ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-02-14 胸痛を感じたら

昨日は緩和ケア研究会に参加してきました。緩和ケアとは、主にガン患者さんの痛みなどの苦痛除去を目的とした医療です。現在は医療用麻薬の種類が増え以前より痛みをコントロールしやすくなっていますが、まだ医師だけでなく患者さんや家族の誤解が多くあるのも事実です。


愛知県がんセンター愛知病院臨床研究検査部の松井隆則先生の「消火器癌と疼痛緩和」と題された講演を聞き、私も大いに参考になりました。痛みのコントロールは大切とわかっていたのですが、治療効果にも影響すると知り早期から積極的な疼痛治療が必要なのですね。痛みがあるガン患者さんは、主治医に正直に痛みのことを話してください。遠慮する必要はありません、あなたの人生にも影響することなのですから。


さて、知り合いの薬剤師さんからの相談です。配偶者である旦那さんが胸痛で何回も救急で診察を受けているが検査では何もわからないと。まず救急とはいえ複数の医師に診察してもらっているのだから重大な病気の見逃しはないだろうと話して安心してもらいました。


来週にきちんとした検査を受けるそうですが、手元の内科参考書を見ると、心臓・大動脈・肺動脈・肺・胃・食道・など複数の臓器が胸痛に関連します。以前千葉大の生坂教授の話を聞いた時に病歴に重大なヒントが隠されていると言ってました。


ですから、胸痛の起き方は(急かジワジワか)・持続時間は(一瞬かしばらくか)・痛みの程度は(鋭いか鈍いか)・呼吸や姿勢で症状に変化はあるか・どのようなときに痛みが強くなるか・・・などが心電図などと同様に重要なことを伝えました。


主に心臓を中心に検査されているとのことでしたが、半年くらい前に腰の手術を経験していることから肺塞栓の可能性もあるのではと話しておきましたが、電話での会話ですから今までの経過を詳しく医師に伝えるようにとアドバイスするだけです。


私のところへ来る漢方の相談でも「○○病だから効く漢方薬を出してくれ」と言われる方が時々いますが、今までの経過や症状の変化する状況などがわからなければ漢方的な判断も出来ないものです。


私は30分以上かけてアレコレ聞きだしますが、忙しい医師の診察では、経過や症状などを整理しておくと正確な診断が早くつくのでしょうね。上手な医師のかかり方とは、こんなことだと思っています。

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