ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-11-21 新型インフルエンンザに備える

今週は毎晩予定が入っています。小6の娘と「久しぶり!」と会話しているくらいです。気になる新型インフルエンザに対し我が国の最前線で活動されている岡部信彦先生の話を聞く機会がありました。


岡部先生は国立感染症研究所感染症情報センターのセンター長を務めている方です。”我が国における麻疹対策と新型インフルエンザ対策”と題した講演はタイムリーなこともあり多くの医師が県内から集まっていました。


恐らく日本全国を講演していると思いますが、よくある質問として、1.本当に新型インフルエンザの大流行(パンデミック)起こるのか? 2.起こるとしたらいつ? 3.流行の規模や致死率は?の部分から話は始まりました。


回答は、1.起きると考えたほうがよい 2.いつ起きてもおかしくない状態 3.全くわからないが侮らない方がよい でした。マスコミ報道などで知っていることもあるかと思いますが鳥インフルエンザ並の致死率(約60%)では拡がらないと考えられています。


研究者によって致死率が異なっていますが(未知のことなので已むを得ません)猛威を振るったスペイン風邪の致死率が約2%です。致死率2〜10%の範囲で対策を考える必要があると思われます。


スペイン風邪の当時と医療環境は大きく変わっています。抗インフルエンザ薬もありますしプレパンデミックワクチン(ただしH5型)の準備も進められています。衛生環境・栄養状態だって数段も向上していますので悲観的になり過ぎる心配もないかもしれません。でも楽観的に構えてもいられないのですよ。


報告によると2002〜2003年の時は約1500万人の方がインフルエンザに罹っています。米国疾病管理センターの試算では全人口の25%が新型インフルエンンザに罹ると予想していますので、日本に当てはめれば約3000万人の方が新型インフルエンザに罹ることになるでしょう。2002〜2003年の倍の規模と考えることができますね。


新型インフルエンザに罹らないようにするには極力外出を控え他人との接触を避けることが一番です。ですから食料品などの備蓄が叫ばれているのです。また外出する時はマスクにメガネ・帽子・手袋のスタイル(チョット怪しい格好)が基本です。


ウィルスの粘膜からの侵入を防ぐ点で、粘膜を丈夫にすることも重要です。ビタミンAやCをタップリと摂りましょう。冬至のカボチャはビタミンAが豊富ですね。また漢方薬ではケイシトウの働きを考えると新型インフルエンザの予防に効果的だと考えられます。


近年タミフルと異常行動の点から漢方薬のマオウトウを使用する医師が増えています。新型インフルエンザの恐ろしい点はサイトカインストーム(免疫暴走)という病態にあります。個人的にはマオウトウでサイトカインストームが更にひどくなるように感じています。


私はダイセイリュウトウを中心に対処することがいいのではないかと考えています。要はサイトカインストームを早く軽くすることが重要だと思うのです。牛黄も価格は高いのですが、必要な時は使ったほうがサイトカインストームを早く抑えて致死率を下げることができるとも思います。


サイトカインストーム対策について岡部先生に確認したのですが、明確な答えはありませんでした。岡部先生だけでなく誰も正体が掴めていないだけに回答できないのでしょう。今後の情報を待ちたいと思います。


今のところ特に新しい情報はなかったものの、あやふやな部分がハッキリしてきました。貴方にもいろいろな所から新型インフルエンザの情報が入ると思います。実効性の部分も含めて情報の入手先選びは慎重にしてください。また最新の情報が入ったらここに書き込みますね。

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