ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-03-31 PTA研修レポート(1)

年度末ですね。正式には4月のPTA総会で私の任期は終了しますが、実質は今日で最後ですね。会長として1年間いろいろな研修会に参加させていただきました。その研修内容は当然会員にも知らせるべきと考えレポートを発行しましたので、皆様にもお伝えします。長くなりますので2回に分けてアップします。


 PTA会員の皆様、1年間お世話になりました。最初で最後です、私の復習も込めて研修内容を報告したいと思います。また私が個人的に所属している関連学会や書籍から得た情報も一部付け加えておきます。長文ですが今後の《子どもとの関わり方》に少しでも参考になれば嬉しく思います。


 三校教育懇談会には新潟青陵大学大学院臨床心理学教授の碓井真史先生を迎え「傷つけ傷つく子ども達〜心理学から考えるいじめ撲滅への道」と題した講演を頂きました。いじめと悪ふざけの違いは愛(思いやり)が有るか無いかと話されました。


一方受け取る側(いじめられる側)は、その時の心理状況・家庭環境などで変化すると別の専門化は指摘しています。(袰岩奈々著 感じない子どもこころを扱えない大人:集英社新書) ともすると私達はすぐ原因を追求し結論を出そうとします。本当に大切なのは結論を出すことではなく、その時の気持ち・感情を汲むような聞き方により真の背景を理解することであり、これが問題解決に至る方法だと説明されました。


私も含めて現代人に欠けている聞き方かもしれません。普段から相手の気持ちや感情を汲み取る聞き方を意識したり、自分から積極的に気持ちや感情を表現するように心掛けたりすることがトレーニングになると考えられています。(冒頭の文章は私なりに意識的に感情を入れてみました。)


 また碓井氏は《いじめ》は伝染病のように拡大すると指摘し、どんな小さな事でも早期に学校・PTA・地域が情報を共有し問題解決に動くことが肝心であると述べられました。周囲が動かないことは、暗に《いじめ》を許す或いは応援する結果となり、少数のいじめられる人と大多数の周囲の人という構図になるので地域も含めて全体で取り組むことの重要性を強調されました。


さらにいじめられる側だけでなく、いじめる側のカウンセリング事例を紹介し、どちらの立場からも気持ちや感情を聞き出すことが重要だと話されています。《いじめ》に対応する我々も、結果を急ぐあまり《愛》のない聞き方にならないよう注意しなくてはいけないと考えさせられます。


あなたも普段の会話を思い出してみるとわかるでしょう、ほとんど事実のやりとりで気持ちや感情などが入っていないことを!まずは自分から気持ちや感情を表現するように心掛けることが《愛》のある聞き方の練習になると思います。


 PTA北部ブロックの研修では心理カウンセラーの竹内成彦先生から「子どもたちの話を聴こう」とのタイトルで話がありました。親子のコミュニケーションがスムーズに行くためには聞き上手にならなければいけないとして、ポイントを紹介されました。


○ながら聞きしない

  日々忙しい毎日では困難なことかもしれませんが、

  話の内容によっては真剣に聞くことが必要です。

  常にながら聞きでは、話の内容は掴めても気持ち

  まで掴むことはできないのではないでしょうか。

○話を取らない

  子どもが心を閉ざすのは案外このようなことの積み

  重ねかもしれません。最後まで興味深く適度な相づち

  で聞けば、感情が出てくるでしょう。感情が出ると

  目に変化が現れることはカウンセラーなら知っている

  サインです。

○否定しない・質問しない

  事実を追求することは大切なことですが、焦点は気

  持ちに当てること。「どう思ったの?」「どんな気

  持ちだった?」などの質問が効果的に気持ちを引き

  出してくれます。


竹内氏は、子どもの話をしっかり聞くことで子ども自尊感情が育つと説明され、自尊感情のある子どもは挫折に強い頑張ることのできる子や積極的な子どもに育つと言われました。ストレスが多い時代を生きる現代っ子の育て方として大いに参考になります。


 保護者・教師に必要とされるのは《音声》だけを聞くことではなく気持ちや感情の入った《心からの声》を聞く意識を持つことにまとめられるのではないでしょうか。ただ気持ちを聞くにはちょっとしたコツがあり、参加型の講演などチャンスがあれば受講されるとよいでしょう。是非、相手の気持ちを考える意識で話を聞くようにしてみてください。

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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