ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-12-01 うつと心療内科

ただ今弘前で行われた日本心療内科学会から帰ってきました。冬装備で行ったものの穏やかな天候で雪をかぶった岩木山が青空に映えて印象的でした。時間とお金をかけて行っただけの価値は充分にあったと思います。早速今日からの相談に役立てるつもりです。


金曜の閉局後は会議の後、学会の準備をして夜行列車弘前へ、土日の二日間の日程が終わった後は”青森こころのケア研究会”に参加し今朝一番の特急で帰って来ました。ちょっとハードでしたね、年甲斐もなく・・・。


心療内科学会は内科医を中心とした会員構成です。さらに小児科産婦人科・整形外科・精神科などの医師が加わり、心理士・薬剤師看護師なども所属しています。私は薬剤師の立場で入会しているわけです。


心療内科はソフトなイメージのためか、精神科に行くべきうつ病の人も診察に訪れます。以前から言われていたことですが、診断の仕方や治療法が心療内科医と精神科医では異なるのですね。


どちらが優れているか単純に決められませんが、治療法として心療内科医は薬+心理療法を、精神科医はうつ病を細かく診断してより積極的な薬物療法を行う傾向にあると感じています。


近年うつ病の考えも幅広くなり、以前言われたメランコリー型うつ病の他に、非定型うつ病、バイポーラ型うつ病(適切な表現ではないかもしれません)などが出てきています。


それに伴って精神科では治療法も異なるのですね。でもバイポーラという考え方は精神科医でも全員がきちんと把握しているわけではないと、専門の精神科医が話していました。このようなことを理解していないと相談に無用なエネルギーを注ぐだけになり、医療者側は疲れ患者さんは治らずに時間とお金を浪費する結果となります。


治療薬もバイポーラでは、いわゆる抗うつ薬を使用しない方が治りやすいと昨日の精神科医は話していました。私は漢方薬で対応する立場ですが、漢方薬の選び方もタイプを考えて選ぶ必要がありそうです。


気づかずに見逃されているバイポーラも多そうです。うつの患者さんの多くは初診で内科・心療内科を受診します。治療方法の優劣はないでしょうが、適切な診断が基礎の西洋医学では結果が大きく変わることを肝に銘じるべきでしょう。


あなたの周りにうつ病で長期間苦しんでいる人がいたら、一度精神科医の受診を勧めてみてはいかがでしょう。バイポーラ型であれば治療法を変えることで比較的早めに回復するはずですから。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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