ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-02-19 黄疸の痒み

市内の呼吸器科医が中心になって研鑽している長岡肺癌研究会に出席してきました。昨日は5名の医師が症例を持ち寄り抗癌剤を中心に討論していましたが、馴染みの薬ではないためチンプンカンプンの内容もありました。でも、現場の医師がどのようなことで苦労しているとか、このような状態は危ないとかがわかり出席した甲斐はありました。


黄疸は肝臓病に特徴的に思われているようですが、膵臓ガンから黄疸になった方の相談を受けました。おそらくガンにより胆道が一部塞がり黄疸を起こしたのでしょう。黄疸患者と人工透析患者の痒みは痒み止めの効果が現れにくく治療に難渋すると聞いています。


この方も医師に薬の処方を受けているものの痒みが辛く家族の方が心配して相談されました。このような時、漢方薬を知っている医師なら漢方薬を試したに違いありません。


文献ではインチンコウトウ・インチンゴレイサン・シシハクヒトウ・オウレンゲドクトウなどが報告されています。利胆作用があり血熱を冷ますことで痒みを鎮めると漢方では考えます。


胆道の塞がりがどの程度かわかりませんが、利胆作用を期待してインチンコウ(カワラヨモギ)を持っていってもらいました。本当は漢方薬にしたかったのですけれど・・・。


漢方は諦めない医学”と言われます。難しい相談を受けた時、常にセカンド・サードの治療法・漢方薬を思い浮かべます。ベストでなくてもベターな方法を、苦痛を1割でも2割でも和らげる方法を、全く効かなくても患者さんを精神的に支えることを、私は意識しています。


痒みは従来痛みと同じ神経が関係すると言われてきましたが、どうやら違うようですね。痒みに関してはわからないことが多く、今後の研究により今より効果的な薬剤が開発されるかもしれません。ある意味、痛みより痒みの方が辛いかもしれませんから今後の発展を望みたいものです。

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