには参考になると思われる部分を紹介します。


女性の排卵日に合せて性交渉すれば妊娠に至りやすいことはご理解できますよね。タイミング法といって一般的に指導されている妊娠法です。さて男性は通常何日前から禁欲するのが効果的か、わかりますか?


禁欲日数が長くなるほど精子数は増えるそうです。その一方で精子の運動率は日数が長くなるほど低下し、妊娠率で調べると禁欲3日以下が高く14日以上では妊娠率は0%だったと報告されています。1日以下がもっとも妊娠率が高かったそうですから若いカップルでは毎日励んでもいいでしょう。


男性の生殖器官が熱に弱いことも言われています。二次性徴以降のおたふく風邪では、男性であればどなたも心配するでしょう。しかし入浴温度を気にした人はいないはずです。体温以上に熱いお風呂(40度以下ならぬるいと感じるでしょうけど・・)に週30分以上3ヵ月という条件を満たした方を調べました。ほとんどの日本人男性は当てはまると思います。


入浴温度を低くしたところ総運動精子数(精液量x精子濃度x運動率)が2倍以上に改善した人は45%だったそうです。しかも総運動精子数は熱いお風呂に入っていたころの4.9倍に増えましたが、それは精子数が増加したことより、精子運動率が上昇したことによるものでした。


改善しなかった人は喫煙者だったそうです。タバコの直接的な悪影響に加え入浴温度の変更による改善も見られないことからタバコは男性不妊症にとって最悪の薬物と見るべきでしょう。


他のも含めてまとめたものをホームページに掲載したいと思います。男性不妊や二人目不妊に悩んでいるカップルは、上記のことに加え、身体に合った漢方薬を飲み、インヨウカクやロクジョウを併用されるのが一番効果的かと思います。


私も意外でしたが、禁欲期間は短い方が効果的だということを重ねて申し上げておきます。

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