ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-05-21 ピロリ菌と胃ガン

今朝、古代米の田植えをしてきました。数年前から少しずつ増やしてきたのですが、ネズミやスズメに食べられたりして増えたり減ったりで食べるほどの収穫にはなりません。今年は少し食べられる予定でいます。


昨日出席した講演会は、ガン研究の先端を覗いた気分になりました。京都大学大学院消化器内科学教授千葉勉先生による「H.Pyloriによる胃発癌機序」と題された講演は、胃ガンだけでなく消化器系ガン全般に話題が及びました。


難しい部分は省略しますが、炎症があるとAIDという物質が多く体内で出来、それが遺伝子変異を進めるということです。遺伝子変異(すなわち遺伝子のキズ)が、正常細胞をがん細胞にする原因であることはご承知ですね。


がん細胞1個には大体50個以上の遺伝子のキズがあり、AIDを増やさない薬が開発されれば、ガンを予防できるかもしれません。


今の研究では、発癌物質(原因)の種類によりどのような遺伝子変異が起こるかわかってきています。つまり「このガンはタバコが原因だ」あるいは「ピロリ菌が原因のガンだ」ということが遺伝子を調べればわかるのだそうです。


信じられないことですが、その結果日本人の胃ガンでは焦げた食物の影響は大きくないことがわかりました。一番大きいのは胃ガンの場合ピロリ菌なのです。ピロリ菌が関係しない胃ガンは2〜3%程度だと言うことから、ピロリ菌が見つかったら除菌したいと思うのです。しかし現在の保険診療では胃潰瘍がなければ除菌は認められませんから、抗菌性のある薬草や漢方薬を使うか自由診療で行うかしかありません。


胃の場合はピロリ菌による炎症がAIDを多く発現させ、遺伝子変異を招いてガンが発生します。他のガンでも炎症の存在が同様にAID発現→発癌の流れがあります。このことから炎症を如何に抑えるかが重要になってきますね。


漢方薬の多くは炎症を抑える働きがありますので、漢方薬を継続して飲んでいるとガンが予防できる!ナンテ結果がでるといいなぁと考えているのですが・・・。そう言えば大阪大学の研究だと思うのですがC型肝炎の方で漢方薬を飲んでいた人の方が肝臓ガンが少ないという研究が10年近く前にあったことを思い出しました。

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