ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-12-03 慢性痛に対する心療内科的アプローチ

今回の日本心療内科学会で勉強になったことはいくつもあったのです。その中で特に印象に残った技法に臨床動作法があります。主に精神科心療内科領域で用いられるテクニックですが小児科・婦人科・皮膚科などでも応用され効果が確認されています。


臨床動作法の実技指導を見るのは初めてでしたが、特別難しいテクニックは必要なく一般の方に指導することも簡単で薬局でも応用しやすい技法と感じました。講師はいわき明星大学の吉川吉美先生で、この分野での第一人者と紹介されていました。


もともとは小児マヒ児への動作改善を目的に確立された臨床動作法ですが、スライドで円形脱毛症に対する効果を見せられると積極的に薬局でも応用できないかと考えています。テキストを求めて本格的に研究しようと思っています。


また慢性痛は実際の痛みに心理的に増幅されている痛みが加わったものと言えます。痛みの認知に心療内科的に働きかけることで増幅された痛みを軽減することができれば、今ある痛みをゼロにできなくても軽くすることができるわけです。


”痛みをなくす”から”痛みと共存する”ことへ考え方を変換するために認知(行動)療法を行うのです。痛みを誤魔化すのではなく、痛みの存在を認めつつ拡大された虚像の痛みを消してゆくのです。


慢性痛に対する認知(行動)療法を、上手く説明できませんが、臨床動作法・認知(行動)療法・自律訓練法などの技法を適宜組合せることで、今ある痛みを軽くすることができると思いながら話を聞いてきました。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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