ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-11-18 かかとのアカギレ

一段と冷えてきたのがわかりますね。いよいよ冬が近づいてきたと覚悟せねばなりません。今週の新潟県はしばらく雨模様が続く予報となっており、それだけで気分が沈みます。そのせいではないでしょうが、今日は時々眠気を感じます。


寒い時期に増えてくるのが、手荒れ・アカギレの悩みです。早め早めと対処して適切にスキンケアしていただければ、さほど重症にはならないのですが、どうしても悪化してから相談を受けます。


痛いアカギレはどうしてできるのでしょう。皮膚が硬くなるからパカッと切れてしまうのですが硬くなる原因は皮膚水分量の減少です。少なくなった水分を補い保つのがケラチナミンに代表される尿素クリームです。


いま尿素は20%の濃度の製品が中心ですが、かかとのアカギレに使用して満足している方はどの程度いるでしょうか。あなたはどうですか?大部分の方は、多少いいかな、チョット滲みるけど我慢して使っていよう、等と考えているのではないでしょうか。


かかとは皮膚(角層)が厚く、皮脂腺がないために乾燥しやすい部分です。硬くなった皮膚にはたっぷりと水分を補って軟らかくしてあげなくてはなりません。個人的にはクリームに入っている水分量ではすくないと考えます。


当薬局の”保湿ローション”で水分を補い柔軟性を与えた上で皮脂膜の代わりにクリームや軟膏をを塗ってあげるのです。水分を保つ効果はクリームよりも軟膏の方が強力ですから、かかとでは軟膏をお奨めします。私は”サリチV軟膏”を使用します。


かかとのアカギレが手あれと決定的に違うのは皮膚の厚さです。かかとの厚くなった皮膚を軟らかくするには20%程度の尿素では力不足のことが多くサリチル酸を5〜10%使用する方が効果的なのです。


問題はアカギレです。一旦割れた皮膚はなかなか回復しにくいのですが、紫雲膏を刷り込むのが一番効くようです。できたら皮膚の張力を抑えるようにテープなどで固定すれば3〜5日で痛みは治まるでしょう。


毎年アカギレで痛い思いをしている人は、かかとが割れる前に保湿ローションとサリチV軟膏で皮膚の柔軟性を保つように朝晩手入れしてみてください。今ならまだ間に合うはずですから。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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