ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-05-08 下痢とシャクヤク

今いろいろな薬草の写真を撮影しています。花や実を一緒に写すとわかりやすいので、春は農作業の合間に写真を撮っていました。忙しくてタイミングが合わなかったものもありますが、来年また挑戦したいと思います。


我家の(一応)薬草園のシャクヤクが蕾をつけ、あと1週間程度で花を咲かすのではないでしょうか。「立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花」で知られる3種類の植物は全て薬草として利用されます。


シャクヤクの根は、筋肉の異常な状態を正常に戻す働きがあります。異常な状態とは、緊張してケイレンしていたり反対に弛んでいたりする状態を指します。


60歳前後の男性が1日に十数回の下痢に悩んで相談されました。もちろん医師の治療も受けていたのですが改善せず、初回は奥様が相談に見えられました。話の内容から、細菌性の下痢ではなさそうで、理由はわかりませんが(冷え?)腸が正常な蠕動運動をしていないと考えました。


ケイシカシャクヤクトウという漢方薬シャクヤクの量が多い漢方薬で、下痢や腹痛に使う機会の多い薬です。連休前でしたのでこのケイシカシャクヤクトウを5日分飲んでもらうことにしました。


昨日は本人が来局し、下痢の回数は3〜5回に減ったとのこと。もう1週間飲んでもらうことにしました。完治ではありませんが順調な回復です。この方はポ○リス○ットを飲んでいたのですが、下痢で使用するには塩分濃度が薄いので止めてもらい果物と塩番茶で失われたミネラル補給をしてもらうことにしました。


ポ○リス○ットの水分が下痢の回復を妨げていたことも考えられます。脱水予防の視点は重要ですが、発汗時は主に水分を下痢嘔吐時は主にミネラルを補給することにポイントをおく必要があります。


シャクヤクは筋肉の異常状態を改善するのですが、テンカンにも応用されてることから、電気生理的な作用があるのではと考えています。このように考えると不整脈にも応用できるのではないかと思うのですが、まだ相談を受けたことがありませんので仮説段階です。


もうすぐ開くシャクヤクの花を楽しみにしながら、シャクヤクの効能に思いを巡らせています。この時期は、本当にたくさんの花が開き目を楽しませてくれます。頭を休めるには、とてもいい時期ですね。

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