ひろはし薬局 廣橋義和ブログ

2009-06-12 胃腸薬と食中毒

新型インフルエンザではWHOからようやくパンデミック宣言が出されました。北半球では小康期に入ったとは言え、少し遅いかなという印象を持っています。病原性が低いのがせめてもの救いで、病原性が高かったら被害はどの程度拡がっていたことでしょう。日本の対応にせよ、頼れるのは自分自身かも知れませんね。


食中毒の本格シーズンに入りました。昨年は賞味期限改ざんで揺れた食品業界ですが、賞味期限消費期限はあくまでも一定条件での目安に過ぎません。保存条件は各家庭で異なるわけですから、目安にしても絶対的なものでないことを肝に銘じるべきです。


完全ではないものの私達には味覚・嗅覚が生まれながらにして備わっています。期限を参考にしながら、味や臭いの変化に気をつけていれば多少味に変化はあっても体調を大きく崩すことにはならないでしょう。以前はこのようにして食べるか食べないかの判断をしてましたね。現代では必要性は少ないですが災害など異常事態ではこのような感覚が大切だと考えています。


さて少し前までは”酸なき所に潰瘍は生ぜず”と、胃潰瘍などの原因として胃酸が悪者扱いされていました。ピロリ菌の発見からは見方が変わったものの、逆流性食道炎の増加や抗血小板療法としてのアスピリン使用により、制酸剤が多く使用されています。また薬局などでも制酸作用のある胃腸薬は販売金額が高いのです。


胃酸はタンパク質の消化のほか、病原菌を小腸や大腸に進入させない生体防御の役割もあります。ですから必要以上に胃酸を抑えると病原菌を防ぐことが出来ません。私は海外旅行とくに東南アジア方面への旅行では、制酸剤入りの胃腸薬を避けるようアドバイスしています。


これからの食中毒シーズンに日頃制酸剤いりの胃腸薬を飲まれている方は、少しだけ注意したほうがいいのではないでしょうか。制酸剤の入っていない胃腸薬を選ぶのも一つの方法でしょう。漢方胃腸薬もいいかもしれませんね。


ただ漢方系の胃腸薬といってもアンチュウサンなどは制酸効果のあるボレイが入りますので、全部が安心して使えるわけではありません。


でも衛生状態のよい現代の国内においては、そこまで考える必要はないのかも。一番の基本は、食品は早めに消費することですね。食中毒がないことを願っています。

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