ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-04-15 子どもは風の子

来月、市内の越路町で高齢者を対象に講演してきます。《漢方で健康づくり》と題して、現在資料を作成中です。江戸時代の学者、貝原益軒が著した「養生訓」の中からチョイト紹介します。


「原文」・・・・小児は、陽さかんにして熱多し、つねに熱をおそれて、熱をもらすべし。あたため過せば筋骨よはし。天気よき時は、外に出して、風・日にあたらしむべし。此の如くすれば、身堅固にして病なし。・・・・


漢方的な考えを交えて解説します。”陽”とは活動エネルギーやバイタリティという意味と体熱という意味があります。どんどん身体を動かしエネルギーと熱を積極的に発散させること、が大切だと述べています。


”陽”の発散が不十分だと熱が身体に溜まり、病気の原因になります。筋骨が弱くなるのは一例で、私の経験ではアトピー性皮膚炎や小児喘息などのアレルギー疾患も発散不良から来る場合が珍しくありません。


また”陽”は発散させるのが大切で、熱と考えて冷たい飲食物の摂取で解消できるものではありません。冷たい飲食物の摂取は、却って”陽”の発散を妨げることになり逆効果なのです。


少し薄着にして外の風に当てることで、皮膚に刺激が加わります。皮膚ー肺ー大腸は、東洋医学的に深い関係があります。皮膚の刺激は、肺や大腸にも刺激となり丈夫になるのです。肺が強くなれば風邪をひかず、大腸が強くなれば下痢をしなくなります。


その結果、”病なし”となるわけですね。埼玉漢方医大友先生は、アトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の人には”水療法”を奨めているそうです。水による皮膚の刺激が、肺や大腸を丈夫にするとの考えですね。乾布摩擦(最近聞きませんが)も東洋医学的には同様の原理です。


ただ何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で、徐々に身体を慣らさないと効果が現れる前に体調を崩すことになりかねません。ご用心を!

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新潟県長岡市 相談薬局 ひろはし薬局

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