ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2008-12-09 リストカットに向き合う

昨日早めに閉局して出かけた長岡市の精神相談関係機関の情報交換会で、長岡市自殺者状況の報告がありました。細かな数字は忘れましたが年間約80名の自殺者が発生するそうです。


ここ最近の経済状況を考えると今後数年は増えることはあっても減ることはないのではないでしょうか。あなたの身近な人が自ら命を絶たないように何ができるか考えてみましょう。


自殺の原因は性別・年代によって違いますが、経済的理由・人間関係・健康問題が上位に入ります。働き盛りの男性は経済的理由や人間関係で悩み、女性の多くは人間関係(男女関係も含む)で悩みます。高齢者は健康問題・介護問題が大きな悩みの種でしょう。


自殺対策は、福祉・法律医療など多くのジャンルが協力して取り組まねば成果は出ません。このような関係機関が集まってお互いの業務内容について話し合うことは横のつながりも生まれ業種を超えて連携でき相談者にとって大きなメリットがあると思われます。


肉体的な病気と違い精神的な悩みは、他人に苦しみを理解してもらうことが難しいのです。同情を乞うわけではないのですが、こころの苦しみを表現するためにリストカットが行われることがあります。


リストカットを行う人の中には、死を目的として行う人もいますが「私はこれだけ苦しいんだ」「とても辛いんだよ」と訴えている人もいるのです。自分の身体に傷を入れることで心の痛みを忘れようとの行動とも取れます。


多くはうつ状態だと考えられます。まじめな人が多いので悩みを誰にも相談できずに過ごしてきたのでしょう。悩みを根掘り葉掘り聞きだすのではなく一緒に時間を共有することが大切かと思われます。


「死んではダメだよ」と必ず約束してください。あとは近くにいてあげることが大きな回復の力になることでしょう。励ましてはいけないと多くの場面で語られますが、人によってはあるいは場合によっては軽く勇気付けてあげることも重要だと精神科医は話しています。


私の薬局に精神科心療内科的な悩みで相談に来る人に対し基本的に時間をかけて話を聞きます。2〜4時間のこともあります。縁あって私のところに相談に来てくれた人に、漢方薬だけ渡すよりは思い切り心の中のわだかまりを吐き出してもらう方が効果的でもあるからです。


あなたの周りにリストカットをした人がいてもビックリしないで、近くにいて時間と空間を共有してあげてください。どんな薬よりもよい治療薬になることでしょう。今の日本は金と物が溢れて心が潰されちゃったのでしょうかね。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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